自動車ブレーキパッド交換!
TEANA 法定3ヶ月点検 事前整備 |
事業用自動車に欠かせない3ヶ月点検
毎年受ける車検の合間ですから年がら年中3ヶ月点検を実施している感じです。 そんな3ヶ月点検の月にあたる11月某日 ディーラーにティアナを放り込む前に「3ヶ月事前整備」を行いました。 3ヶ月点検は車検と違って、低価格な分かなり点検項目は少なくなりますが、今回の場合は各事業者さんが 日々実施しております運行前点検から、 フロントブレーキディスクパッドの磨耗が激しい事を認識済みでした。つまり交換時期ですので、 ディーラーは必ずブレーキパットの交換を薦めてくるだろうとの読みから予めブレーキパッドを交換させておくのが 主な事前整備の目的です。 トヨタ車友の会のようなシステムが存在しない日産車は、パット交換の部品代と整備代は3ヶ月点検費用には 含まれずに実費となってしまってしまいます。 費用がかかる事は当たり前ですが、かなり割高な印象の為、予め問題のないパッドに付け替えておくのが 当日スムーズに3ヶ月点検を終える条件の一つと考えております。 |
事前作業の流れ
準備
作業 過去にアップしたブレーキネタは多いですが、フロントブレーキの扱いはなかったので軽く載せます。 過去の類似記事 リアブレーキを作業する場合の多くはキャリパーを外し、さらにディスクローターも外しローター内部に あるサイドブレーキのブレーキカス等も作業のついでに綺麗にしてますが、今回はサイドブレーキは関係ない フロントブレーキですから14ミリボルト一本外しの簡易作業スタイルで実施。 |
14ミリボルトを緩めて引っこ抜き、キャリパーをバカッと持ち上げれば パッドは「まな板上の 鯉」状態です 使いきったパットを外す。リアパッドより一回り大きいですね。 オイルがロウレベルまでしか入ってませんが、ピストン専用工具を使って押し戻すとリザーブタンクのオイル量は急激に増加します。 画像は作業終了時。油面の上昇位置に注目されたし。 押し戻す前にピストンダストシールを洗浄。 押し戻した状態 各部グリスアップ 新品パッドを装着。 心強いパッド厚に回復。 タクシー需要は落ち込んでるので当面はこれで心配なさそうです。 パッドとの接触面ではないとは言え、ローターの錆が気になってきました。^^; さらにお決まりのコーティングをしながら作業してます。 タイヤを付ければ作業は完了です。 このまま走り出すとブレーキはスカスカなので止まりませんから大変危険です。 エンジンを起動させ、ブレーキペダルを数回踏み込んでピストンを適正な位置まで 飛び出させてから走り出しましょう。 私はピストンを適正位置まで出しきった段階で、オイルラインに混入してるエアを 抜けやすくさせる為に開放させておいたブレーキオイルリザーブタンクの蓋を閉めてます。 さらに新品パッドはアタリがつくまで制動力をフルに発揮できませんので、パッドとローターが、 しっくりした関係になるまでは大人しく走りましょう。 パッドとローターとの接触面積が縮小したにも関わらず、 制動力が上がったような気になります。 何よりパッドグリスの効果からか、いかなる速度域の制動操作でも「キー」とかの 摩擦音の一切をカットできました。 今回のグリスは優れものかも。。。 今度、リアにも同じグリスを注入してみます。 あー面白かった!^^ 車体維持整備に戻る |
後記
「何も整備に出す前に整備する必要はないんじゃないか?」と言われるかもしれませんが、全くもって仰るとうりです。 どーせ業者さんに出すなら最初から丸投げして言われるままの代金を支払うのが最も効率的な方法だと思います。 とは言え、丸投げだと部品交換を提案されるままに交換せざるを得ないムードに支配されてしまいます。 業者さんを信頼されてるのであれば全く問題ありませんが、私の場合はどーも交換サイクルに納得できない事が多いのです。 まだまだ使えるのに「交換しましょう」と言われてるような気がしており、パッドの場合はあと半年使えても真顔で交換を 奨めてきます。 前にもどこかで書きましたが、悪意があるとは思ってません。 3ヶ月間使用に耐えれる量未満であれば交換を奨めるのは当たり前で、悪意があるどころか親切だとも言えます。 しかし、年がら年中、車体の運行前点検等で各パーツの消耗状態をチェックしていれば、3ヶ月間使用に耐えれないと思われる 理由での部品破棄はもったいないと思ってしまいます。 極端な言い方だと使用眼界日直前まで使ってもなんら問題はないのです。 先方はそんな事情を知る由もない訳で、マニュアル通り交換を奨めてこられる訳ですが、毎回、断るのもなんだし、 断れ続けるのも面白くはないでしょう。 このやり取りが実は一番ストレスだったりしますので予め問題ない状態に仕上げてから点検整備に出すスタイルが 定着してしまいました。 私の場合は純粋に車やバイクいじりを楽しんでおり、各パーツの消耗状態の過程や交換した場合の効果の検証等が 面白くてしかたがありません。 増していじる事は実益を兼ねたりしておりますので楽しさは倍増致しております。 今回の場合、何もやらずにディーラーに丸投げしたら間違いなくパッド交換を余儀なくされたと思われますので、事前整備の効果で 1万円は経費圧縮ができたと思います。 100年に一度の不況下とは言え、経費を削って利益に回す今回の手法で純利益1万円を簡単に捻出できた次第です。 車体維持整備に戻る |