2012 車検更新!
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美しい日本
幾多の壁に遮られ全く景況感が冴えない上に、幾度の天変地異が起ころとも地球が自転を継続する以上、 月日は無情にも流れてしまって今年も車検証の更新時期が到来しました。 ここんところずーっと何故かやる事が多く車検継続検査に行く時間はあるのだろうか? 口が避けても使いたくない言葉である「忙しい」 なんてショボイ理由で、 たかられるのを覚悟で業者への丸投げなんかも検討してしまいました。 が、神様は全ての生ある者に1日24時間を平等に与えており、 忙しいと言う理由など、この世には存在しない。 時間を作る努力が足りなかった言い訳にしか過ぎない。 と、自分自身を説き伏せ、自動車検査登録事務所の インターネット予約ページへ最初の1歩でアクセス。 「さぁー。予約を入れるぞぉー」と、ログインしようとしたものの、IDから暗証キーまで全て忘れてる事が判明。 暗証キーを忘れた場合、メールアドレスを入力すればそちらに案内が届くらしかったが、 どのメールアドレスで申し込んだかすらも忘れていたから万事休す。(笑) 現在のパソコン文化 便利な時代なのは間違いない反面、本当にIDやら暗証番号だらけで管理能力を問われますね。 こんなしょーもない初期段階で挫折してられないので、先に進みます。 記憶を遡ってる隙はないので既存のIDは迷わず放棄。 何もなかった事にし、新規でID登録。 改めてログインしました。 そして予約画面を見て驚いた。翌日から予約が入れれる状態で、 閑散とした温泉宿の予約状況画面みたいな感じ。 そんな感想を抱きつつも翌日の第2ラウンドに予約を入れます。 思い立ったら吉日です。 予約を入れたらサクサク行動に移しました。 |
友好工場で、下回りやエンジンルームの洗浄コーティングしながら一通りチェックし、
各種が規定範囲内かどうかを確認したり、注油に注脂と軽く消化。
帰宅して軽く洗車したり、ライト検査用のマスクを作ったり、念のためにと各種純正バルブや純正テールをトランクに搭載。 当然、各種取り付け時に必要なツール類もトランクに積み込み屋外活動は終了。 部屋では整備手帳の記載や各種申請用紙を作製。 申請書 3号様式 重量税納付書 自動車検査票 車検証に予め期間延長させた自賠責証書もあるし、「さーて全部揃ったかな。」と、 思ったら自動車税の領収書が一点だけない事が判明。 まーいーか。 明日現地で再発行しよ。と、準備を整え翌日に備えます。 で、翌日 10時の受付時間に合わせて現地入りし、先ずは自動車税納税証明書の再発行。 ↓ 画像は再発行申請書 6種類(リサイクルは経過期間を過ぎたので不要)全ての書類を揃え、 納税確認印を頂戴し、重量税と申請手数料の印紙を購入し、 ユーザー車検受付で検印をもらい、ラインに並びます。 今回は6番ラインに並びました。 5か6なんだけど、6には個タクが3台並んでたので、つられるようになんとなく… 検査官の10時からのお茶タイムが終わると同時にラインは動き出します。 「だるまさんが転んだ」ペースで少しづつ前進。 東京駅の乗り場ペースか。。。。 ガソリン残量が少なかったし、近隣住民の皆様への配慮、 ひいては地球環境を考慮してエンジンを切りながら鈍足前進。 30分ほどでハナバン手(先頭) 外観検査はオールクリア。 今年もバルブ関係は全てOK!全て車検対応の電装だと実証明した。 まあー。予定どうりなんだけど、やはり安堵しますね。ほっ そんなんでライン母家に進入開始。 実は一点だけ気になっていた事があり、ここからはドキドキしてました。 車検に合わせて、オイルが微量に漏れ出してたエンジン右バンクのシリンダーヘッドガスケットを交換していましたが、 修理前に垂れていずこかに滞留したオイルが、前日の洗浄した以外の見えない場所から垂れてこないか? それが下回り検査の時に巡り巡って垂れてこないか? もし垂れて検査官の目ん玉の中にでも入ったら、たとえ一滴のお汁だとしても ブチ切れて「不合格」と言ってくるかもしれない… そもそも漏れてたのはヘッドガスケットだけからだったのか? 漏れたオイルで他にも漏れてる箇所の発見を困難にしたりしてなかったか? バワステポンプにオイルが垂れて濡れていたが、実は垂れて濡れたのではなく、 バワステポンプからもオイルが同時に漏れてたりしなかったのか? と、際限なく疑心暗鬼に陥りながらも、ヘッドライト、スピード、ブレーキ検査をクリア ここまでの検査結果を自動車検査票に打刻します。 |
電光掲示板も ○ のオンパレードで 順調順調!
と、好材料だけを考えるよう努力し、 楽観ムードだけをイメージするも、やはり気になった。 気になりながらも下回り検査目前の排気ガス検査まではオールクリアで進塁し、 排ガス測定器をマフラーサイレンサー部分に押し込みながら考えた。 下周り検査まで全てクリアしたとしても、一箇所でも不合格なら車検証は更新できない。 検査最後の下回り検査が最後にして最大の壁だな。 うーん。 オイル漏れが気になると緊張はピークに達していた。 と、排ガス検査が終わり、ふと電光掲示板に目をやると… 排ガス検査 × ば、ば、バツと表示されていた。 ( ̄○ ̄;) 目を疑った。 生まれてこの方排気ガス検査でおっこった話を古今東西聞いた事がない。 私自身。。。。 今までバイクも含めると、のべ3桁の車両台数をラインバスさせてるが、排気ガスでのバッテンマークは皆無。 15年落ちとかの古くてくさーい車も何台も通しており、「なんでこんな無意味な検査があるのだろう。」って常々 必要性を感じていなかったのが、排気ガス検査。 その排気ガス検査で、まさかまさかの不合格は受け入れ難い衝撃的現実だった。 これは検査機の故障ではなかろうか? と、先ず検査機器不良を疑った。が、もし壊れてたとしても 国交省がバツと言えば、本当はマルだとしてもバツである。 当たり前だ! 次に○が×に見える目の病気か? と、吐き気を感じながらも目をコスリコスリしたり、マバタキしたりしたが、ダメだった。 バツはやっぱりバツだった。 放心しながら、後続車の「早く前に出せー。」 との怨念が入った追い討ちビームを背中に感じ、渋々検査結果のバツ印を自動車検査票に打刻。 屈辱だった。 最後の下回り検査へ ボッケーと放心気味に掲示板の指示にしたがいながら検査を続行。 そろそろ○×の検査結果のお知らせランプが点灯するはずなんだが… と、考えてたら車の下から下回り検査の検査官が珍しく登場。 「オイル垂れたんだけど、どっか漏れてる? 」 「。。。」 「下からは漏れの箇所を確認できないので、ボンネット開けてください。 」 との事。 排ガス不合格の衝撃でヨロヨロしながら、なんとか首の皮一枚残す為にも、 気力で車外に出てボンネットを開きながらインスタントで組み上げた仮説を展開。 「あー。これは整備手帳に記入してあるとおり、右バンクヘッドガスケットの交換時にオイルを垂らしてしまい、 それらを大量のクリーナーで洗浄したのですが、隙間に溜まった残留分が時間の経過で垂れてきたのだと思います。 ふき取りが不十分で申し訳ありませんでした。 」 (しらじらしく整備手帳を開いて) さらに45度の「礼」で、ペコリ 検査官 「わかりました。」 ややもたついたが、下回り検査は ○ 下回り合格の結果を自動車検査票に打刻。 しかし、唯一「排気ガス検査」がバッテンなので、他がいくらクリアしても結果は不合格なので 再挑戦するしかない。 再検査へ 普通なら悪い箇所を修正して並び直してバッテン箇所だけを再検査します。 今回のバッテン部位は一点だけだが、いかんせん場所が悪い。 どーやってこの場で排気ガスを修正すんだ?って感じ。 「無理じゃあねぇー 」 と、久々にラインで弱気になりつつも、とりあえず並び直して再エントリー 昔なら再検査に何度も並び直せましたが、現在は2回まで… 「 まあ何回並んでも対応策がない以上、おんなじかぁー 」と、滅入ってる暇はないので、対応策を考えた。 そもそもなんで落ちたんだ? と、ここまでの流れを記憶で遡ると、 エコ運転推進車故のアイドリングストップが気になった。 地球環境保全を最優先とした結果、マフラーの触媒(しょくばい)の熱量が不十分で機能不全のまま 有害物質を焼却しきれてないのではなかろうか? そうなると温度を上げればどうか? 「試す価値はある。つか、他に有効な突発策はない。」と、結論。 ワラにもすがる心境で、マフラーエキパイ部の触媒を熱する為にライン入り口で空ぶかしの連発。 無意味な空ぶかしは東京都の条例違反ですが、今回は正当な理由がございますので、 例え帰りにガス欠になろうが、そして地球環境を破壊する事となったとしても、 直面した壁を「押し通る」しかないので吹かし上げます。 電光掲示板で「進入可」と出ると同時に再進入開始。 さっきクリアした検査は全てスルーし、排気ガス検査エリア着 シメで3回ふかし上げて、車から降りてマフラー出口を見ると完全燃焼の証である水がポタポタと垂れていた。 検査棒をさっき落ちたマフラーサイレンサーの逆側(ティアナは二本出し)にイン。 念のため周りをキョロキョロと見渡し、「頼む」と念じながらサイレンサー入り口の浅い位置にチョコンと設置。 測定時間がえらい長く感じつつ、 待つこと10秒くらい… ○ と、表示され、オールクリアー 達成! 改めて○印を打刻し、晴れて継続検査合格の検印を頂戴し、 新車検証の発行を受けました。 ふぅー 近年、「今年で最後」と毎年思いながら車検を更新しておりますが、 現在の景況感ではあまり動きたくない。 また、来年受けようかな…。 行き着とこまで行くかぁー。(笑) 壁があれば突発するだけですね! 車検攻略に戻る 車体維持整備に戻る |