ガソリンスタンド東京難民
ガソリン給油方法

未曽有の大災害の中、私的ホームページにご訪問頂き、誠にありがとうございます。
被災地の皆様には重ね重ねお見舞い申し上げます。


さて、過去にガソリン価格高騰関連の記事をあたかも危機迫るニュアンスで何点かアップしてますが、ここんところのガソリン補給に苦労してる当方から言わせれば、当時の私は「青い」 「だからどーしたの?」レベルの話でチャンチャラおかしい。

当時の私に言いたい。

都内各所のガソリンスタンドに客面して当たり前のように24時間好きなだけ補給できるだけでも幸せな事なんですよ。

と。。。。

↓当時の画像。ガソリン価格は今より安い。

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現在の東京

 東日本大震災の影響からガソリンスタンドがあっても売り切れご免状態です。暫定税率騒ぎの渦中、 我々小市民と共に国会に振り回されて軒並み潰れて去っていった零細スタンド減により、ただでさえも少なくなったガソリンスタンドに ガソリンがない状況でございまして、当時の私には微塵の想像すらできなかった現況でございます。

本当にガソリンはないのか?

少ない情報の中からの私なりの分析ですが、「無いことはない」
実際にどの店舗(大手)も最低1日に1度は総量規制はあるかもしれませんが、 タンクローリーからの補給を受けてるようです。
それでも売り切れるのは通常の何倍もの爆発的需要から需給バランスがぶっ壊れた「 証 」でございまして、スーパーに米やパンがないのと同様、 爆発的需要に供給が追いつかない実にシンプルな構図だと思います。

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今の東京のスーパー。

本当に食物かない…。

米なんか地震発生数日後には完売。

なくなるから「なくなりそうな物から買い占める」連鎖地獄に陥ってると推察致します。
群集心理は理解するので否定も肯定もいたしませんが、深刻な国難と言う異常事態下では、在庫を極力抑える営業スタイルのスーパーの店先に 並ぶ商品が瞬時に売り切れ、入荷を倍に増やしても焼け石に水なのでしょう。(原発に水?)
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買いだめダメ

 本日、現政権の看板議員さんから「買いだめは控えるよう」とアナウンスがございましたが、久々のアナウンスがこれでは先が思いやられます。 完全に後手後手感の印象は否めず、全てにおいてこうなのか?と心配してしまします。

そもそもなんで買い込むのか?

推察するに福島の原発が起因してると思います。
政府は「大丈夫っぽい。」とは申されておりますが、もし、使用済み燃料棒が溶解し、拡散を始めたら飛来物を恐れて東京でも自宅に引きこもるでしょう。普通は!
 当面のひきこもり生活用の生活物資の調達をするのは「津波が来るから高台に逃げる」のと同じ、生物としての危険回避本能だと思います。 そもそも「自分でなんとかするしかない」と思わせてるのは政府ではないでしょうか? テレビ見てると原発から2キロ圏内、10キロ圏内、20キロ圏内と規制を広げつつ一方的に「避難しろ」や「ひきこもれ」とかの要求を「お願い」と 称して言い放つ割りにはなんら現地で素直に従われてる方々への発動後のフォローどころか満足なアナウンスすらない。これじゃぁ信用できないし、 自己防衛しかないと誰でも思ってしまいます。

それでも政府指導層を信じるだけですが、事態沈静化の天王山は福島原発だと思います。 これさえ払拭できれば一気に復興への道が開けるでしょう。
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ガソリンの話に戻すと

ガソリンの消費量に比例して売り上げを伸ばす我々輸送事業者は本当に辛い。

 確実に何時に開くと言うお店もあるが、補給を受けれる確実性の代償として相当待ちます。先日は開店前に並んでみた所、 開店は「4時間後です。」と言われて離脱。

 スタンドが開くのを待つにせよ、偶然見つけたスタンドに並んで順番が来るのをひたすら待つのもどの道待つのですが、私の場合、 性格的に確実性より偶然性の方を好むタイプなのでしょう。ネットワークを駆使して営業しているスタンド探す訳だが、 今営業していると言う情報を元に急行しても到着した時には売り切れているかもしれないし、なんとか列に並んでも先頭になった時点で 「上限10リッター」や「2千円まで」とかの給油制限を宣告される事もあり、その場合は補給量が不十分だとガソリンスタンドのハシゴを余儀なくされる運び でございまして本来の営業目的を遂行させる為の準備作業に膨大な労力を費やす日々が続いております。

不思議なもんで何故か毎日、値上げしてても気になりません。
久々に物の価値が上昇してる中、ガソリンを入れれる機会を得るだけでも幸運だと勘違いしてるからかもしれません。
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しかし、一般車みたいに満タンにしたからと言って安心できない。

 先にも述べましたが、ガソリンの消費量に比例して売り上げを伸ばす我々輸送事業者はガソリンを使い切って始めて意味を成すからです。
東日本大震災の影響で旅客輸送に伴う燃料消費も大変苦労しておりますが、消費速度低下に連動して収益低下となってる中、 なんとか消耗させても新たなスタンド探しのサイクルで、消費と補給のダブルストレスを感じており、気力資力共に大消耗戦の様相です。


と、こんな感じではございまして日々の個人タクシー生活に重大な影響が発生していのは確かでございます。 でも、困窮してはいるものの被災地を考えればなんて事はありません。
未曾有の国難の中、「耐えて耐えて耐えまくる」覚悟でございます。

2011.3.17

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ガソリン騒動2011 約10日で落ち着きました。やれやれ 2011.3.28
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