ザ。追突事故 検証!相手が任意保険に未加入の場合。

2007年12月某日。 追突事故に遭遇。奇跡的に任意保険加入車だったが、
今後増え続けるであろう無保険運行車だったらどうなっていたのかを少し考えてみました。

当日の事故については「ひとりごと/師走。追突事故遭遇!」参照!

2007年12月の過失0での交通事故を基準に想定。

交通事故発生時の損害!

営業継続不能となります。 この日の場合、何ごともなく都心に戻れば2万円は売り上げる事は可能でした。 任意保険加入,未加入<いずれの場合も損失請求はできません。

私は寒い中、屋外で話をする事すら無駄な時間であり、損失計上したい思いです。 トランクにはいつもジャンパーを常備してますが、今回活躍できました。


修理代金と休車損害

任意保険加入

相手の保険屋さんへ修理代を請求致します。(過失割合0の場合は全額) 修理着工前、保険屋さんに車体の破損状況確認が行われる事が多いです。
休車損害も頂けます。(確定申告ベースです。改めて適切な納税の必要性を感じます)

任意保険未加入

相手に直接請求する形となります。 保険にも入らない方からの集金は困難であり、長期戦が予想されます。 裁判所の判断を仰ぐ事となるでしょう。決着しても無い所からの回収は困難です。

東個協の場合、交通共済へ加入していれば修理代は交通共済から支払って頂けます。 交通共済は先人達が築き上げた格安な制度であり、誠にありがたい制度です。
とりあえず支払って頂き、事故相手への請求交渉も引受けて頂けます。 修理代金だけで、修理期間の休車損害は支払っもらえませんが、今回のように相手が無保険車だと、 わらにもすがりたくなりますが、 「わら」の機能は十分兼ね備えてます。

この場合は東個協交通共済の指定する工場への入庫が義務付けられています。
さらに指定のステッカー類を表示していなかったり、ガラスやウィンカーが規定品以外だと 支払いを受けれない場合がございます。

免責金額
交通共済を活用する場合、免責金額が発生します。 これは過失の度合で額は変わります。

   過失が低い場合(過失0含) 5万円
   過失が高い場合      7万円

つまり、今回、私が遭遇した過失0の事故でも免責金額5万円を支払わなければ修理は受けれません。
(過失0の求償事故の場合は相手から全額回収できた時点で免責金額の5万円は返還されます)
反面、無謀運転による自爆全損事故でも7万円支払えば修理が受けれます。
(消却年数で計算されますが、お得感あり)



さらに

オプショナルパーツ装着車(所謂ドレスアッパーツ)はその純正以外の部品に対しては修理代金は
支払われません。
今回の場合はリアスポイラーが該当します。




当方の損失分を整理します。

まず発生時においての営業不能による営収の損失 2万円
修理代金は純正部品だけですので、スポイラー代金7万円
免責金額 5万円
修理工期期間の営業不能による見込み益の損失 (8万円) 

(この休車損害は長引けば長引く程、堪えます。個人タクシー1人1車制の最大の弱点かもしれません)


合計金額 22万円が負担となります。



総評

過失0でもこの数字ですので、はっきり言って大損であり、 昨今の格差社会を鑑みますと今後、さらなる無保険車の増加が見込まれます。
有効な無保険車対策としては自前で任意保険に加入するのも良いでしょう。営業車を車両保険込みで加入させると なると高額な保険料となりますが、反面、安心感を得る事を思えば安いかもしれません。 最近の都内近郊は車で生活されてる方が増えてると感じております。どこのパーキングエリアや公園周辺にも 一見してそうだと分る車が増え続けております。彼等が任意保険に加入してるとは到底信じられませんが、 責めるつもりはございません。このような社会を放置する事なく、解決に向けて努力する行政に期待したい所で ございます。
解決されるその日まで、あらゆる手法を駆使した自己防衛しかございません。

後方を走行する車が無保険だと推測できる場合、極力進路を譲る努力が一番安上がりな対策かもしれませんね。

2007.12.30

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