4号線の日


1月28日 今日は日曜日だし、昼は愛犬クロ達と柳瀬川で遊んだ為、クタクタだから運休しよう。
と決めていたが、カミさんに「長男の野球グローブを買わないといけない」と言われ「いくらすんの?」と 聞いた所、「3万円以上」。。。。。。 との返答。想像した倍だった。正に予想外。どうも硬式野球用は軟式とは物が違う事を改めて認識。
悩んだ末、予想外のグローブ代の為、23時00分予想外出庫を決意。

今日は日曜日だ。お得意さまの電話はない。 官庁も会社もやってない。 目標は赤坂某テレビ局の宅送無線しかない。 個タク村を出発し赤坂に着いたのは23時45分位。とりあえずエリア登録。さすが日曜日台数が少なく 13台目だった。すぐ10台目。赤坂某局は5台単位で呼ぶので次の次で呼ばれる計算となる。 つまり10台目も6台目もかわらない。20分程で5台目。「意外と早いな」と考えていた所、応答モードで 麹町某テレビ局を呼んでいる。

赤坂で登録はしているが、躊躇なく応答ボタンを押す。7台口だったので、 まず取れたろうと感じつつ待つ事数秒後にピー音と同時にモニター画面に「麹町某局車両室連絡」と表示され配車確定。
進行する。
 車両室に45度のお辞儀をし、「お世話になります東個協××02です」と挨拶をし、 無線番号を記帳してティアナまで戻る。待つ事数分。7台分の乗客が向かって来られる中、乗車伝票に私のティアナの 無線番号が記された乗客を乗せた。「橋本まで」外苑から首都高に入り、中央道八王子インターで下りて そこから10キロ以上は走る訳だから十分なボリュームだった。
 実車完了後、まだ一回しか仕事してないが、 帰庫しようと決めた。。昼にクロ等と遊び過ぎたので、また都心に戻って無線待機する元気はない だろう。1回でグローブ代に迫る運賃だったし、帰っていーかも…。ここから都心まで戻るのに千円以上の 高速代とガソリン代の投資、さらにパットやタイヤを磨耗させてまで日曜日にわざわざ戻る事はないな。 等考えつつ帰庫するつもりで八王子まで戻った所、応答モードで麹町某局を呼んでいる。

 まだ手薄なのか? と情報画面を出した所、赤坂と九段は待機ゼロ台を確認。さらに赤坂某局も応答モードで呼んでいる。 う〜ん罠臭い。(-.-) 都心に戻るとパタっと止まる体験を過去に何度も体験している私としては素直になれなかった。
しかし、赤坂と麹町の各局を交互に応答モードで呼びだし始めたのでグラついてきた。
う〜ん。[―_―゛]悩む。

実はこーゆー局面に行う儀式がある。FMチェンジャーをランダムモードに切替えて起動させ、その中から自動的に 選ばれた曲調で行動を決定すると言う実に厳粛な儀式が…。 早速、チェンジャーを起動し、ランダムモードに設定。 すると。。。。。「億千万億千万」と郷ひろみの2億数千万の瞳が流れ始めた。


これは ( ̄○ ̄;) 

お得意様ナンバー3のお気に入りCDだ。う〜ん郷かぁ。GOOか。。。。? 曲調もゴーだな。と 都心に戻る事を決意し、八王子インターから東京方面へ向かう。
ところで曲のサビ部分にある 「胸の花びら震わせる〜」とあるのはどの様な状況を指すのだろう?

 八王子から郷を聞き続けながら高井戸まで 戻ったが、まだ応答モードで赤坂と麹町の2局を呼んでいる。さらに霞ヶ関6番とかも呼んでいる。都心部で無線車の 絶対数が明らかに不足しているのは明白だった。これは戻る事にして正解だったと確信。赤坂トンネルを出た首都高上 で、登録ボタンを押し、赤坂エリア登録完了。なんと3台目だ。次のターンで間違いなく配車となる数字だ。
もし待つ事になってもそんなに待たないだろう。と安堵感に浸りつつ霞ヶ関インターを出た瞬間、麹町某局が 応答モードで出た。(6台口)当然、応答ボタンを押すが、いささか霞インターから麹町某局までは距離があるので 本部のGPSシステムが私を選ぶかは疑問だったが、先ほど同様ピー音と同時にモニター画面に「麹町某局車両室連絡」 と表示され配車確定。
進行する。

 通常どうり、車両室に45度のお辞儀をし、「お世話になります東個協××02です」と 挨拶をし、無線番号を記帳していたその時、 車両課の方が話しかけて来た、「随分早かったけど遠くなかったの?どこだったの?」 自分が配車してるのに 何を言ってんだろう?と思いつつ、「橋本です」と返すと「近かったね〜」と意味不明な事を言ってきた。 近い?聞き間違いをしているのか? 私には十分な走りだったが… とにかく勘違いをしているのは間違いないと思われたが、ここは無難に「とんでもございません」と返したら ニコニコ笑っている。

 ティアナに戻り先ほどの会話について整理してみた。
 
 車両の人は私が今日2回目だと知っている。
 1回目は近い場所だったと思い込んでいる。
 どうやら私の事は嫌いじゃないらしい。
 
以上を考慮すると次の仕事は近い場所とは考えにくい。もし私が車両課の人間なら今日2回来た嫌いじゃない人間に 2回続けて行き先の近い仕事をさせたくないからだ。

私の憶測ではあったが、ほぼ間違いなく的中するだろう。 の憶測どうり、無線番号××02の伝票を手に持って来られたお客様は「立川までお願いします」と申された。 厳密に言えば1回目より近いが、これまた十分なボリュームである。1回目同様、外苑から首都高4号線に入り、 今度は中央高速国立府中インターで下りて立川へ 実車完了後、一応、情報画面を見た。赤坂27分待ち。 まだいけそうだが、2回の合計売上からガソリン代+1回目の都心帰路分の高速代を引いても硬式用グローブ代は 軽く超えているし、立川からだと西東京経由で個タク村まで楽に一般道で帰れるので、もう1回配車を受ける 理由はないと判断。 27時15分帰庫する。
   約4時間の運行記録となる。