年末年始営業記録!

 新年を迎えてのお正月。 普通は家庭でのんびりと過ごされる事でしょう。 私も個人タクシー生活を初めてから第1週はのんびりと過ごしております。 しかし、今年は違います。それは先月の追突事故に起因します。 昨年暮れに追突され損傷したティアナが1月の第二週に入院となるからです。事前の診察では4日間の入院を必要とするそうでございます。リア回りだけでも結構な工期となりますが、仕方がありません。 ほぼ第二週は稼働できない事となりますので当然、営業収益はゼロとなります。

このような状況下で第1週も「お正月だから〜」との理由で悠長に休むとなると二週間の間、無収益期間が発生致します。 毎月の払いは待ったなしであり、支出が自力収入を越える可能性が高くなります。
しかし、冷静に考えれば第1週を休むのは予定の範囲内であり、修理期間も保険屋さんへ休車損害を請求致しますので、ある程度は補填される事となり、なんら問題はありません。ただ、いつもの払いを二週間続ける間に収益ゼロと言う状況に対して違和感を覚えました。 どーも面白くありません。 考えた末、多くは望まず「読書の時間」と割きり、年末年始も仕事する事にしました。 お正月営業の経験は来年以降にも生かせますし…。


年末年始戦歴

12月31日 大晦日
快勝。

深夜零時に合わせ都心部へ進入。零時以降は無数に出歩く人あり。無線も割合に待たず。ちなみに2008年初仕事は八王子。


1月1日 元旦
善戦

深夜零時進入。帰省の関係か夜も人影なし。東京はゴーストタウンです。景色が違って見えます。普段の都内の景観は群衆も含まれてるのだと改めて認識。 この時期の東京は人間嫌いさんも心置きなく散策できますよ。(お薦め度100) 無線は配車本数が少ないですがライバル車も少なく相殺すると「やや良」です。道路は工事もなく快適。(地方ナンバー車には注意が必要)実車後の消化速度は最良。 この日の私は行き先に救われた感が高いですが、結果オーライか…。




2日  運休


3日  運休。


2日間の快勝により、楽観論を一人空想する。油断したか2連休を実施。 連休期間に氏神様である神社本殿にて「厄祓い」を盛大に執り行う。 (足が痺れやっと立ち上がりました〜)



4日(花金)
大敗。

気分新たに出庫するも大敗。一応花金なので仕事初めの同業者多数。 人影はやや回復する。 無線は台数多過ぎ。需給バランス崩壊。早く出た人は三時間以上待ち。(赤坂) 遅く出た私も1本目でまさかの二時間待ち。全て乗客の行き先で明暗が別れる公算の中、 1回目の配車先である赤坂某ビルのお客様。当初の行き先である千葉の穴川へ進行中、霞が関インター目前の最後の信号待ちで、「六本木へ」と行き先変更。 無線は放棄し、一般営業で繋ぎ、なんとか凌いで☆☆は死守。 (非無線の方は善戦された模様)



5日
完敗

いつもの土曜日より台数多く無線配車少なし。 じり貧で受けた配車も全て採算割れ。
お陰様ですぐ戻れて読書三昧(主目的は達成)



6日
壊滅

今日も絶対にダメだぁ〜と認識しつつ出庫。 負けると分かって出るのは辛いです。普通は負けると分かれば闘いを始めない。お互い勝てると思い込み戦争となりますが、負けを確信しての私は日本人と言う事かな。 敢えて「火中の栗を拾わん」とゴーストタウンへ進行し、結果は予想どうり。一回目は待ちに待って採算割れ。二回目は明るくなるまで配車は無理と判断し、離脱。 (実質上敗走)  敗走後、ティアナを入院先へ放り込んで帰宅。(徒歩三分)


年末年始営業を終えて

 普通は休みたいのがお正月です。しかし、大晦日からお正月は意外とできます。 問題は3日以降です。(読書の時間はお正月を過ぎてからです)
今回は組合費(賦課金)だけでも…と低い目標設定であったのと読書の時間だと割りきって出た事を思えば相応の結果かもしれません。 売上を気にせず出るのであれば道路は空いてるし、貨物車も走ってなくて空気が綺麗な印象の中を実に快適なドライブが楽しめます。 暇潰しと割りきれるなら良いかもしれませんが、収益を求めて出るのは精神の崩壊に至る危険性が高いです。 特に無線は話になりません。今後は3日以降から安定期に入るまでは運休と致します。ここまで酷いとは思ってなかったので良い勉強になりました。(汗)

2008.1.8


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附録

今回の年始で読み返した本。

「 神々の指紋 」
グラハム ハンコック 著 










ひと昔前にブームを巻き起こしたミリオンセラー本です。
仮説が面白く想像力を刺激されます。賛否両論ある本ですが、世界で600万部売れた事だけは事実です。
かなり集中的な読書の時間が取れたので2度も読めました。感謝!



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