簡単格安! 自転車ブレーキ交換! (後輪編)

後輪ブレーキの制動力が低下を続け、遂に全く効かなくなった
長男からお下がりの次男の自転車。

修復するか、車体を買い替えるかを継続審議中でしたが、買い替えるには成長過程の次男のタッパ(身長)が中途半端だし、前後のタイヤもバリ溝なので、とりあえず修復する事にしました。




部品調達
近所のホームセンターへ

リアブレーキなのでドラム型の所謂ドラムブレーキとなるのですが、2種類存在します。 昔からある大口径型と、最近増えてる「鳴かないブレーキ」とのキャッチフレーズの小口径型。

今回の修復固体は昔からの大口径の所謂サーボブレーキタイプなので、部品を置いてるのか若干、不安ではありましたが、ありました。大口径の旧型だけ…。
冷静に考えれば巷には新型より旧型装着車の方が圧倒的に出回っているので、その修繕用に大口径タイプを店頭に置いてる事は妥当な商品管理なのだと思います。

さて、お値段は。。。約1800円。

カラーはブラック塗装タイプとシルバー調の2種類が陳列されてましたが、気持ちレイシーなシルバー調をチョイス。



てな感じで難なく、自転車リアブレーキをゲット!

リアブレーキワイヤーがささくれてる事を思い出し、ついでにブレーキワイヤーも買いました。 4百円程度。    (↑の画像が仕入れた2点)

ドラムブレーキ

意外と重い。プーリー(シューの受側)とのセットだからこんなもんか。。。。。

交換作業

ブレーキワイヤーとリアブレーキ接続ナットを緩めてワイヤーをフリーに
今回はささくれてるし、面倒なのでちょん切りました。。。。どーせ捨てるし。。。。 ^^;



リアブレーキと連結されてるブレーキワイヤーガイドのボルトを緩めて外し、リアブレーキを
ブレーキワイヤーガイドから隔離させてフリーにします。



ワイヤー交換もあるので、ガイドからワイヤーも外しときますが、これらの小部品は新しいブレーキセットの中に 含まれますので全て破棄しますから適当に扱います。
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チェーンカバーのエンド部を外し、リアタイヤのチェーンギア(スプロケット)が見える状態にしときます。




車軸シャフトの外側ナット2個を緩めてから後輪を前に押してチェーンを緩めてペダル側のスプロケット(ギア)からチェーンを外し、 後輪の取り外し時にチェーンが邪魔にならないようたるみを持たせます。





チェーンジョイントを外して、チェーンを切り離した方がタイヤを引き抜くのは簡単ですが、 チェーンジョイントの脱着の手間が面倒なので私はチェーン前後のスプロケット(ギア)からチエーンを外してます。



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車軸シャフトの左右のナットを外し、リアフェンダーステー、荷台ステー、センタースタンド、 チェーンアジャスターを取り外し、左手で車体を持ちながら、リアタイヤをチェーンとの連結から解放しつつ、
車体から後輪を引き抜きます。



分離

車体から分離した後輪



画像の大型ナットを緩めて外せばリアブレーキシュー側はフリーになり、持ち上げれば後輪から分離できます。





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新旧比較

新品
さすがに綺麗だし、ブレーキシューは十分。



旧品
ブレーキシューが三分の一位が欠落。制動力が落ちる訳ですね。あ、ありえん。。。(汗)



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画像を見比べてお分かりだとは思いますが、この2点のブレーキ
同じドラムブレーキ大口径型ですが、タイプが異なります。
新品のはブレーキシューが外側に向かって広がりながら拡張するタイプ。
ドラムプーリー内側のローター部に圧着する働きから摩擦力を得ようとします。

対して使い古したほうは外側から内側に向かって締め付けるように縮むタイプ。
ブレーキシューより内径が小さいブレーキプーリー外側ローター部に巻きつくように
圧着させて摩擦力を得ようとします。

どっちが有利かはわかりませんが、新品の外に向かって膨張する動きの方が効率的なような気がします。
ちなみにバイクの多くは新品の膨張タイプです。
どうであれ膨張タイプと収縮タイプの2種類を見比べる事ができました。^^
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しっかり見比べてる隙はなく、タイヤホイールのプーリーの取り外しに入ります。

画像のホイール中央にある丸い円盤がプーリー(我流名称)


これを外すには↑の特殊工具を用います。

Y字状の工具には2本の爪のような物がありますので、その爪をプーリーにある2カ所穴の中に差し込んで反時計回りに回しますとプーリーは外れます。

ブレーキプーリー
専門工具がない場合はドライバー等を2つの穴の一方に入れて、反時計回りに回るようにハンマーでコツンとしても回せました。(ご参考まで)

ちなみに同じタイプ(膨張叉は収縮)のローターで径等が一致するならプーリーの交換は必要ありません。面倒な方は既存のプーリーを再利用しましょう。

この工具は原付スクーターバイクのクラッチプーリーを外すのに常備しております。
その場合はプーリーの回転をこの工具で抑えこみながら、センター部の取り付けナットをインパクトレンチでプシュンと回す感じです。

  脱線失礼しました。

プーリーが外れた状態



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プーリー新旧比較



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新品プーリー装着

取り付けは手で入れて時計回りに回る所まで回せばオーケー。
最後の締め付けはブレーキを使ってれば自動的に締め付けられます。



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次にブレーキメイン部を取り付け。17ミリナットで締め付ければ換装完了。



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       復元



リアタイヤを分離させた逆の要領で車体に戻します。

チェーンの張り具合やタイヤが左右に振れないよう進行方向に真っすぐになるように仮止めをし、 決まった所で車軸シャフト両端のナットを交互にある程度締め付けてからブレーキのワイヤーを固定します。



先ずはブレーキにセットで入ってたワイヤーガイドアジャスターを設置。

旧型はボルト2点止めでしたが、新品は1点止め。この部品はドラムブレーキ本体を
最後に固定する部位ですので、 ここを締め付けた時点でタイヤの車軸シャフト両端のナットを本締めし、
タイヤを完全に固定します。



新品リアブレーキワイヤーを↑のブレーキレバーから画像にあるような各ガイドを経由させて
取り付けたワイヤーガイドアジャスターまでもってきます。



アジャスターを通し、ブレーキワイヤー固定用ナットの穴を通過させてから、
適当な所でナットを締め付けます。



アジャスターを活用しながら適度な遊び量を確保し、動作確認できたら作業は完了。

作業は簡単でしたが、このページこしらえるのに3倍の時間がかかりました。。。。^^;



2010.9.25

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