東京ハイヤータクシー協会会長
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東京交通新聞によると、東京の法人タクシー、ハイヤー業界をを束ねる(一部除) 東京ハイヤータクシー協会の会長に、 タクシー王子こと川鍋氏が遂に就任した。 いつかはこうなる。 事は分かってはいたが、動揺を禁じ得ない。 6年位前か、川鍋氏が「タクシー王子、東京を往く。」と言う書籍を出版された瞬間から存じ上げてはおりまして、 その瞬間から追跡の必要性を感じたお一人様でありました。 読んだ事ないのですが、噂が耳に入りまくりなもんで、、、 出版当時、東京のタクシーで所謂、大手と言われる東京四社グループの中枢である日本交通の御曹司であり、 社長就任後、自らハンドルを握る事から始め、乗務するタクシーでの出来事をまとめたのが、この書籍であった。 麻布に生まれ育ち、 幼稚舎から日本経済界の中枢人脈を構成する慶応義塾を経て、ノースウェスタンMBAでスタンフォードにも留学 お母様の祖父は藤山コンツェルン創始者で、日本商工会議所の会頭も勤めたという人。 奥様は元首相の中曽根ファミリー タクシー業界の王子と言うよりは、普通にプリンス 年齢は四十代前半と若い。 今までの日本交通社長としての手腕からも相当、キレる。 バブル崩壊で1900億円という巨額の負債を負った日本交通 (日本交通社長の座を譲られた翌日、お父さんが癌で亡くなる.) あらゆる資産を処分し、自宅まで売却すると言う、どん底の日々を経て会社を復活させた。 そのプリンスこと川鍋氏 年齢的にも東京のタクシー界を長期に渡って支配するのは確実な情勢だ。 また、彼の号令下、東京のタクシーは確実に変わっていく事となるだろう。 今回の記事にもあるが、「良いか悪いかは別、とにかくやる。 目の前のことを変えて駄目ならなおす。 生き残るのは変化できるもの。」とあるようにスピード感ある発想力と実行力は定評があるし、 SNSもTwitter、facebook、使える媒体はなんでも使う。 |
我が個人タクシー業界への影響はどうか? 正直、影響は避けられない。 法人さんは「あれやります。これやりますよ。」と、申される世の中の流れは必然的で、 実行力の優劣の差の開きが広がるのは確実だ。 仮に我が方が劣るとなると、法人タクシーから選ばれた優秀適格者の集団であるはずである 個人タクシーの存在意義に疑問符がつく。 経営者の中から選ばれた優秀適格者である若きプリンスの放つ矢継ぎ早の施策に、 対応する速度は協同組合である性質上、皆無である。 したがって、特異性が強く、一線を画す施策を持って対峙するしか対向策はない訳で、 間違っても同じ土俵では戦えない。 まかり間違って土俵入りとなると、完全アウェイのフィールド上であり、正に「思う壺」状態に陥るに違いない。 個人タクシーの事業形態では、法人タクシーを真似たり、同じ事をやっても太刀打ちできない。 異質性を如何に出すかが鍵ではあるが、一枚岩でない以上、結束しての行動も厳しい。 結束した法人タクシーに対するには、とことん個に徹した多様性に富んだ仕組みを構築し、 対極的勢力となるしか生き残る道はないかもしれない。 東京の限られたパイの奪い合いに、今も昔も変わりはありませんが、我が方に、てっとり早く相手を駆逐するその能力はない。 一方で、十分な能力を兼ね備えておられるのが、若きプリンスその人だ。 経歴、資力、血統、人脈、イケメン等 全てを備え、アナログ世代から脱した東京ハイヤータクシー協会の新会長 もはやプリンスではない。 キングである。 ひとりごとに戻る |