導入!首都高速距離別料金
八百八百長江戸日記 |
すっかり忘れてた首都高速距離別料金の導入
新年早々からの実施だからあと1ヶ月チョイではありませんか… すっかり忘れてました。(汗) 長く恩恵を賜ったETC深夜割引との決別を意味するが、首都高の「距離別料金」ってどーだったっけ?と 疑問が湧きに湧きまくった。 エリアごとの一律料金圏を撤廃し、首都高全域で距離に応じて料金を徴収するシンプルなシステムではございますが、 ずーっと先の話だと認識してたので、全くのノーマーク。知識がないに等しい状態から少しでも 改善を図る為にも少し調べてみた。 て、ことで取り急ぎパンフレットみたいなチラシに目をやると、概要が示されておりました。 (捨ててなくてよかった) キャッチフレーズは 近距離は利用しやすく。遠距離はオトクに! とあった。 見た感じでは素晴らしい未来が漠然と待ち構えてるような印象を受けた。 どっかで見た「未来へ繋ぐクリーンエネルギー」みたいな…。 これらをひねりにひねり出したのは同じコピーライターさんに違いない。 あと、なんで「お得」とせず、「オトク」としたのかについて考えてみたが、どーでもいーから止めた。 さて、概要はと申しますと 説明に目をやると現在の東京、埼玉、神奈川県の3首都高圏を統合し、一本化。 それらの範囲内で利用距離に応じて料金を徴収する。 料金圏が撤廃されるため、さいたま新都心から新宿まで利用するような場合には、 現行の普通車1100円が900円へと値下げされるが、 東京線だけを24km超利用するケースでは値上げである。 例えば新宿から三郷まで利用する場合、利用距離は31.4kmとなり、24kmを超える。 このため、通行料金は従来の700円から900円へと200円の値上げとなる。 東京線を端から端まで利用する場合はことごとく24kmを超えることになり、値上げとなる。 一方で現行の時間帯割引や休日割引は廃止されるため、例えば日曜日に新宿から三郷まで利用する場合にこれまでなら 560円で済んでいたものが、900円へと6割もの値上げとなり、夜間帯の深夜割も同様だ。 東京圏 700円 (参考・深夜ETC560円) 埼玉圏 400円 神奈川圏 600円 24年正月スタートの距離別料金 6キロまで500円 ・12キロまで600円 ・18キロまで700円 ・ 24キロまで800円 ・24キロ以上900円 現在のETC夜間割引の夜だけ安いのとは違い、距離制料金は終日適用。 6キロ以下の短距離利用だと現在の夜間ETC割引の560円よりも60円安い500円。 おー。昼寝でもその値段ならキャッチフレーズのとうり利用しやすくなるなぁ〜。か? そして24キロ以上だと900円となるが、東京をスルーして埼玉の副都心から神奈川の磯子なんかに行く 場合なんかは現在と比較するとかなりお安くなる。 現行は昼間だと1600円が僅か900円で済む訳だから、700円もオ・ト・ク。 これまた遠距離はお得だ! って、思いつつパンフレットの一例集を見てたが、どーも「オ・ト・ク」な事ばかりが目についた。 値上げ分の例が少ない所が、あたかもインチキくさい。 |
料金アップと現状維持の例は各1例だけで、現状維持の例で示されてるのは
銀座〜板橋本町 の700円のケースだけ。
700円は現在の昼間の料金なので、現状維持だと言いたいのは理解するが、 、夜間ETCの560円と比較すれば140円の値上げではないか? 700円では現状維持なのだろうが、夜間営業主体の当方から見れば140円の値上げとなる。 この例が示すように、利用頻度が最も高いミドルクラスの距離が全て値上げで、深夜ETC割引からとのギャップはかなりございます。 都心部からの仕事では東名や中央、常磐自動車道にリンクするつなぎで首都高を利用する事が多いが、 もっとも首都高を活用する区間、言わば牛丼屋の牛丼で例えると最っとも売れ線の、「並」が全て値上げですので、 精神的なダメージは計り知れない。 首都高速距離別料金検索 これは霞ヶ関専門の方は便利! 霞ヶ関を起点とした距離別料金表 「高速料金を無料にする」と、嘘八百とは言え、一度は真顔で語っていた現与党政権下で 実施するには信じられないレベルの値上げ幅ではなかろうか? まぁ…。 「高速道路無料化無理」 と、軌道修正したにせよ、せめて横ばいの水準を維持して欲しかった。 が、叶わぬ夢なのだろう。 6キロ以下だと500円ですから60円の値下げですし、乗ればのる程「オトクですよ。」と、いいとこ取りで 反論されそうだが、実際に6キロ以下の距離の利用で首都高を使う利用者がどんだけいると言うのか… また、「埼玉から神奈川」、「神奈川から埼玉」なんて仕事も双方事業区域外なだけに有り得ない。 牛丼店の店先に「値下げしました」とは書いてるものの、実際の値下げはプチ丼やメガ丼(特盛)だけで、 売れ線の「並盛」や「大盛」を全て値上げしたに等しいのではなかろうか? 560円だった「並盛」を注文したら700円や800円ですからね。 とにかく。。。うさんくさい。と言うか茶番と言うか、八百長と言うか。。。。 「八百八百長江戸日記」 と言う時代劇のタイトルを思い出す出来事だ。 あくまでも主観的私見を並べましだが、私が思うと言う事はタクシー利用者様もそう思うと考えられる訳で、 これではタクシー利用者様の遠距離利用にも影響が出るような気がしてならない。 とは言え、以前より決まってた事なので、そのルールに従うだけですが、遠距離仕事から戻る場合は 色々悩む事になりそうだ。 郊外から都心部に戻る場合はまだしも、最後の仕事の降車地が千葉県とかだったら、 東京の西の外れにございます個タク村まで帰投するには 東京を縦断する形になってしまいます。 どこで首都高を下りるかの判断に悩む事になるのだろう。 今回の距離別料金 恩恵を受けれる、個人、事業者、団体等が少しでも多くある事を祈念しつつ、 2011年歳末営業展開に邁進したいと思います。 アーメン ひとりごとに戻る |