ティアナ リアブレーキ点検
減らないブレーキパッドの怪 2 |
以前、「減らないブレーキパッドの怪」と言う記事を書きましたが、懲りずにまたです。
今回はその続編となりますがフロントではなく、リアを扱いました。
数ヵ月前にディーラーで「kotaknさん。リアのブレーキパッドが残り少ないですよ。交換しときますか?」と言われましたが、 予備を持ってるし、チチンプイプイ作業なのにディーラーだとパッド交換工賃が異常に高いとの理由で「ギリギリまで使います」と 申し上げました。整備手帳にはパッドの残りの厚さと備考欄に「早めにパッド交換して下さい」と記入されてました。 確かに後輪左は3ミリを切ってます。「お〜これは替えないとダメかな〜?」 と意識するに至り、 それからほぼ1週間単位でリアパッドの残量を確認してますが、まだセンサー部がローターに接触しません。つまり使える状態なので使い続けております。 あれから1万キロ800キロも… 走らせ方にも影響されるでしょうが、この耐久性は異常です。「まさか稼働してないのか?」との懸念から 走行後にキャリパーを触ったりしたりしてましたが、触ると熱を感じます。パッドとローターの摩擦熱でしょうから稼働している事となります。 そうなるとディーラーは半分以下に磨耗した部品を見つけた場合、その客に対してとりあえず「減ってますから交換しましょう」と言うように 指示されたマニュアルでもあるのかもしれません。ガソリンスタンドで「オイル汚れてますから交換しましょう」と言うあの手法ですかね? いずれにせよ交換を推奨されてから1万キロ以上の走行ができた事実は衝撃です。過去に同様の話術で2回は交換しています。つまり二回で 2万キロ走れたパッドをみすみす放棄した事となり、勿体無い限りでございます。とは言っても実際に残量は減ってた訳であり、ディーラーの 交換推奨に悪意がない事は間違いありません。 しかし…。プロに「早めに交換して下さい」と言われてからこんなにも使えるもんなんでしょうか〜? ティアナのパッド(実際は泣き防止溝のあるフーガ用を使ってます)。は減らない交換不要なのでしょうか?と、錯覚すら覚えます。そんな 感じの中。 この日もパッド残量を黙視確認してみました。 |
ジャッキアップし、ホイールを外します。 いつもはこれだけの作業でキャリパー覗き窓からの残量確認ですが、完全な黙視確認をしたくなり、 今回はキャリパーからパッドを取り外し、手に持って確認する事にしました。キャリパー固定19ミリボルト2本を外します。上はらくですが下側は工具が入りにくいので若干、力の入れ方に苦労します。 外したボルト。 これでキャリパーはフリーとなります。気になるパッドを早速、手に持ってみます。 ↓ピストン反対側パッド ほぼ新品のパッド(左)との残量比較! 比較すると減りは明白ですが、まだ使えると言った感じです。 ピストン側の方が減りは早い感じです。毎回思うのですが、このキャリパーの作りは極めてシンプルです。対向タイプでもなく、 ただのシングルピストン式。20年位前のバイクと同じ構造なので恐らく進歩はしていません。オイルシールの材質位でしょうかね。まぁリアブレーキなのでこれ以上のスペックを必要としないのかもしれません。それにしても小さいパッドです。バイクと変わりません。 キャリパー外したついでにローターも点検してみる事にします。 キャリパーをオイルホースが接続された状態でぶら下げるとブレーキホースを痛めてしまいそうなので、キャリパー回りを触らない時は 適当な位置に適当なフックで吊しときます。 ローター本体 外側は全く問題ありませんが、反対側も目視確認したいので引っこ抜きます。 ホイールの隙間から見えるローターですが、黒い所は黒光りしてる方が締まる感じがしてます。 追記 今回の作業で改めて目視による確認の必要性を痛感しました。消耗部品の減り方は個体差がかなりあると思います。正に千差万別であり、 杓子定規な数値による交換時期の設定はあくまでも目安にしか過ぎません。今回の作業中に気になる部品がありました。その部品はショック(ダンパー)です。 そろそろ交時期かもしれません。 見た感じリア側は簡単そうでしたが、問題はフロント側でしょうかね。 ティアナに関しては構造の詳細や作業に伴う必要な交換部品にそれら全てにかかる予算。脱着に必要な工具類等の知識がありません。 とりあえず、調査に入ります。抜け落ちる前に…。 遊びでローダウンさせてみようかな? 2007.10.17 |