個人タクシー譲渡譲受試験回数圧縮

事実を淡々業界紙!

毎日暑い。

夏だから当たり前なのですが、にわか雨にも恵まれなくて干乾びそうだ・・・・・

日々、夏の風物詩である夕立やゲリラ豪雨による一瞬の涼を待ち望んではいるものの、 そのささやかな切なる願いも叶わない。

そんな中、個人タクシー事業許可の新規申請が凍結され、事業の譲渡譲受のみが、我々個人タクシー業界に入れる唯一の道となった現状に さらなるお寒い追い打ち情報が!



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 東京交通新聞によると、その譲渡譲受の年3回実施されてる現行の試験(地理、法令)が、年2回に圧縮される方向らしい。 名目上は「行政サイドの負担軽減」とありました。 つまり、申請者が減ってる中、少ない申請者を相手に対応する事は「不効率」と言う事。
そもそも新規申請を凍結させたのは行政様で、自ら申請者を激減させておいてからのコメントとは思えないが、 少人数を相手に試験をやったり審査処分等の手続きが面倒だと言う心境は分かる気が致します。 (私も無精者なんで。。。)

ただでさえも組織率低下に歯止めがかからない中、 これまた新たな不安材料が浮上してきました。とは思いつつも、 とっくに減り続けてる流れの中ては些細な出来事か・・・・・

 どの道減るんだから、組織としては減ってく方向で粛々と作業を進めるしかなく、 隣接支部や組合を越えた勉強会の効率化等も進めていくしかないのだろう。 新規申請凍結や譲渡譲受申請回数減等の仕組みによる減少に加え、昨今の景況下では開業希望者自体の数も減る傾向にある。

まぁ。。。無理もない。

悪化した景況下でハイタク勤務で得た賃金から開業資金を貯め込んだり、貯め込んだ数百万を蓄え続け、 日夜試験勉強に忙殺される日々を耐え続けるに見合うだけの目標としての輝きは残念ながら薄れかけている。
 ただ、日本国中が傾いてる中、かつての業績を取り戻そうとはハナから思いませんが、 規律の維持やサービスの維持向上を常に図り、お客様目線からの輝きだけは決して低下させるような事があってはなるまい。


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それにしても交通新聞

業界紙とは言え、事実を淡々と記すだけではなく、一般紙みたいにバラエティーに富んで 前向きになれるような記事にも着手してもいーよーな気がする。
なんと言うか、紙面は連戦連敗ムード満点で購読欲が削がれ、業界関係者しか読まないのだから 発行部数減に繋がり兼ねないか密かに心配なんかしております。
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比べて一般紙

こんだけ世間が傾いても実にバラエティーに富んでいる。

最近、笑えたのが「勝手に与野党攻防戦」なんかより、数段笑えた 「水掛論」 が傑作だった。 水素爆発後に炉心へ水を 「ぶっかけた」「水をぶっかけてない」 と双方主張を譲らなかったあれで、 正に水掛論を展開していた。

子供達が、水掛論の由来を「あれ」と勘違いしないか心配はしているものの、 実に分かりやすい一例をお示し頂けたのかもしれない。(笑)
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さらに、風車が原発に変わっただけの現代版 「ドン・キホーテ」
現代版は突撃だけで終わりそうな予感が…
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さらに北欧の傑作であるアンデルセン童話の和製版も面白い。

それは 「裸の王様」

和製の方は悟る事なく、そのまま終わりそうな、予管が…(-.-;)
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日々の記事に飽きる事なく、刺すような朝日の中、エアコンをキンキンに入れて毎日デリバリされるパリパリの紙面を開く瞬間 だけでもささやかな幸せは実感できるが、もっと幸せの瞬間は各紙の 比較

トップページに持ってくるネタの違いも興味深いが、同じネタでも、 紙面を占める面積、叉、発行元の右や左への傾き方や経営、背後環境、 信条等による違いで生じる表現や捉え方が微妙に違うのが面白い。

↓の画像は読売と朝日の1面比較
同じ脱原発でも朝日は「将来は。。。」に続く慎重姿勢。



一紙だけならそう思い込んでしまいがちだが、比較すればする程、多角的に読み取れるので、複数読み比べると実に楽しい。
全紙取り寄せ楽しんではみたいが、車で読むのは目に悪いし、時間的にも経済的にもそれは不可能だ。

そんな比較を業界紙ではできない。
個人タクシー「新規申請凍結解凍!」なんて記事でも出れば比較なんてできなくても全然いーのだが、 ずーっと干乾びそうな記事ばかりでは、夏の暑さで干乾びる前に干乾びそうだ!

2011.7.18

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追記

現在、過酷な状況下で譲渡譲受に向けて日々奮闘されてる方々のご健闘をお祈り申し上げます。 まだまだ楽しい業界です。


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