無線機不具合改修工事ついて




本部からの業務連絡で「無線機チヤンネル手動切り替え改修工事について」の通達が ありました。


改修内容

操作表示機のボタン操作によって、現在無線機が表示しているチャンネルを表示チャ ンネルと反対のチャンネルへ切り替えが できるようにソフトの変更を行う。 (任意) と あります。

下記の問題解消の為の対策であり、日立側と営業3課が再三交渉を重ねた結果でございます。



今までの問題点


現在、東個協の基地局は赤坂と西東京市にある田無のアンテナを併用活用し、配車指令を各移動局に送信 しております。 田無アンテナは東京西部地域での赤坂アンテナでは送受信できない 部分を補助的に補う為に活用されておりますが、 赤坂と田無各アンテナの切替えが 全くダメなのです。移動局は赤坂アンテナからの電波を拾っている場合は無線機本体にチャンネル4 (4 波の場合。1波ならチャンネル1)と表示され、田無からの電波を受信状態なら各波 チャンネル6と表示されます。 都心部から東京西部方面に行くと自動的にチャンネ ル6。逆に都心部に戻るとチャンネル4となるはずなんですが、 困った事に1度田 無からの電波を拾うと、ずーっとチャンネル6であり、そのまま田無アンテナからの 電波を拾おうとする 傾向にあります。

都心部では赤坂アンテナとの送受信が健全な状態と言えますが、それに反して田無の6チャンネル表示状態の ままエリア登録を試みましても、数十秒待たされた あげく、 モニター画面に「エリア登録失敗」と表示されます。




仮に登録がで きたとしでも、エリア待機順位が全く 上がらなかったり、さらに奇跡的に順位が繰 り上がってエリア待機1と表示されても配車にはなる亊なく、いきなり 「配車が取り消しになりました」との 送信が送られてきたり、とにかくデタラメです(管理人は上記は全て体験済み) 赤坂のアンテナから送信された チャンネル4電波を無線機本体が受ければ全く問題ない訳ですが、その自動での切り替わりが とにかくダメで、 よく製品として出荷できたもんだと思います。




今までの切り替え対策


基地局と移動局との通信が正常に行われていない結果ではありますが、チヤンネル切り替え対策 としては赤坂アンテナ(チャンネル赤坂) 圏内に入り、無線機を閉局し、さらにエ ンジンをオフにし、今度はエンジンを再起動させ改めて無線を立ち上げる。と言うの が一般的な方法です。


この切り替え対策の問題点は車体を停止させないとできない事と立ち上げ直後に登録 を試みてもGPSを受信しない限り、しばらくの間エリア登録できない2点です。 この切り替え作業は面倒であり、時間の無駄であります。 東京西部から高速で都心に戻る場合等、本当に困ります。とりあえず高速上で閉局し、 メインキーをセルスターターの位置まで 回せば可能ですが、車体各部への負担を考 えますとあまりやりたくありません。


改修工事後は


今回の無線機チャンネル切り替え改修工事により、無線表示器の手元のボタン操作で チャンネル切り替えが強制的に可能となる訳ですから、今まで切り替えに苦労した事が嘘のような対策が、 施される事となります。

日立に持ち込めば即日改修可能です。(要予約)



改修費用


東個協の場合、費用は12000円(自己負担)だそうです。 少し複雑ではございますが、改修後の手間を省ける事を考えますと安いとは思います。何より「公認改」は 魅力ではありますね。
無線チヤンネル切り換え問題改善の為に交渉を粘り強く重ねられた営業担当A常務並びに営業3課担当者様には 心から感謝致します。


補足


東個協以外の法人タク日立無線搭載車にも同様な対策が行えるかは確認取れてません。 配線加工ではなく、ソフトの変更ですので個別扱いかもしれません。

2007.4.25




teana