考察!ウォーキング

法人タク時代も歩きませんでしたが、個人タクシーを開業してからは殆ど歩きませんでした。


 法人時代は会社に行く時や帰宅時に歩いたり、社内を点呼や着替えやなんだかんだで歩きます。 しかし、個タクは歩かない。 家が営業所ですから寝て起きたら会社に居るのとおんなじです。
開業当初、試験的に丸1日万歩計を腰に吊るしてみた所、1日の歩行記録はなんと308歩でした。 出庫も帰庫時も車庫はすぐそばにありますので1日千歩以内しか歩かない方はかなり存在するかもしれません。

 足は第二の心臓なんて言われており、歩く事で血液の循環がよくなったりする訳ですから歩かないと絶対に健康にはよくないと思いますし、 500歩以下はおそらく致死量かと思われます。
とは言っても用もないのに歩くのは酷だし第一面白くない。一人で公園や土手に行ってもホントつまらないですし、下手すれば不審者です。 実は私も週末は例外として毎日は歩かないタイプでしたが、我が家の愛犬「黒ラブのクロ」との生活を始めてからは雨の日も雪の日も 毎日(ほぼ)最低1時間は朝夕(帰庫時と出庫前)と2回散歩に出かけてます。 完全に習慣化に成功したので全く苦にはなりません。
以前は毎年二回は風邪に悩まされておりましたが、ウォーキング効果からか全く風邪をひかなくなりました。単にバカだからかもしれませんが毎年行う、 血液検査での計測数値を見ると確実に理想数値に近づきつつあります。

要精密検査や要経過観察等のタクシー乗務員の診断結果に頻繁に見受けられる文言は 全て消えてなくなりました。 ウォーキング効果により、健康状態は良好になってると高い確率で言えると思います。

ウォーキングは健康維持効果に加え、さらに道路交通を学ぶ絶好の機会でもあります。

「何を今更」と思われるかもしれませんが、いつも車移動ばかりの歩かない人ほど学べます。


それは「歩行者の立場で見た道路」です。


      例えば

どう言う運転の車が歩行者から見て感じよく見えるか?


逆にどんな運転の車が非礼で感じ悪く見えるか? 等です。



これは歩かないと分からない事も多々あり、双方の立場で考えるチャンスでございます。



また、こちらも歩いてる分、歩行者や自転車も同じ立場でゆっくり観察でき、動きを予想したりしてると結構楽しく観察できます。

例えば

歩行者の信号待ちの様子
タイプ別で分析

道路横断の様子
横断に伴う左右の確認作業を年齢別に分析

自転車の止まれ表示の励行率
自転車の無灯火率


キリがありませんが、どれも「どーなんだろう?」と思えば思う程興味深くなるから不思議ですね。
歩いてる分ゆっくり観察できる事はメリットです。 歩くと車社会で見えない物が色々と見えてくるから面白い反面、車に乗る時には一切歩行者や自転車に期待できない現実を知る事ができます。

単純に歩くだけなんですが、個人的には有意義な時間と位置づけており日々楽しくウォーキングしております。 観察を重ねて思うのが、歩行者や自転車は権利者意識の塊だと思えてなりません。
道路では歩行者に代表される所謂交通弱者が法的に守られてるのは確かですので自分自身も「車が避けるだろう」と安易に思いがちですし、 車が交通弱者に配慮するのは当たり前の事です。しかし、自身はマナーを守らず車にだけ義務を強要するような考えは甘えとしか思えません。
いくら優先権があっても無理な横断や飛び出し等では事故に合うリスクが高くなる上、何より跳ねられて痛い思いをするのは自分です。 私は優先権に関係なく痛い思いは嫌ですね。

車の方も「歩行者が避けるだろう」と考えてるような運転をされてる方を多々お見受けします。双方が希望的観測に基づき「避けるだろう」と お互いに甘えあった瞬間が事故に繋がる一つの要素かもしれません。いかなる立場でも道路上で権利を主張するからには義務は励行したいなと思う 今日この頃でございます。他人に義務の励行を期待する事なく…。

2008.03.02


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追記



個人タクシーのご同業者で犬を飼われてる方は
少なくありません。


仕事柄、家に居る時間が長く朝夕の散歩時間が容易に取れる事で快適な愛犬生活をおくれます。
ご同業には愛犬家が多く、お陰で一緒に郊外へ犬を連れて 遊びに行く事も多々あります。

画像は赤坂無線待機中にケン太パパさんと
ワンコ遠征進行先検討時の画像。




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