危険!首都高の合流!

昨今の大不況でウィークデー以外もコツコツと走りに出ております。(涙)
そんな2009年1月のとある日に首都高を走ってて焦りました。


千代田区某所に無線配車

実車のお客様
「霞が関から首都高に入って常磐道目指してください」


「かしこまりました〜」

目と鼻の先の首都高速「霞が関」入り口へ

ETCレーンを通過し、本線目指して下り始めます。


この合流箇所
霞が関入り口から入り、本線が左にカーブしてる途中の追い越し車線に合流する形となりますので結構怖いです。 なぜならカーブがゆえに本線を後方から接近してくる車の目視確認が合流時に難しいからです。
さらに本線は地下部であり、入り口から降下して行く感じであり、尚更、安全確認は難しいのでございます。



左下を走る車の車線が本線。

皆が法定速度の時速60キロ程度で走行してれば全く問題はないのですが、 100キロ超で爆走してる車が結構おられます。
ウィークデー以外の比較的交通量が少ない日だと特に…。

とは言え合流しなければ先へは進めませんので見える範囲だけでも安全を確認し、
本線へ躍り出なければなりません。


この時いくら丁寧に左後方の確認をしながら本線に合流しても見えない位置から接近する100キロ超の 車から見れば、左カーブの追い越し車線を走行中にカーブの途中で
突如として車が目の前に躍り出る形と なってしまい速度差があればある程危険です。
(追突までの時間が縮まる)

危険リスクを最大限下げる為には本線走行車との速度差を縮めるのが得策です。 つまり合流時には法定速度の上限付近までに達するよ加速レーンで加速を行う必要がございます。

その為の加速レーンです。

この日も加速しつつ本線を目指しました。

霞の入り口は内回り外回り共に下り坂なので重力が作用し、加速は容易でチョコンとアクセルを踏めばあっと言う間に 60キロに達します!
速度を維持しつつ、まずはレーンが並走状態になり次第、サイドミラーで後方確認を開始。


↑ここまで降りたら本線と同標高で並走状態ですが柱が邪魔!


↑目視可能範囲内を安全確認しつつ斜行開始!
チラッと前を確認しつつ、左後方の特に死角を目視確認しながら見えない位置から
爆走車が接近しない事を神様に祈りつつ本線に躍り出ます。

↑祝 本線合流成功!

「やった〜。成功だぁ〜」と、安堵感の中、
前方に目をやったその直後。。。!



合流部から死角にあたるカーブの先には車が団子になって停車しておりました。(脂汗)

その群れを前後が潰れた白い車が横になって道をふさいでます。
霞が関インターの左カーブを曲がり切れなかったのでしょう。
憶測は置いといて、当時の私は加速合流後、直ちにハザードランプを
点灯させつつ急停車です。
教習所のカリキュラムにも加えるべきかもしれません。
ハザードつけないとマイナス5とか… (笑)

↑画像の0メートル表示は減速G観測地点を意味しております。

かなり焦りましたが、制動に全能力を集中しなければなりませんでした。しかも実車中なので限りなくソフトに! とりあえず指定最高速度付近の速度しか出してなかったのが幸いし、
比較的穏やかに停車させました。(多分)





第一関門はクリアしましたが、第2関門がございます。



お客様
「単独事故ですね〜。上手く曲がれなかったのかな?
運転手さん巻き込まれなくて良かったですね」


「いや〜。これからですよ。我々が渋滞の最後部ですからね。後ろから荷物満載の10トン車が時速80キロでこのカーブに 差し掛かれば間違いなく突っ込んできます。
     一応、覚悟してください」

お客様
 「…」

第二関門とは後続車に追突されない事です。

はっきり言って天に任せるしかありませんが、最大限できる処置としては
運転席側を先行車とずらした状態にします。
最悪追突された場合、ティアナの左前部を潰しつつ衝撃を吸水させますが、
運転席側は生存空間を確保できる可能性が高いと思われるからでございます。

後続車の方々が皆さん紳士的な運転をされてたお陰で、追突される事なく,今こうして更新できてる訳ですが、あの最後部に止めた時の瞬間は空恐ろしかったです。
カーブだっただけに…(汗)


首都高の制限速度
低めに設定されてる感もございますが、カーブの先に車が横たわってる事が頻繁にある事を思えば現実的かもしれません。 「曲がれるからいーんだ」ではなく、曲がれなくてひっくり返った車が存在する可能性があるからこその制限速度だと思います。
想像力を働かせながら気をつけて運転したいです。



基本的に首都高の合流は全て怖いですが、特に苦手な首都高合流部位

首都高内回り
八重洲トンネルから本線への合流

首都高5号線下り
北池袋入り口からの合流

首都高4号線上り
新宿入り口からの合流

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2009.1.31

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