危ない高速道路!
 ETCレーン編

高速道路で危険な場所の一つにETCレーンがあります。

 基本的に制限速度内の通過が望ましいですが、かなり遅い速度に設定されてます。
概ね20キロ位でしょうか? エライ低速度設定です。 しかし、現実はどうか?
皆さんビュンビュン通過されており、50や60当たり前。バーがない場所だと100キロ位の猛スピードで通過される方すら存在します。 その通過する様は新幹線のぞみ号がローカル通過駅を走り過ぎるあの光景を彷彿させます。

そんなETCレーン通過時に1日に2度も焦る日がございました。


私は基本的に道路上においては他人様を信用してません。 例えば青信号で交差点に進入する場合でも、交差する赤信号を無視してやって来る車がいる可能性を排除致しておりません。
したがいましてETCレーンを通過する時も係員の飛び出しや先行車の急停止等は常に起こり得る事。と理解しております。 ただ可能性なので毎回100パーセントのつもりでの対応では疲れてしまいます。
よって体験で集めたデータ(運転者の年齢性別並びにタイプ、ナンバープレート、車種、年式、改造度、運転操作等)を元に当方が独自に審査し、 どう言う行動に出るかをある程度予測し、局面に応じて危険度を個別に割り引いたりしながら走ってました。 
 
 この日までは…。

来月はお盆休みがあり、売り上げ減が分かっておりますので、7月は頑張ろうと通常には出ない曜日にも出庫致しました。

チョロチョロやって深夜帯に入り、初の無線配車の行き先は横浜の大船駅まで。 「こりゃあもう帰ってもいーかな?」なんて考えながら飯倉から首都高速に入り、羽横線(羽田〜横浜)を経て横浜新道へ入ります。
その横浜新道料金別でETCレーンに入ろうと車速を減速し、レーン進入体勢にはいりつつある中、 後ろから猛スピードで追い越してきて私の前に入られたアルファードに続いてレーンを通過しようと進行します。

1件目

 今回のアルファード。納車後、半年位でピカピカです。 横浜ナンバーでしたので地元の方の可能性が高く、ETC専用レーンにETC未搭載で進入する可能性は極端に低いはず。増してトヨタの 高級ワンポックスだけあってETCを取り付けてない可能性は極めて低い。
レーン通過時に停車する確率は3パーセント位と判断。しかし、レーン機器故障やETCカードの入れ忘れ等の場合を想定し、五分五分のつもりで 追走します。
そして…。

 アルファードがレーン進入時になんとバッテンマーク(×)が表示されました。一瞬、車検場の検査に落ちた事を思いだしましたが、そんな事は 置いといてゲートが上がららないので当然アルファードは停車しました。
慌ててハザードを点滅させて私も止まり、後続車の有無を確認する為にもルームミラーを覗きます。 幸い後続車はなし。 追突される可能性は低くなりました。 バックして抜けようかとも思いましたが、高いリスクを考えますとそのまま待つ事にしました。 結局このアルファードさん。現金でお支払されてましたね。 急いでるんなら現金ゲートに入ればいーのに…。
見えを張ってETCレーンに進入したのか現金レーンより清算が早いと勘違いされてるのか知るよしもありません。 確かに並ばなくても済みますが…。  裏技か?


2件目



大船から個タク村へは戻らず、赤坂再進入し、配車を受けます。今度は横浜の井土ヶ谷。
「今日は首都高1号線(羽横線)の日かぁ〜?」と思いつつ先ほど同様飯倉ランプから入ろうと大手ハイヤーさんの後ろについて進入を試みました。
さっきの一般車と違い、今度はプロのハイヤーさんです。しかもセンチュリー。
大手ハイタク会社のエンプレムが光ってますし、 これはいくらなんでもETCだろう と、かなり楽観しながら追走しました。
そして料金所にセンチュリーが差し掛かった瞬間、なんと係員が両手をバッテンにしてセンチュリーに止まるように指示を出します。(汗)
律儀にセンチュリーさん急ブレーキを踏むもんだから焦りましたね〜。 いっその事、突破してくれた方がよっぽと安全だと思いますが、料金所係員の方は徴収の方が大事なようなので致し方ないのかもしれません。

 この日のようにETCレーン内を一見して止まりそうにない先行車が、いきなり止まる行為は大変危険であり、 なんとかならないものなのかと本気で思ってしまいがちです。
しかし、冷静に振り返えると一方的な希望的観測を元に想像を巡らした結果でしかなく、 「考えが甘かった」としか言えないと思います。
先行車がなんらかの事情で止まる事はあり得る訳で、実際に追突した場合は後続車の前方不注意であります。
判例を見た事がないので正確な事は何も言えませんが、先行車が止まる可能性がある以上、追突すれば単に追突事故としか言えず、 追突車側の過失責任が圧倒的に高いかと思われます。


論外なオカマ事故ですから絶対に起こしてはいけません。 先行車への追突は防げても
自車の後続車に追突される可能性もございますが、 先ずは自分だけでも追突しないように
最大限の注意を払って参りたいと思います。

ETCレーン通過時には絶えず先行車は100パーセント止まるものと意識していきたいですね。

2008.7.24

※ 画像は全てイメージです。

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おまけ

画像は2回目進行先の井土ヶ谷から個タク村撤収時の燃料計

余裕で帰投できる量ですが万一、事故渋滞なんかに遭遇したら高速上で止まります。 ハラハラしながら燃料節約モードで第三京浜道路をひたすら東京方面を目指しました。
この日はいきつけのスタンドでガソリンを10円引きで補給する予定でしたので…。50リッタ−で500円お徳!


画像は燃料節約モードのエンジン回転数。

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