パンクの日

3月15日は幸運に恵まれた日でした。
その時まで…


無線2本と予約1本とでノルマは軽く超え、楽勝モードで横横道路から第3京浜へ入り、環八まで戻りました。 夜中の2時半ですが、そのまま帰庫するつもりで環8を北上してましたが、走りながらチラッと無線機モニタ−の エリア滞留時間を見た所、赤坂エリア先頭はまだ20分台で流れてます。少し悩み思いきって用賀から首都高に入り、 赤坂まで戻る事にします。

うーん。お金はいくらあっても邪魔にならないし、欲には勝てないものだ。と己の欲深さを感じつつエリア登録待機に 入ります。帰庫を取り止めてのチャレンジですので、相応の結果は求めたいものです。今日は好調だけど、ここまで 戻った分のガソリン代と首都高代はせめて欲しい数字だな。とは誰しも思う事でしょうが、さらに戻った手間代も 欲しいなぁーとも思っておりました。 仮にこれから1時間待つとした場合はう〜ん。 最低限7500円かな?
と楽観的空想に浸りつつ、いつの間にか寝ており、気がついたら無線機から配車信号音がピーピッピッピッー鳴っ ておりました。慌てて起きて、とりあえず了解ボタンを 押し、配車先に目が移ります。希望的観測が十分達成可能な配車先であり、それ以上いやその倍もあり得る。と 判断しながら今度は時計を見た所、4時5分前でしたので待ち時間は予測どうり概ね60分位であり、 「今日はことごとく予想や感や希望的観測が当たるなぁー」自分に対しある種尊敬の念を抱きました。

エンジンを起動させ、迎車ボタンを押し、進行を開始します。ここまでは実にクールな操作だったと思いますが、 走り出して直ぐに気がついた事があります。
何やら右リアタイヤ付近からペッタンペッタン音がしており、さらに車体が右側にみるみる傾いてしまいました。 明らかにパンクの症状でございます。窓から顔を出してみた所、タイヤはペッタンコであり、誰が見ても自走不能と 判断できる状態でございました。その場で無線室に代車要請の電話を入れます。

その後、自走不能な私は実に惨めで情けない限りでした。 たまに路肩に車を止めてパンク修理する同業者を見受け ますが、はじめて心境が理解できましたね。あと、配車直後のパンクとは絶妙のタイミングだと思いますが、過ぎた事を クヨクヨしてもしかたありません。情けない応急用タイヤに履き替えて個タク村を目指します。戻りながら、赤坂への 最後の進行の為の高速代+ガソリン代に進行開始から無線待機にパンク対策時間、これから家に辿りつくまでの 総合計時間等、すべて無駄だった。2時半に環八から帰れば良かった。と心底思いつつ… 

教訓として「深追い無用。何ごとも程々に」





寝て起きて思った事があります。チユ一ブレスタイヤで一気にエアが抜けたと言う事はタイヤに刺さっていた異物が、 何らかの拍子に抜け取れ、その穴から一気にエアが放出したと言う事であります。パンクの日は高速を3往復利用して おり、もし高速上で抜け取れていたら極めて危険な状態に陥っていたかもしれません。そうなると一般道で停止状態から スタートにかけてのパンク発生のタイミングは幸運でしたね。




翌日はパンク修理を行いました。




当初、自分でやりはじめ、パンク穴に工具を入れ、ゴム栓を入れる為の環境を整えます。




ゴム栓にゴムのりをベッタリ塗り付け、さぁ差し込むぞと差し込み工具を探しましたが、見当たりません。



工具を買いに行くべきでしたが、面倒になり近くのガソリンスタンドにお願いする事と致しました。工賃2100円 









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