夢に迄見た配車


爆睡症候群!

またやってしまった…。。。。(汗)

今時分の気候
本当に過ごしやすく、無線待機も快適な睡眠で快適に過ごしており、もし天国って所が本当にあるのならきっと 今時分の気候に違いない。なんて一人空想しております。

さて、そんな快適な気候が続いて、さらに雨が降った先日
エアコンいらずの車の中って雨が降ったりすると雨音が天然のBGMと化し、尚更快適な睡眠環境に恵まれてる気が するのは私だけではないとは思いますが、その日の最後の無線待機は平均単価は期待できないものの「あぶれ」の確率が低い、 所謂「安全パイ」的な赤坂エリアで爆睡しておりました。

※ あぶれ 何も音沙汰なく遂には実車にならない意

で、配車頻度の高い赤坂某局に配車。
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赤坂待機一台目だった事を情報画面で確認してからメーターを迎車に切り替え、スクランブル発進したいところではありますが、 寝起きの急な発車は大変危険なので交通安全の観点からも少し車外でリフレッシュしてから進行を開始。

進行経路は毎回2択。

山王下から向かうか、5丁目交番から向かうかです。 (意味分からない人は無視してください)

この2択
選んだ方が渋滞してる事が多い気がするのは気のせいではないとは思いますが、この日選んだ山王下からの進行経路も混雑していた…。 (5丁目交番方面からはガラガラ) 混雑の原因が御同業の法個空車タクなだけにひたすら耐え凌いで列に並ぶだけですが、深夜帯にしては酷い渋滞でした。
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で、どーにかこーにか赤坂某局に現着。

この赤坂某局
24時間タクシーを無線で呼んでますが、深夜帯の場合も頻繁に呼んで頂けており、誠にありがたい限りでございます。

基本的な呼び方としては

◆ 法人タクG社 五台口
◆ 個人タク   五台口
◆ 法人タクT社  五台口

そして 法人タクG社に戻る。

と, 上杉勢が川中島で実施した「車懸かりの陣」に似たような感じで延々と各社順番に呼ぶのが、今現在の基本的なパターンです。
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つまり、個人タクシー五台の塊「かたまり」で向かう事になるので塊の最後に着いた場合は前に 個人タク4台が先着しており、後からT社が五台後ろに並ぶ事になります。 逆に花番(一番)入構なら後に個人タクシー四台が並び、前にはG社が五台のはずです。


しかし、この日は何かが違った…



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なぜなら入構したら前にG社が五台いた。^^;

今回のようにのんびりとやって来てたらT社数台に追い抜かれる事があっても個人タク花番入構は絶対に有り得ないのではなかろうか?

まさか…。(-.-;)

さっき配車の了解を入れてから二度寝してしまってないか?
そしてとんでもなく延着していないか…?

色々疑問が尽きない中、前から実車していくので少しづつ詰めてると、先頭付近から現地配車係のカバさん(隠語)が 私の方を見下ろしながらずーっと見ていました。 (- -)

(-.-;) お、 おかしい。。。。

到着が遅かったのなら何か言いに来られるはずなのだが、単に立ちすくんでいる。


立ち竦む理由とは…?

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( ̄○ ̄;)
   ここで直感的にピンときました。


そもそも配車になっていないのではなかろうか? 
 ぶっちゃけ (笑)

そうひらめいた瞬間、正確な情報を求めんが為にも迷わず無線室に電話を入れました。

前振り略

(・_・;) 「すいません。私はこの10分前後に配車になってますか?」
自分自身でも呆れ果てそうになるお馬鹿な愚問ではございますが、真相を究明する為にもストレートでぶつけてみました。

オペレーター
(-_-#)
「今、赤坂某局から一台余計に並んでると言う連絡が入りましたが、配車になってませんよ。」


( ̄○ ̄;)  的中だった。!


常習とは言え、気絶しそうになった所、私の後方に個人タク五台が入構してきた事で何もかもが夢だった事を悟ります。
そして放っておいてもあの五台の一台として配車されていただろうと言う事も…
正に夢にまでも見た無線配車でしたが、よりによって夢に見たのが、ここだったとは。。。。

夢の中なんだから奮発して神戸牛を食べればいーのにいつもの吉野家に入店したようなもんで、なんかガックリです。 とにかく夢で終わらせる訳にはいかず、現況からの脱却を試みます。

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現実を真摯に受け止めるだけですが、夢にまで見た配車先からの離脱を計りながら無線室とは通信を続行しておりました。


「今、離脱しました。 ところで配車替えをして頂ければありがたいのですが…?」
最近、融通がきかない話をあちこちから聞かされてましたので丁重路線を採用。

オペレーター
(・_・;)
「勝手に取り消された訳ですからこの場合はないですよ。」


「同じケースで過去に受けてますが?」とはヤブヘビになり兼ねないので流石に言えず、 待機していた(寝てただけですが…)事実だけに触れながら、「動態記録で確認できるとおり、 勘違いはあったものの実際に待機していたのだからお願いできませんか?」
と、 深く反省はしているように装いつつも冷静に考えれば誰にも迷惑をかけてない点を心の支えに権利主張を低姿勢で延々と展開。   ダメ元なんで捨て身です。

オペレーター
「折り返し電話します。」

ガチャン

ガチャンから一分程で入電。
オペレーター
「今回だけは特別に救済処置を致しますので改めて配車するまでお待ちください。」


(T_T)
「ありがとうございます。」

ガチャン

そして15秒後

ピーっとリアルに 配車!

わが国最高峰の立法府北門でした。
やったぁ〜。さっきアホ面で並んでた行き先が環七ばっかりの場所でなくて良かった〜。
と最終関門突破に満足。

でも…

首の皮一枚で繋げた感が強くありましたので、「真っ直ぐでもいーや」と思いつつ北門で待機していましたが、 Uターン発進の首都高個タク村コースで結果オーライの最後の仕事でございました。

運命とは切り開くものですね。

2010.5.23
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