“個人タクシーの乱”
無線配車停止のペナルティー

世間はGW連休です。硬直した世間から離れたい一心で当家では黒ラブのクロとさらさら流れる清流で「川遊び」など考えて おります。

さて、硬直した世間とは言いますと先日、なにげに読売新聞を読んでましたら、「83台無線配車停止のペナルティー」なんて記事がありました。 (横のリンリンの記事が印象的)
先の運賃改定で値上げをせずに現在も旧運賃で営業している車両と喫煙車が本部推奨の運賃値上げと禁煙化に 従わないとの理由で無線配車を止められた。と、言うのが主旨でございます。
参考 YAHoo ニュース(読売新聞)“個人タクシーの乱”に無線配車停止のペナルティー

配車をストップされて猛反発の一部事業者(日個連東営協所属)が「事業者団体による不等な活動で制限」に あたるとして公正取引委員会(以下公取委)に申告し、無線配車を再開させた顛末を高見の見物的スタンスで 紹介されてました。(再開は日個連東営協。東個協は再開未定)

いや〜驚きました。天下の読売新聞が個タクの記事を載せるなんて…。しかも社会面にこんなに広大な 紙面を割くとは二重の驚きでございます。リンリンより…

このように多大な紙面を埋める程、我が業界が社会から関心を頂戴してるとは到底思えない中、以前交通新聞に 扱われたのとほぼ同じネタを読んでみました。コーヒーを飲みながら!

この記事を読んでの私の感想ですが、某大学教授の「組合側が行き過ぎ」と言うコメントは載せてるものの 利用者の視点では一切触れられてはおらず、双方の言い分を中立的に並べ立てただけの単に騒ぎを紹介したに過ぎない印象で ありました。
いずれにせよかなり楽した記事ではなかろうかと?言うのが率直な感想でございます。 この日はネタがなかったのかもしれませんね。そんな私もこのネタを引っ張りましたが…(笑)

当該記事読売掲載翌日の東京交通新聞 個タク面


「禁煙規定削除」と「基本方針変わらず」の見出しが印象的です。東営協の理事長さん。可哀想に公取委に3回も呼び出されたと記事にありました。 ご苦労様でした。

↑の記事を読んで昭和18年2月7日の朝日新聞の記事を思い出しました。

ブナ ガタルカナルより転進
戦略線微動もせず

公取委の見解

「運賃設定は個々の事業者の自由と言う側面があり、禁煙車を配車しないのは
事業活動の制限にあたるのではないか」 との事。

今回の日個連東営協は相当ブレましたね。説得に応じない事業者を無線配車停止から再開ですから。 と言うか説得に応じたのは日個連東営協さんなのかもしれません。 それだけ公取委は無視できない存在なのでしょう。詰まる所、下から上より上から下へと言う事ですね。 川の流れのように。


08.05.03


赤坂無線待機時の画像

場所は赤坂エリアと虎の門エリア境界ギリギリライン/23時の方向が大手町読売新聞社付近

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