無線配車 停止 2!
2009 |
年度末のとある日
さすがに年度末らしく、昨今にしてはえらく無線配車速度が好調な日でした。 今、思えば年内最後の攻勢かと…。 又はでんでん虫最後の攻勢か…? (-.-;) で、一回目の無線配車のお客様 「辻堂までお願いします」 久々でした。数ヵ月ぶりか…。 実車後 東京に向けて走り始めながら考えます。 いや〜。辻堂はラッキーだった。しかし、一回目には遠過ぎた。 この位の距離は最後の仕事に限る。都心部に戻ったらピークは過ぎており、それどころかアブレる可能性すらあるなぁ〜。 どーしよ〜か?。。。と。。。。 とは言え一回の遠距離だけでは満足な日収にはならないので、「戻るしかない」と 渋々戻る事にしました。 しかも、奮発して高速で! 必用経費ではありますが、完全な自己負担金です。 最近は経費削減の対象ではありましたが、背に腹は変えられません。一刻も早く戻って2回目の配車を受ける為の投資と割りきり、 黙々とガソリンを燃やしながら都心部に戻る事にしました。 横浜羽田線から首都高速道路に乗り継ぐフルラインコースで霞ヶ関に戻るのが一番早い気がする中、リーズナブルな第三京浜から首都高速に 乗り直す少し面倒なエコノミーコースで戻ります。 |
いつもの待機場所(非公認)に戻ると、2台(ゼロクラ/マークX)が先に待機してましたが、2台とも15分〜25分程で配車。
1台取り残されてたらいつものさらに2台(新型ティアナさんと1型ティアナ後期)が無線待機に来られましたので暇は潰れました。
最近、暇なんで毎日がオフ会と言えるかもしれません。。。(苦笑)
あーだこーだ会話してると新型ティアナさんはお得意さまからの電話で迎車進行。 そーこーしてる内に私も無線配車されます。 待ち時間は60分位だったかと…。ただ、たべってただけですが。。。(笑) ( ̄○ ̄;) なんで。。。って感じでしたが、遂に合成音声で了解催促されます。 「了解だったら了解ボタンを押して下さい。」と… ( ̄○ ̄;) 何度も押してるんですが…。 そして遂に、「了解が入らないので配車を取り消しました。」
と 「応答がないので3時間無線配車を一時停止します」 とペナルティの発動を知らされます。 ( ̄○ ̄;) な、 なんで… (大涙) 押したんですが。。。何回も何回も。。。 とにかく3時間ブロックが確定しましたが、3時間後に改めて登録し、朝から改めて待機を開始するヤツなんか居ません。普通は。 つまり、配車ブロック = 無線業務終了を意味します。 (`ヘ´) 横浜から高速代をブチ込んでガソリンを垂れ流しながら戻った挙げ句の果てが ブロックか? あ、ありえん。 こりゃあ切り札を使うか〜。と、無線室に電話を入れました。 ※ 「切り札 = 泣きつく」 (-"-;) オペ 了解信号を確認取れなかったのでダメです。 了解が入らない場合はその時に電話頂けませんか? 取り消された後に電話されてきてもダメですよ。 (°□°;) 取り消されたから電話したんですが… (-"-;) ガチャン ツーー ( ̄○ ̄;) 終わった… |
非情な話です。個々の理由に全く耳を傾ける事なく、容赦なく切り捨てる姿勢はまさに非情だとその時には考えました。
一昔前なら泣きついたらなんとかなっただけに。。。。
しかし、後になって冷静に考えてみるとあの非情な対応は冷酷でありますが、それは私から見た場合です。 了解信号が入らないと無線車を電話で呼ばれてるお客様にお迎えに上がる無線車の番号を伝える事ができませんので、 その分余計な時間をお待ち頂く事となってしまいます。 つまりお客様から見ればとんでもない話です。 不可抗力とは言えお客様に「余計な時間をお待たせさせてしまった」訳であり誠に不本意極まりない「失態」が今回の結果でございます。 そのペナルティが無線配車3時間停止であり、その日の無線営業から完全な隔離を意味します。昨今のタクシー需要低迷期に於いてはこの「無線配車3時間」は 壊滅的破壊力で効きまして、相応の自己反省を促す効果を期待できるのは確かだと思います。 同時に組織を代表して配車を司る無線配車指令室としてはなかなかモニター画面に了解信号が入らない無線車を排除したくなる心理も理解できます。 自宅でプレイステーションのコマンドを発した瞬間やパソコンで何かファイルを作製し、最後の保存をクリックした瞬間に画面がフリーズ「硬直」したら誰だって 良い気分にはなれませんが、同様な事を無線室オペレーターも感じているのではないでしょうか。 現在の無線配車は完全デジタル方式であり、無線オペレーターは画面を見ながら端末を叩いて配車コマンドを実行しており、配車コマンド実行後に画面が フリーズすれば同じ様な心境に達するのだと容易に推察できてしまいます。 理由に関係なく、お客様をお待たせする事だけでもけしからん訳であり、さらに上記のフリーズ体験がオペレーターの怒りを増幅させてしまうのだと思いますが、 その根本にはお客様をお待たせする事なく、「円滑な配車を行いたい」と言う目的が存在します。 「円滑な配車を行いたい」と言う目的の達成に支障があるのなら無線車の1台や100台を平気で画面上から削除する等、全く躊躇う事などありませんね。 私がオペレーターなら!(笑) スパムメールを削除するのと同じです。 無線室がお客様本意で配車の効率化を日々模索されてるのも、それは組織の為であり、その働きによる恩恵を一番受けてるのは我々末端の事業者でございます。 したがいまして、各移動局は自身の為にも指令に対して遅延なく反応する必要性を時節柄改めて感じます。 そろそろ配車方式をバブル対応型から変換しても良いのかもしれないと言う事も。。。 後記 2009.4.8 |