2012 雪道走行!
(瞬間積雪) |
今年も雪が積もりました。
東京で雪が降ると、特異な環境となるので、その年の想いでに。と、 メモリアルアルバムである個人タクシー生活に毎年アップしておりますが、 今回も例年どおり、2012年版を書いてみました。 今回の積雪は急激に積雪した事。 しかしそれは地域によってバラつきがあった事が特徴か? まぁー。そう言う事は天気の予想屋さんが、適当な事を事後説明されてるからどーでもいーとして、 自分なりの1日を記述致します。 夕方、夢の世界から現世に引き戻された時、外はまだ雨だでしたが、このまま降り続けた場合、 きっと夜には雪になるだろう。 と、 布団から出る時には確信。 クロちゃんとの散歩から戻り、風呂に入りながら窓を開けて雨を観察。 雨粒がデカい。 雪に切り変わった場合、かなりの勢いで積もり上がるだろうと思いつつ、 風呂から出て夕食タイム。 食べ終わったタイミングで外に目をやるえお、雨から雪に切り替わった。 よし。 頃合いだ。 冬タイヤには換装済なので、躊躇なく出撃。 |
けっこうな勢い。
走り出して「こりゃあすぐにも積もるなぁー。」って感じでしたが、いくら走っても積もっていない。 路面はただの雨の日と変わらないので全然平気だったが。。。 うーん。解せない。と、 先行衆にメールして状況を解析。 すると環七より都心部は雪ではなく、まだ雨との事。 つまり私は雨から雪に変わる温度帯と一緒に都心部に向かって東進しているのではなかろうか? 私の向かってるちょこっと先から雪に変わっていく感じではなかろうか。。。? なんて考えながら、路上で手を上げる人をかたっぱしから御実車頂き、、 当日の予想燃料消費分のガソリン代金以上を現金で確保します。 各エリア無線登録車の滞留時間がみるみる短くなってくのを無線機モニター画面で確認。 どんどん売れていくし、空を見上げたらデカい雪が降り始めていたからで、 その勢いには圧倒されつつ 国会着 着から10分でこんな感じ 車が少ないので、すぐに配車にはなる状況だったが、敢えて無線登録せずに静観しつつ、 しばらく雪見物。 しかし、遊びに来た訳でもないので、これではいけない。 と、最近、行かないエリアかつ、一番手薄な丸の内エリアへ移動し、無線登録。 2台目だったが、撮影後、 なんと、3秒で配車! 神田の某飲食店であったが、「なんでもいーや」と、 着と同時に実車となった2名のお客様。 「銀座電通通りお願いします。」 まぁー。ある程度の予想(最寄り駅)はしていたので驚かないが、 そのお客様は雪の中、 2件目へ行くだと言うので驚いた。 2件目進行中のお客様 「凄い雪だね。銀座で飲んだら神田のホテルまで帰るんだけど、帰りのタクシーは大丈夫かな?、 運転手さん迎えに来れる?」」 私 「大丈夫ですよー。銀座だと、何時になろうがたくさん空車はいると思いますよ。」 2件目進行中のお客様 「そうだよねー。」 と、軽くスルーして10分ほどで旅客輸送完了。 |
完了後は、空車でいたくないので、「最初に付近で出た無線に躊躇無く応答する。」
と言う努力義務を自らに課していたので、すぐに出た「虎ノ門某ビル」の呼び出しに応答したら配車!
↓ 画像は日比谷付近 「大田区某所まで。」 まぁー。あんまし遠距離も面倒だし、今日はこのミドルクラス漬けでもいーか。 なんて考えながら走行してると、途中お客様の電話が鳴り、 「運転手さん虎の門まで戻ってください。」 との事。 理由をお聞きしたら、電話は上司からで、タクシーが捕まらないので、 迎えに来て欲しいと言われ、 さらに大田区某所着後に上司を川崎まで送って欲しいとの事。 需給バランスが逆転した。と確信した瞬間だった。 バブリー期を彷彿させる。 道中は雪を警戒してか、車も少ない上、新雪はさくさくと走りやすく、実に快適。 雪道を警戒する気持ちも理解するが、周囲に車がいなければ事故に遭う確立は格段に低くなる。 仮に存在したとしても安全な車間距離、適正速度、路面状況の把握、 後方警戒を怠らなければなんら問題ない。 で、めちゃくちゃ実車率(実車距離×走行距離×100)が高い状況で、川崎着 多摩川越え、都内に戻りつつ身の振り方を考えてたら都心部にお勤めで、 さっき行った所と似たような地域にお住まいのお客様から電話が… うーん迎えに行くのと送る距離が変わらんので、少し面倒なような…。 お取り扱うには決め手不足だな。 と、電話に出るかどうか悩みつつ、電話に出ます。 私 「はい。 」 お得意さま 「今からお願いできますか? 」 私 「いやー 今日も残業されてたんですねー。お疲れ様ですー。 えー。悪天候ですし、今の場所からだとエライ時間がかかってしまいますので、御社付近で車を探された方がよろしいかと思いますよ。 」 お得意さま 「わかりました。探してみます。」 それから数分後 お得意さま 「どこに電話してもダメでした。そこからメーター入れて来られても構わないのでお願いできますか? 」 私 「えーここからだと1万円近く余計に出ますよ。」 お得意さま 「上司の許可がおりましたのでお願いします。」 私 「承知しました。 」 と、進行開始。 日頃から交流がある方なので、仕事と言うか、 お友達との雪道ドライブ感覚で、かるーく 消化。 やめられません。「 個人タクシー生活 」 そして都心部へ 珍しく走り続けたので、いささか疲れ、エリア登録をせずにボッケーっとしておりましたら、 雪が予報どうり上がるような予感を察知。 もし、雪が上がった場合 くそ寒気圏内下の東京で、星空が垣間見れるほど晴れ渡った場合は恐怖のアイスバーン地獄に 陥るのは必至だ。 そーなると、こーしてる場合ではないな。 なんでもいーからお乗り頂き、路面の氷結が完了するまでに個タク村まで、たどり着こう。 と、早期撤収をここで決意。 とりあえず赤坂エリアで無線登録し、さらっと配車になった。 うーん 距離、方角とも最後の仕事にしては申し分ない。 完了後は雪上で遊びながら日野バイパス、東八道路を通って個タク村まで帰投しよう。と、 撤収ルートを想定しながら、首都高外苑入り口から入り、先ずは中央高速調布出口を目指します。 このタイミングで雪が上がる。 中央高速は凍結防止材効果で問題なく走れましたが、 調布インターで下り、甲州街道に出て 天文台通りの信号に止まろうとした瞬間、カタカタカタと嫌な音が… ABS作動 (今季初) 減点2000点! ↓ こんな感じ 所謂、圧雪アイスバーン もう気を抜いては走れない。 一件目の東府中を完了し、再度中央高速に乗り直して八王子インターへ向かう。 (高速の方が安全と言うナイスなお客様判断) 石川パーキングを過ぎた所で、驚いた。 甲州街道より密度は低いが、圧雪アイスバーンが点在した。 警戒指数100の状態で八王子インターを下り、八王子市街方向へ向かう途中の 丘の坂ではさすがに動揺した。 ( ̄○ ̄;) オールアイスバーン ノーマルタイヤのトラック群がノロノロ走るので、それに合わせて走りました。 車間距離を前後50メートルほど開けて。。。。 その対応では怖くはなかったが、著しく遅延しました。 途中高尾方面へ右折し、西八王子駅へ向かう道は、あまりトラックに踏み潰されていないので、 比較的走りやすい道でした。 西八王子駅着。 「さー。帰るぞー。」と思ったら、 お客様 「運転手さん。自転車を積んで家まで運んでもらえませんか?折りたたみ式の自転車なんで」 私 「入りますかね?」 さすがに同情し、「できる事はなんでもやろう。」と思ってました。 どーせ近所だろうし。 その前にトランクに入るのか? と、畳んだ自転車を入れてみたらスポッと入りました。 最近の折り畳み式は凄いです。 で、発車 私 「どの位の距離ですか?」 お客様 「雪がなければ20分くらいです」 私 「この雪じゃあ自転車だと大変ですもんねー」 と、右だ左だの指示に従いながら走らせ、陣馬街道に出たかと思うとさらに陣馬山に向かって 登って行って。との事。 陣馬街道 雪の量は都心とは比べものにならない。 ティアナの腹からエキパイが雪を削る音が聞こえっぱなし。 圧雪された雪が氷の固体となっていたら、損傷する可能性がある。 とか、フロントスポイラーは圧力に耐えれるのだろうか? とか考えて走り続け、遂には圏央道を越え、数キロ走った所がゴールでした。 自転車で駅までは20分かもしれない。 ずーっと下り坂だから。 ただし、駅からだと3倍はかかるのではなかろうか? 登り坂なんで。。。 とにかく陣馬街道で拘束解除 自由になった。 ↓画像は陣馬街道 起点付近。(背後は陣馬山方向) で、雪道お決まりの雪の日の行事を堪能 縁石等がなく、全く車のいない氷結道路(可能なら郊外の広い駐車場)で急ブレーキ、急加速、急ハンドルを繰り返す。 路面に応じた制御不能に陥る限界点、制御不能時からの立て直し方法を肌で覚える為だ。 実車時では絶体にできない動作を行い、「滑り」を学ぶ。 安全圏でのレッスン終了後、個タク村を目指すが、一般道は避けて、 中央高速で高井戸まで戻り、凍結情報のない、環八を北上する事にしました。 猛烈な勢いで路面が凍りついてきたし、 立体交差の陸橋の通行止めも始まります。 高速の方が遥かに安全ですし、何より早い。 早く引かないとノーマルタイヤ族の、特攻出撃も始まります。 事故発生リスクを回避する事にした訳で、 なんでもそうですが、特に雪の日は「引き際が肝心」と思っております。 ^^; それにしても寒い日が続きます。 皆様、お体ご自愛くださいまし。 あまりに寒くてバイクいじりもする気になれません。。。。 2012雪道走行完! |