原発反対
こちら国会前

気がついたら、今年も猛暑続きの東京地方

2012年も遂に灼熱の夏の到来だ。

灼熱の夏を想像すると、ぐったりきてしまいますが、世の中ポジティブに生きたい。
私は炎天下に汗だくで遊んだ後、川に入って泳ぐ姿なんかを想像する。


真夏の川遊びは、そりゃあ気持ちがいー。

こうなると40度に迫る気温が望ましい。となってしまう。



川に行けない時は、地面が凍りついたり、車庫の水道が氷結して洗車ができなかったり、 布団から出るのが辛かった真冬の事を想像すると、「夏とは素晴らしい。」となってしまい、 世の中、考え方を柔軟に切り替える事ができれば、それなりに楽しく生きれてしまう。


なんていいつつも、仕事ではエアコンをガンガンに機能させて無線待機をしております。
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 そんな折


最近ますます活発化してきた原発反対運動

私がよく無線待機する場所の近くでは、毎週金曜日に原発反対を訴える方々が 首相官邸をグルグル取り囲んで熱い主張をぶつけられている。


指定日限定で、主張するところを同じ丼の中(組織内)に見せつけるだけで終わってしまう単発型デモンストレーションとは違い、 金曜日の定例反原発運動はあまりに根気よく長期間持続している。



少し気になりネットで軽く調べてみましたが、とんでもない数の方々が集まってた事を知って驚いた。

また、主催者側と警察発表の動員参加者数の開きにも驚いた。

さらに動画サイトを見てよくよく観察してみたら、参加者の年齢層等を含め、 共通点を見いだすのは不可能な程の老若男女のぶ厚い参加者層の幅の厚みにも驚いた。

一番驚いたのが、政治集会ではなく市民運動だと言う事。




政党主導ではなく労組主導でもないので後ろ盾がない。 つまり、行動費も出ない、所謂ノーギャラでの参集であり、交通費も自腹のようだ。

それでもって烏合の衆かと言えば、必ずしもそうではなく、 流行りのネットの海を温床に、ネットワークを構築しているらしい。


私を驚かす彼等を支えてるのは不屈の信念だけなのだろうが、 近年のわが国に於いては類いない集団が形成されつつあるようだ。
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それにしても老若男女を問わない大規模な市民運動をマスコミは本腰を入れて取り上げるまで時間がかかりすぎてないか?


いよいよ手がつけれないまでに膨れ上がった段階からメディアへの露出度が上がってきたような気がする。 メディアから見れば不都合な集まりだったからなのか、扱わないよういずこから指示があったのかを知る術はないが、 どーも違和感を禁じ得ない。原発も怖いが、そっちの方も怖い。


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どうであれ、彼等の反原発運動には全く関係ないのだろうが、すぐに止めろと言うのも乱暴なような気がする。


劇毒物である核の取り扱いとは入念な準備と途方もないコストと事後処理を要するからで、 核廃棄物の最終処理までの計画を伴わない反対論は、飛んでる飛行機に「エンジン止め ろ」と言ってるのに等しく、事の始末に責任を持ってるとは言えないのではなかろうか。 すぐに止めた場合にどうなるかを想像しているのだろうか?


とは言え、いまだに先の水素爆発の検証を管理者側は行わず、10数万人が満足な補償を 受けれないまま避難生活を余儀なくされてる現状を思うと、即刻停止と訴えられる感情論は理解できてしまいます。

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テレビを見てると、資源のない日本での原発リスクはしょうがない。なんて類のコメントを聞くが、 当事者に身を置き換えての想像力が欠如した日本人が増えてきたのではなかろうか?


あれだけテレビで見てきた立ち入り制限地域とかの惨状をリスクと言い切る心境を、私には到底理解できない。


想像力の欠如が、日本中に蔓延してないか…?


そもそも先の水素爆発の原因である「想定外」を生んだのも想像力の欠如ではなかろうか?


引くも地獄。進むも地獄。


 とんでもない現況を「絶対に安全です。事故はおこりません」と、根拠なき言動を叫びながら原子力政策を押し進められた方々は想像していたのか? その心境を全く想像できないが、今を生きる我々としてはあらゆる可能性を想像するに必要な偏りない知識を糧に、 最善策を模索していくしかないのだろう。


将来の同胞の生活を想像すれば、やるべき事は見えてくるが、先ずは日々、想像力を研きたい。


2012.7.23

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