2009 夏の陣 |
先の選挙
クロと行ってきました。 投票所が散歩コースなんで… 散歩は愛犬の管理者としては日々欠かす事ができないお勤めです。 そのお勤めの余興として選挙は位置付けております。 とは言え投票場所は近所の小学校。 ワンコ同伴でもいーのだろうか? と、いつも疑問を軽く抱きつつもクロと一緒に行ってます。(笑) 到着前に大小の排出は完了させてる上、「マーキングはダメ」と言い聞かせておりますから、 校内でトイレタイムと言う事は絶対にありません。 念のため。 と言うのが一般的なパターンなのでしょうが、悲しいかな私は零細事業者。 人が休んでる時こそ働かなければいけません。 選挙の日は忙しい ご同業の方も日曜日は休みが多く、面白いテレビ番組でもやってようなら仕事に出かける気分ではなくなるものです。 結果として日曜日は旅客輸送の供給力は下がりますが、需要がないなら全く社会への影響はありません。 で、選挙の日のタクシー需要はどうか? これがあるのです。 投票を終えられた方を投票所からご自宅までお送りするとかではなく、報道機関から必要とされるのです。 業界以外の方に簡単に説明致しますと、選挙と言えば「特番」です。 間違いなく生放送なので報道各局はスタッフさんが、すし詰め状態だと思って間違いありません。 特番終了後はロケ現場から撤収してきたロケ班も加わりますので各報道局は帰宅希望者で溢れかえります。 電車が止まってる時間帯ですと帰宅の足はタクシー又はハイヤーとなる訳でございます。 選挙に限らす、基本的に世間が騒がしい時ほど深夜のタクシー需要は上がると理解して頂いてよろしいかと思います。 例 組閣の日 お正月 テポドンの日 などですが、基本的には無線営業限定となります。 原則自由で動き回れるこれこそが個人タクシー最大の醍醐味であり、勤務日程が月間単位で管理されてる 法人タクシーさんと全く違うところです。 |
目指すは赤坂エリア
無線のモニターに目をやると現在の赤坂待機台数27。結構居やがるな。 日曜日に出てくる物好きが…。きっと冷たい家庭に違いない。。。。。(笑) と、思いつつガソリンスタンドでエネルギーをフル補給。残量からあと250キロの走行は可能と把握はしておりましたが、 リッター10円引きのポイント欲しさに寄りました。(笑) 航続距離MAXまで上昇 ダブルHID点灯で路上に躍り出たら年輩のご婦人から乗車のお申し込み。 ダブル点灯時だと女性にはスルーされてるような気がしてただけに少し意外に感じつつも、 停車させ、プッ、シュ〜とドアを解放。 「月島までお願いします」 意外でした…。なぜにこんな所からと… 赤坂をかすめながら通過する感じです。 いやー赤坂へ空車で向かう事を思えば大助かりの仕事なんで、気持ちとしては100円以上6割引き運賃を適用しても良かったです。 月島完了後に少し戻る感じで赤坂エリア着 65台目 不景気を反映してでしょうが、よくぞまぁ〜って感じですね。(-.-;) 「こりゃあ待つなぁ〜」と腹を決めて、とりあえずテレビを快適に見る為にも東京タワーの見える電波状況の良い立地に接岸。 アナログなんで苦労してます。(汗) 「どーせ家に居てもテレビ見てただろうし、画面は小さいがティアナでで見てもおんなじ事だ」と言い聞かせつつ、テレビ三昧してました。 各局とも局の威信をかけた報道特番で面白かったですね。 大方の予測通りの展開で、決してドラマチックではないのに何が面白いのかを自分なりに考えながら見てました。 大河ドラマも国民の多くがその顛末を把握してる訳ですが、それでも根強い人気がある。楽しみ方としては決まった史実(説)をどう俳優が演じるか? を楽しむ。 例 石田三成役の俳優が、「どう負けを演じるか?」などの視点で史実(説)を再確認しながら楽しむ。負け方にも美しい負け方や不様な負け方、 等多彩な負け方がありますが、 それらのいずれかを堪能できます。2009夏の陣は。。。 又は絶対の一番人気馬のレース。ギャンブル的には全く面白くなくても、一目見ようと多くの方が押しかけます。とりあえず単勝を千円買って自身も大一番に参加してるような錯覚を楽しむ。 |
↓ 画像は明けの東北自動車道浦和料金所 (上り) 「あ〜仕事しに出てたんだぁ〜」 と思い出したかのように迎車進行します。 神奈川県(住所は)まで進行。 完了後に悩みます。 国道246を上りつつ、赤坂に戻るべきか、帰宅するかを…。環状八号線(環八)の直前では悩みに悩みました。 環八を越えて先に進むか左折して個タク村へ帰投すべきか… 配車本数はそれなりにあるのだろうが、あまりにも同業者が多すぎる…などなど… (-.-;) ズルズルと環八を越えて、環七までに決断しよう。帰るなら環七を左折するだけだ…と考えてたらお客様発見。 表参道から赤坂エリアは目と鼻の先なので自動的に再登録します。 これが意外。 1回目と違い、台数は少ない感じ 多くの皆さんは1回目を死ぬほど待ったので、1回配車を受けただけで帰宅されたと思われました。 それでも1回目の半分位の時間を待って遂に 配車 ここは最初にお客様から渡された伝票に行き先が書いてあるので行き先を聞くまでもなく、まず見ます。 すると 鷺ノ宮 まぁありがちだな。と思いつつ発車。 一応、経路を早稲田通りか新青梅街道のどちらが希望かを聞こうと思うと同時にお客様の方から、 「霞が関から首都高に入って東北道でお願いします」との事。 「はい 。。。 ?」 改めて伝票をこっそり見てみたら「鷲宮」と記載してました。 「さぎのみや」と「わしのみや」では名前も距離も全然違います。字は似てるけど…。 とにかく「再登録して良かったなぁ〜」との思いと「クロの散歩に送れるなぁ〜」との思いが交差する中、進行。 完了後は急速反転し、東北道久喜インターから個タク村を目指します。 最も心に隙ができる時間帯だと認識しており、急ぎつつも全神経を安全意識に注入しながら走ってます。 法人時代 法人勤務時代も帰庫が遅れると急いで帰ってはおりましたが、心中の乱れは当時とは比べものになりません。 運行管理者に「帰庫時間厳守」と言われてた事を思い出しますが、運行管理者を待たせる事は屁とも思ってませんでした。 始末書で済むし。。。 私が法人当時を唯一思い出すのが、急いで帰る瞬間です。 テレビや新聞で報道されてましたが、その数、1社で800台以上だそうです。何より1社だけで800台が対象になる事が凄いです。 さすが大手! 保有台数が違いますね。 このような権力の行使を見せつけられた法人各社は「帰庫時間厳守」と今後は今以上に叫ぶ事でしょう。私以上に急いで戻る法人ドライバーさんが 増えそうですので気をつけたいですね。 お互い! |