iso-2022-jpの文字化け対策!

 昨年暮れに発生した、私のこしらえたサイトを見ると一部のパソコンで文字化けする問題ですが、 新年第2週中に対応策を突き止め、現在では解決済みとなりました事をお知らせ致します。
解決までの間、該当の環境の方々には誠に不本意ながらお見苦しい画面を提供致しました事、謹んでお詫び申し上げます。

簡単ではございますが、事の経緯等ご説明致します。

兆候1
2010年12月暮れの某日。匿名のメールで「文字化けしてますよ。」と問い合わせが入ります。(第一報)
徴候1の対応
稀にある質問でブラウザの文字指定が適切でない場合が大半なので、文字指定の再設定を提案しました。(今思えば大変失礼しました)

兆候2
翌日には複数の同様メールが、匿名に混じって名前付きも届き始めます。
徴候2の対応
自宅のパソコンのMacintoshとウィンドウズの複数のブラウザで確認しましたが、文字化けは確認取れずに「扱い保留」にします。

兆候3
私の管理する複数のホームページ関係者からも同様の問い合わせが入り始め、調査を開始します。友人へランダムに電話をかけて文字化けの有無を確認するも 有無が双方存在するので混乱します。

兆候3-B
同時期に掲示板にも文字化けネタで書き込みが入り始めます。

認識
この時点で未確認なるも「問題発生」を認識します。

どんな状況が何故に起こっているのか何も分からないまま。。。。。。。

何もわからないので手も足も出せないその日は組合事務所の詰番日だったので出仕します。

とりあえずデスクの私のパソコンを起動させて個人タクシー生活を開いてみますが、文字化けしません。 「キツネやタヌキに騙されてるんじゃあなかろうか?」 なんて思いつつ組合で一番稼働してるパソコンで開いた所、驚愕します。
正に文字化けしておりました。「これがそーか?」と遂に目撃に至ります。

こんな感じ! (タイトルはJPG画像)


しかし…

見れるパソコンと見れないパソコンが混在する事など起こり得るのだろうか? (起こってるけど…。)

 仮に目の前が現実だとしても何故にこのパソコンなんだ?問題なく見れるパソコンとは何が違うんだ?被害が出ているが、全く原因が分からない。
姿が見えない敵から自陣を砲撃されてるようなもんだが、見えない敵に対して反撃などできないではないか…。こりゃあ…本当に厄介だ…。 いっその事全てのパソコンで文字化けする方がまだ解決策は探しやすかったのにー。と、打ちのめされつつ帰宅し、手探りで修復を開始。

 原因が全く分からないとは言え、ホームページとは基本的にソースで構成されてる訳なので、その文字に関する範囲内をいじり回す訳ですが、 自宅のパソコンでは文字化けしないので、いくら修正しても効果の確認が取れない実に難解で正に闇雲作業的な状況にうんざりします。

見えない敵の推定存在位置を砲撃するも着弾点を確認できない感じ。。。。

お手上げのまま翌日。。。

そして掲示板にClubTEANAのわぃさんから超有力情報を頂戴します。

なんとマイクロソフト社のバグが原因と判明。

またホームページに謝罪まで掲載されてる事。

さっそくマイクロソフト社のホームページを拝見すると確かに 「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (WindowsUpdateにて、KB2416400))を自動ダウンロードしたパソコンからは 私がサイト作製で常用する文字指定エンコードのメタタグ(ISO-2022-JP)を読み込まなくなると記載されていたし、更新プログラムの不具合も認め対策まで 講じる予定であると掲載されておりました。

「なーんだ。Microsoftのバグかぁー」と、原因が判明し、被害も各方面にあるようで私だけが孤立してるわけでもなさそうなので安堵感に浸ります。 敵を確認できましたので後は攻略するだけですが、なんとMicrosoft社のHPには御丁寧に改善方法まで記載されており、一気に楽勝モードとなりました。

対策としては

ヘッダーにございます「Content-Type は charset=iso-2022-jp」 のメタタグを抜けとの事。

ホームページは普通、こんな感じ。



表示のソースを選択すると、以下のようなHTMLファイルのソースが表示されます。


ソースで見るとこんな感じ。テキスト以外は英数時と記号の集合体です。


つまりこの部分↓

<メタ  http-equiv="Content-Type"content="text/html;charset=iso-2022-jp">




で、早速、削除しましてメタタグなしでサーバーへ放り込みます。 自宅のPCでは文字化けしないので、先日の調査で文字化けすると答えられた方へ電話しまくります。


「対策したけどいかがでしょう?」と。。。。。

ところが「ダメです」「改善されません」と、返答され、なんと全滅! 全く効果が確認できないまま追求するか放置するかを検討します。

で、

「このままマイクロソフト社からパッチが出るのを待ってよー。」と実に安易な結論に達し、放置します。
マイクロソフトがいかに殿様商売とは言え、自社のバラまいた不完全な更新プログラムが原因なんだからいくらなんでもなんらかの対策はとるだろう。 と、希望的観測の元。。。。


全く根拠がないにも関わらず、今日は20日だから年内にはかたがつくだろう。 と、楽観モードのまま繁忙期の仕事に集中してました。


が、しかし。。。。。。。

最短の希望的修復メドとしたクリスマスは難なく過ぎてしまい、アナウンスすらないまま年が明けてしまいます。

アクセス数もガタ落ちとなり、何よりリピーター率が極度に低下。検索で来訪される一見さん比率が約75パーセントまで上昇。 まあ字が読めない訳だし無理もないが、マイクロソフトのパッジ待ちなんでしばらく静観か?

それにしても対応が遅い。

こりゃあ正月が明けてからか…?

ここまできたら…まぁー。いーか。

とか思いつつも正月の新年モードも抜けて遂には平常モードへ

ここで…

半月もの間、何もしないマイクロソフトに疑念を抱きます。

もしかして何もしないつもりではないのだろうか?

どうであれ他のサイト関係者様からの圧力や収益減を見過ごす忍耐力にも我慢の限界に達し、自力での修復を決意します。
この決意はあらゆる可能性を探り、必ず解決さすると言う強い決意でございまして、48時間を確保します。

膨大な時間の浪費で試行錯誤するも、どーしても原因が分からないので、現在の主力であるMacintoshを使用してのHTMLファイルの 作製や転送ソフトの使用を一切止める事とし、客観的でクリアな視点で対応します。


全てを失い更地から出発する感覚をイメージしながら目の前にあるウィンドウズXPに向かいます。

普通にアクセスし、ページソースをページごとコピー。

アクセサリーにあるメモ帳へテキストドキュメントを開きペースト。



↓ WINでおなじみのメモ帳画像。



ヘッダーにある文字指定のメタタグを消去します。



そしてHTML拡張子を入れてHTMLファイル化させます。

2022文字化け画像


敢えてメタタグでの文字指定は記載しませんでした。

今までとは全く別環境で作製したので文字化けの影響は出ないだろうと思いつつ、ファイルをサーバーへぶち込む為に必要な転送ソフト(フリー)を ネットで探しだしてダウンロードします。

これでオニューな砲弾(ファイル)と大砲(転送ソフト)を調達できました。

サーバーへ砲撃を加える前に当サイトのサーバー(Jコム)サポートの方へ電話し、これから砲撃(転送)する旨を伝えます。
サポートの方は前日より相談相手なので全てを察して頂けております。



で、 砲撃!


どうですか? ( ̄○ ̄;)

着弾点観測所
(-.-)「大丈夫です。化けません」


「念の為に Internet Explorer8、7、6全てで確認してください。また、Windows7、Ultimate 64bit、GoogleChrome8.0、 さらにサファリ等でも確認し、 各ブラウザ全てで可能な限り複数のバージョンで確認願います。」

カ タ カ タ カ タ カ タカ タ

着弾点観測所
「オールクリアです。」


「了解。ありがとうございます。この手法で大丈夫ですね?」

着弾点観測所
「問題ありません。ただ今のはトップページだけですから、全ページ作り直す事になりますね。」


「精神力が続く限りがんばります」

着弾点観測所
「頑張ってください。また何かありましたらお電話ください。」

ガチャン (*_*)

こんな感じで対策方法まで辿り着きました。 全サイトの全ページとなると途方もない大仕事ですが、誤字等の修正なんかもしながらゆっくりやろうと腹をくくりました。 とは言え、個人タクシー生活はあまりに重いので先送りし、軽めの他サイトから差し替え作業に入ります。

いや〜。。。。。(脂汗)
同じ事の繰り返しの単純作業には参りました。(-.-;)

目の下にクマを作りながら気絶寸前で続行しました。とにかくファイル形式の更新だけを最優先とし、 誤字の修正なんかには手が回りませんでした。考えて見れば化けずに文字が誤字だと読めるだけでも好転している訳ですからね。(笑)

とんでもない年末年始で、何時間かけたか分かりませんが、現在は全て差し替えてます。 いかんせん手作業なんで、取りこぼしもあるかもしれません。文字化けページをみつけましたらお手数ですがお知らせ頂ければ幸いです。 また、多数のご助言をお寄せいただきましたこと厚く御礼申し上げます。

2011.1.17


後記
それにしてもマイクロソフト(MS)
未だに修正バッジを出さない。MS社のホームページには「なんとかしろ」とかの悲痛とも言える書き込みがあとを絶ちませんが、書かせ放題で動じない!さすが王様のマイクロソフト。 全くあきれたもんです。(笑)

 どうであれ今回のMS社の与えてくれた試練でなんでもありなHTMLの世界がまた少し開けました。以前から殆ど使いませんでしたが、もうホームページ作製ソフトはいりません。(きっぱり)
アクセサリーのメモ帳付きの1台のパソコンがあればどっからでもフリーソフトの転送ソフトを使ってぺージが作れます。

ありがとうマイクロソフト! ^^

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