日産ティアナ テールランプ交換!
格安! ヤフオク修理

昨今の日替わり気温10度差攻撃に疲れ果てての無線待機中の爆睡タイム。


ちょうちん所属ティアナのご同業から一本の電話が…


「いやー参ったよ。テールランプが割れちゃった。ちょっと見てよー。(泣)」


比較的近くにいたので見に行くとしっかり割れてました。^^;

ディーラーだとテールランプの交換修理代は数万円だって言うんだけど、なんとかならないかな?」

先輩なんで放置もできないなぁー。と思ってたら私は配車。
壊れた原因には興味がわかなかったのでどーでもいー事には一切ふれず、

(-.-;) 「考えときます。」と だけ言い残してその場を去りました。

来年、車(レジェンド)の入れ換えをされる方ですから修理代にあまり出費したくない心境は理解できますので、 めちゃくちゃ忙しい私ではありますが、一肌脱ぐ事に。

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早速、ヤフオクでティアナ前期用テールランプ左側の検索かけました所。

2点ヒット

意外と少ない (-.-;)

まぁ…。費用は先方持ちだし、なんでよかったのですが、とりあえず比較的美品の3000円のヤツに入札しました。 すっかり忘れて放置してましたが、仕事中に携帯への落札通知で入札してた事を思い出します。(笑)

仕事から戻ると出品者から振り込み先を記した連絡が届いてたので、返信と同時にジャパンネット銀行口座から送金し、決済完了。
すると翌日にはティアナのテールランプは届きました。 本当に便利な世の中を生きてます。

物はあるので取り付けるだけですが、いつもどうりにMAVICさんとこでテールのキーワードを検索しまくって予備知識をサラッと吸収し、 設置の際には「防水面だけ気をつける必要性がありそうだ。」と予習

水の進入の可能性が高そうな部位の確認とその予防方法を図上演習で複数発案し、テールランプ設置時に必要となりえるだろうケミカルや工具をピックアップします。

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そして天気の良い日に交換するべく出張しました。



届いたテールランプ



比較的美品
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裏側

テールランプから突き出る三本の金属ボルトを車体側に通し、主にナットで固定する構造を確認。



他に樹脂製のピン1本(画像外)とプラスチック棒2本の計3本が左右の端にあるが、
浮き止め程度の役割分担と推察。
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出張

トランクを開けてテールランプ取り付けナットを露出させる為に必要な範囲の内張りを取っ払います。
日産車特有のプラスチックピンをマイナスドライバーを使って芯を浮かせ、引っこ抜いてまわります。



作業に支障のないスペースを確保するには最低4本は抜きたい所です。



フック兼用のプラスチックピンを外しますと、トランク開口下部のカバーは
左にスライドさせながら持ち上げれば簡単にはずれます。



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ネジを外し、内装をめくって作業します。

テールランプに刺さってる各バルブ(テールランプ、ウィンカー、バック)をソケットごと
反時計回りに回してて取り払います。



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最も慎重に扱う部位

このプラ製のピンをフリーにします。



先端の開いた突起部をプライヤーで摘んでボディー側の穴を通過できる幅である事を目視確認しつつ、
テールランプを少し引いて、先端部がちょこっとでも穴の中に入ればフリーです。


この状態だとプラピンはいつでも抜けますが、テールランプ本体を引っこ抜くまで放置します。

注意点

このプラピンの根元のゴムパッキン。事前リサーチだとトランク内への雨水の進入の多くは
ここかららしい。 したがって、ゴム質の劣化状況(へたれ具合)を入念にチェックします。

プラピン全景



「へたれ」に備えて一応、耐熱耐水ガスケット半生タイプを持参はしてましたが、
見た感じではまだまだいけそうな印象を受けたのでとりあえず普通に取り付け、後の雨漏り診断で
補強が必要な症状が見て取れましたら半生タイプガスケット投入とします。


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固定ボルトのナット3個を外します。

外側の2本の樹脂棒にはテールランプ本体からプラ棒が2本入ってるはずですが、
どーする事もできません。 つまりどーしようが関係ない程度のシロモノと解釈。

接点6カ所ともクリアーとし、外側から引っこ抜こうとしますが、抵抗があって軽めの引きでは無理。

引いてダメなら押してみろと言う事で押します。
既にテールランプは壊れてるんで容赦なくボルトは押せます。遠慮なくハンマーで!^^;



とは言え軽めのコツンと叩く程度でもテールランプは5ミリ位は浮きますので、なんて事はありません。 少しでも浮かせられれば車体後方から手で引けばテールランプは抜き取れます。
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テールランプが引っこ抜かれたボディー。汚い。(笑)




引っこ抜いたテールランプ

日産ティアナ テールランプ画像

この破損部位だと車検はパスしそうですが、みっともないですね。^^;

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仮付けし、雨漏りチェック



出先なんでペットボトルに真水を入れて絞り出しながら高圧で噴射する簡易テストを実施。
3リッターぶっかけてみましたが、内部への水の進入は確認できませんでした。
各パッキンの再利用は不可と日産マニュアルにはありましたが、
意外としっかりしたゴム質のようです。 さすが純正!?

電球ソケットを取り付け、テールランプをしっかり本締め固定したら作業は完了
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作業を終えて

とても感謝して頂けました。同業者相手の場合の謝礼は相手の顔色を見ながら「安い」と思って頂ける額しが提示しません。
あまりに安く感じたのか、そのまま牛角にも連れて行かれました。
アナログ人相手の商売は楽しいですね。(笑)

追記
不景気のせいか修理依頼が増えてます。いかんせん身体が一つしかございませんので対応には限界があります。 どうかご了承くださいまし。

2010.4.29
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真似をされる場合は自己責任でお願い致します。当方は一切の責任を負いかねますのであたかじめ御了承下さい。