個人タクシー車種選考 2
不可避? 国家破綻!

早いもので来月には個人タクシー開業七年目に突入します。

開業当初は光り輝く未来に期待致しておりましたが、昨今の日本経済情勢下ではその光を失いつつあります。

まぁ。。。

毎日、日の出と日没があるように明るい時も暗い時もあるのが人生。
薄暗いならその薄暗さに早く慣れ、その中でも光り輝く明るい光源を探しながら出来る範囲の事を やっていようと思いつつ、いよいよもって営業車の買い換えを真剣に考え始めた今日この頃。

過去記事の「日産TEANA導入経過報告」(2008.8)や 「個人タクシー車種選考」(2010.3)を 振り返って見てみると随分、長い間、買い換えについて考えてる事が分ります。

短い期間で色々状況が変わってる事には驚きますが、

なにより結論を未だに導き出せない私に一番驚きます。。。。。。

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呆れつつもその分、「慎重なんだ」と、ポジティブに考えておりますが、 そろそろ先送りができない状況が近づいてまいりました。何故なら無線車として運用する場合、

  あと、最大2年間となるからでございます。
    
関連過去記事「祝 無線車使用限度期間延長!」

需要減に比例し、走行距離の伸び率も鈍化しておりますから劣化速度も遅いので、もっともっと乗れそうなんですけどね。。。。


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円滑な買い換えを目指すとなると、資金の調達やら車体の発注期間に伴い発生するタイムラグ等の準備期間を考慮する必要がございます。 それらを加味致しますと、残された時間は「実質1年と数カ月」となる訳でこんな期間はあっと言う間です。


実は昨年暮れに、一時はTEANAのJ32に当確を出したものの昨今の諸情勢で白紙となりました。

昨今の諸情勢

ここにきての原油価格。
 リーマンショック後に一瞬は暴落したものの、世界的な需要に比例して改めて伸びを強めてはおりましたが、 先日からの中東情勢の緊迫化などを受けた買い注文で急反発した影響からNY原油は急伸し、遂に1バレル=89ドル台に達してしまいました。 「レギュラーガゾリンリッター200円台もあり得る」と巷で囁かられていた2008年春時分に迫る原油相場でございます。
その当時の記事「暫定税率 復活!」


それでも何故にレギュラーガゾリンがリッター130円台なのかは皆様御承知のとうり、円高が作用してるからでございます。


密かに「円高が長続きしますように」なんて毎日欠かさず神棚に祈願しておる自分本意な小生ではございますが、 その円高すら危うい情勢に。。。。。。。
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それは

日本国債の格付け引下げ
 日本経済新聞(2011/01/28)によれば米国格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)は、27日、日本の長期国債の格付けを「AA」から、 「AA−」に引き下げたとの事。
財政難と伝えられるスペインをも下回ったその結果、円は急落し、一時83円10銭円になり、 今後も円安基調継続と時事通信の1月29日(土)6時34分配信分に記載されておりました。
格付けの更なる引下げはあっても格付け引上げは断じてない国内情勢を鑑みますと、円安基調継続は至極当然なのかもしれません。 そうなるとガソリン価格が異常に上昇してた当時を連想してしまってガソリン車を含めた化石燃料をエネルギー源とする自動車には 魅力を感じない状況に陥るのも御理解いただけるかと思います。

 格付けの更なる引下げですが、2年後には国債を国内の預貯金でフォローできない状況が訪れ、海外に引き受け先を求める状況になった 時点で日本の国債価格は大暴落し、資金調達できずに我が国は行き詰まる結果、遂には破綻すると言う見立てが囁かれつつあります。
 もし、破綻にでもなろうものなら1ドル=300円時代再来のとんでもない話となり、仮に1バレルが100ドルでも越えてようものなら松の木の油でも 絞り出さないと油脂燃料の調達なんて小市民にはできません。

輸出業界は大バルブ到来となりますが。。。。

 とにかくガソリン価格は上昇するのみですからハイブリット車か電気自動車しか選択詞は残されてないのかもしれません。 国家破綻下で現在の営業を継続する意味や実現性に疑問を感じつつも、いかなる未来が待ち構えようとも進むだけでございますが、 予想されてる国家破綻のタイミングと車の買い換えの最後のタイミング(つまり2013年)は重なるのも悩ましい問題です。

全額現金で買う資金があれば全てスイスフランにでも化けさせといた方が得策かもしれません。
(国家破綻した場合、介入してくるであろう国際通貨基金/IMF(日本も理事国)の命令で大量に保有するUS国債の売却処分命令が予想され、 その結果ドルが暴落する可能性からスイスフランを設定)

しかし、借金で車を買う場合は公営機関から融資を受けますので、国家が破綻した場合、供給先も立ち行かなくなり債券は第三者に回され 一括返済を求められる可能性がございます。

  どうであれ難しいかじ取りを迫られそうで、悩める日々は継続しそうです。

お先真っ暗なネタになってしまいましたが、

  破綻回避の可能性もございます。
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破綻回避(叉は先送り)

 唯一の方法は残されたタイムリミットからも消費税率を20パーセントにする切り札を切るしかないのですが、完全に硬直した現民主党政権が どうするかも今後の車種選考に大きく影響するのは間違いありません。
消費税増税一点だけはブレない「菅直人総理大臣」を私的には評価しており、さらに与謝野さんも加わりましたので残り少ない蘇生期間中、 全力でなりふり構わず実行して頂きたところでございます。
与謝野さんは既になり振り構っておられませんが、そうするまで「状況は切迫してるんだ」と自覚されての捨て身の行動だと 思えてならないのは私だけでしょうか?
 願わくば消費税増税に反対される野党の方々にはそれに変わる有効な対案をお示しになられない以上、 黙って「同調」頂き、残された最後の期間を最大限生かして欲しい限りでございます。
日本国債を格下げされても世界の投資家からは「懸念されつつも、日本への信頼感はなお高い」と評価されてるのはこの切り札があるからこそかもしれません。

それにしても日本の借金

当サイトで最初に借金時計を紹介した頃の借金額は600兆円程度でしたが、 現在は1000兆円の射程圏内に達し、いよいよもって破綻が現実になろうとしております。

日本の借金

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我々国民一人一人が放置し続けた結果ではございますが、 次期導入車を未だに決めかねられずに悩める日々を送りながらも日本国籍とその権利を主張す以上、 日本の借金財政の現実を真摯に受け止め、近い将来起こるであろういかなる結果も受け入れたいと思います。。。。。。

「格下げ」「大借金」と、ろくなキーワードが並ばない日本の現況ですが、 昨夜ドーハでおこなわれた2011サッカーアジアカップ決勝での日本の勝利は大きい。

日本の誇りと自信に満ちた日々の記憶を蘇らせるには十分過ぎます。 正に彼等は英雄であり、数少ないに違いありません。

2011.1.30

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