特定地域タクシー事業適正化・活性化特別処置法
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東京交通新聞によると。。。。
特定地域タクシー事業適正化・活性化特別処置法(以下 タク特措法)が、衆院本会議で全会一致で可決した。 この秋10月の施行が現実となる訳でございます。 今回の「タク特措法」は規制緩和路線から規制強化への動きであり、施行の暁には供給と運賃両面で規制強化への 局面に大きく舵を取り直す運びとなりそうです。 |
内容を見てみますと。。。。
事業者での「協調減車」 そもそも「競争」と言う旗印を掲げた自分本意の守銭奴経営者が大多数の民間会社に丸投げする姿勢でまともな社会の 構築など不可能です。せめて官主導での常識的な枠組み構築は必要不可欠だと思います。 繁華街を埋め尽くす程のタクシーを増やし続ける方がどーかしてました。 増やす側も認める側も! 地元住民は「忍耐力あるなぁ〜。よく社会問題にならないなぁ〜。」と常々思っておりました。 温暖化を防止する為、排出ガス抑制の努力目標値を掲げ、一方では供給過剰にも関わらず、事業用自動車の 増車申請を無尽蔵に許可され続けてきた姿勢には疑問視しておりました。 規制緩和とは言え、稼働率が八割にも満たない会社の増車や社会保険の未払いや果ては未加入の会社までの増車を認めるなんてあり得ないです。 極めつけは「乗務員さんが一番のお客様です」とテレビで言い放つような会社の新規参入を認めた事は理解不能でした。 |
今回のタク特措法 参成227 反対0 の満場一致で可決されました。 協調減車適用外は当たり前です。 規制緩和でタケノコみたいに台数が増え続けてきた法人タクシー業界の影で、我等の個タク業界の組組織率は低下の一途を辿っておりました。 つまり規制緩和まっしぐらの時代から開業者数が廃業者数を超せない状況が現在も続いております。 規制緩和が猛威を振るっていた時代にも個タク事業者間で協調するまでもなく、自動的に減車を行っていた訳ですからね。 そんな放置しておいても消えてなくなる減少業界にも新規参入の抑制をすると言う事は「早く無くなれ」と同じ意味だと思われてなりません。 その抑制処置の具体的例 法令・地理試験の厳格化 (国交省課長方針) 資格用件の見直し等 これから新規参入を目指される方々は気になって仕方がないでしょうが、もし、個タク業界執行部が対応策をなんら取れないとなると、遅かれ早かれ我が業界は消えてなくなります。 業界入りしてもすぐになくなるような業界なら今の内に他の道を模索された方が良いかもしれません。皮肉な事に今回の「タク特措法」も新しく法令試験に追加されます。付帯決議も込みで。。。(汗) 抑制はやむ無しとしてもせめて現状を少しでも維持する為には減少の勢いを食い止める必要がございます。 最有力な延命策としては前号の記事に「譲渡円滑化に活路」とありましたが、他に策がないのなら個タク業界はこの路線にどれだけ 心血を注ぐ事ができるのかが鍵となりそうです。 何より法人乗務員の方に「いつかは個人タクシー」と思って頂ける業界でなければ なりませんし、利用者様からは「やっぱり個人タクシー」と思って頂ける業界でなければ話になりません。 これから舵取りをされる業界執行部、特に「トップ」の経営責任は「すこぶる重い」と言わざるを得ませんが、私自身も個タク業界の 末端に身を置く者と致しましては緊張感を持って日々の事業に取り組みたいと思います。 今後どうなるか…注視です。(-.-;) 2009.6.28 |
気分転換
良いのか悪いのかなんとも計りかねる今回の特措法 どうであれ大幅な方向転換にはなると思います。その大幅転換記念としてTEANAのホイールをイメージチェンジしてみました。
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