自走不能! エンジントラブル!
(ダイナモ編)



10月暮れの某日。
出勤途上の新目白通り高田馬場ガード下付近の信号待ち中、カタカタカタカタと音が聞こえてきました。 一瞬マイティアナか?とは思いましたが、アイドリングしてるし、まさかなぁ〜。これは近くに原付でも止まってるな。 こりゃあベアリングがイカれてるぞ〜と思いつつ青信号でスタート。

高戸橋交差点まで前進し、再度信号に引っ掛かりました。するとまたあのカタカタ音が…。
しかも今度は私の前に車が1台止まってるだけです。不信に思い軽くアクセルを 空吹かししてみました所、エンジン回転数に比例して
なんとカタカタ音も回転が上がります。
カタカタ音源はマイティアナで した。

 判明と同時に一気に血圧が下がります。パニックに陥りやすい状況ですが、 私は意外と馴れてるのかこう言う局面でも実にクールに対応できます。まず考えたのが、 これはエンジンを直ぐに停止させるべきだろうか?
しかし、ここは新目白通りと明治通りの交差点。ここでエンジン停止させてジャフを待つなど恥ずかし過ぎてできません。 あと、エンジンを一度切ると二度とかからない可能性もあります。
音は出てるが最初に気がついた場所からここまで動いて来たわけだから。あと少し動かしたとしても然程の悪化はないだろう。 どーせ壊れてる訳だし…。とりあえず安全圏への移動を試みる為に高戸橋を左折し、路地を左折しさらに路地を左折し新目白通りまで 戻って新目白通りを右折して修理工場方面に頭を向け、さらにレッカー車による収容作業がやりやすそうな場所にティアナを止めます。

カタカタカタカタ音を奏でつつ移動しながらジャフには救援要請致しましたが、その移動中にバッテリー充電警告が点灯しました。

お〜これは患部の特定がかなり絞れるティアナからのメッセージです。充電が正常にされていない訳であり、充電を司る機関の故障と 特定できます。路地ではカタカタ音を聞いてか歩行者の方がいつになく避けてくれたので助かり、事態は好転の兆しか?と錯覚に見舞われる反面、 近い未来に「電圧低下と同時に墜ちる。」  ← 今年はVマで何度も堕ちてます。
  とか考えながらなんとか適地に接岸しました。


JAF到着


待ってる間、暇なんでこの文面の骨子を携帯で入力中に予定時間丁度にジャフさん到着します。 軽くボンネットを開き症状を確認されてました。この時点でダイナモ付近と判明。ベアリングなのかそれ以外なのかの特定には 至りませんが、今判明しても修復できない以上追求には意味がありません。

手馴れた作業であっと言う間に収納されていきました。


さっきまで上ってきた新目白通りを今度は下り某ディーラーに向かいます。 レッカー車の車内で色々なお話を聞かせて頂きました。


主な話題は


1 この方は年に2000台は救援されてる事。
   (私の年間営業回数を越えてます)

2 個人タクシーもよく運ぶと言う事。

3 (2)の中でもティアナは特に多く救援すると言う事。

4 ティアナは過去に約30台位救援し
  ミッショントラブルは3台あったと言う事。
       等々です。

興味深いのは4のミッショントラブルです。救援要請の約10パーセントの発生率ですから改めてティアナのミッションは 弱いとの認識に至りました。私もあと一回は覚悟が必要ですね。 そうこうしてる内に某ディーラーに到着し、駐車スペースにティアナを放り込んで帰ります。 このジャフ隊員の方は実に親切な方で最寄り駅まで送って頂きました。この場を借りて改めて厚く御礼申し上げます。



送って頂いた駅前をぶらぶら散策してたら最近掲示板にカキコしてくれない旧車のクラウン(現ゼロクラ)さんを発見。 近寄ると「こんな所で何してんの?」と申されます。正直「それはアンタだろ。しかもゼロクラの新車で!都心行け都心!」とは 思いましたが、敢えて口にはせず、カクカクシカジカと経緯説明した所「家まで送るから乗んな〜。金いーから」と おっしゃって頂きました。が、ブルーな気分で終電間際の下り列車にも乗ってみたくなり謹んで辞退しました。 久々に電車に乗り帰宅しました。電車もなかなか楽しいものですね。(人間観察)

追記

お客様に御迷惑をかけなかった事は唯一の救いです。


2007.11.1




翌日のディーラーでの修理状況

ダイナモ交換(丸投げ編)


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