消費税増税メーター改造!2014
ネガティブ報道 VS ポジティブ報道



消費税増税に伴う運賃改定が間近に迫りました。


2014年4月1日にメーター器改造を予定しております。

前回の運賃改定が、2007年とかなり前ですから、
気がついたら実に7年以上経過しておりました。


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当時の記事
タクシー料金値上げ! 運賃改定!  (2007.12.2)
運賃改定の日(2007.12.12)
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 今回は消費税3パーセントアップ分の上げ幅で、初乗り料金は730円です。

   ↓ 既に準備済みのステッカー、料金表関係


既に5パーセントの税率の消費税だから、アップで8パーセントになる訳で、 業界のことより、消費税3パーセントアップに伴う巷のマスコミ報道が色々と面白い。

 洗剤や紙オムツ等の消耗品を大量に買い込む人や、果ては子供のおやつを大量に買い込む人などを紹介しているが、 危機迫るニュアンスで大量買いをおもしろ可笑しく伝えてる。

つか、、、大人買いを煽る煽る。


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数百万単位の買い物なら話はわかるが、数万円単位の買い物でどれだけの節約に繋がるのか?


仮に紙オムツを10万円分買い込んだとして、消費税は8千円 元々5千円の訳ですから、 実質3千円しか浮かない計算だ。

たかが三千されど三千か?   某国三千年の歴史。か ?


 その僅か3千円の為に車を使ってお店に行って、大量に仕入れた物を家まで運ぶ手間暇を考えると、途方もないエネルギーだ。
さらに置き場のスペース確保の為に、一部屋を埋め尽くす様であれば自宅の利便性を大幅に損なう訳で、明らかに損失であり、その損失に見合う対価が僅か3千円と言うのはナンセンスとしか思えない。

 しかし、10万円分の償却未定の物品の在庫を抱えられるからには相応の経済力がある訳ですから、それはそれで評価しても良いのかもしれないが、 その財力を元に、さらに3千円を追い求める堅実さを超越した貪欲さ加減には脱帽だ。
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そう言えば…


ガソリンを満タンにするのも流行っているらしい。

所謂、駆け込み満タン。   テレビでやってた。



ガソリンも紙オムツと同じ消耗品ですが、 僅か3パーセントアップしたところで大差ないようか気がする。

ガソリンの1回の補充では、せいぜい入っても 1万円  (空の場合除く)


その消費税は8百円

プラス分はたったの3百円でしかない。

毎日、入れてるならまだ分かる。ような気がする。が、月に数回ならどーでもいーレベルと思えてならない。
ガソリンを満タンにする目的だけに車を動かし、燃料と時間を消耗させる行為に疑問を抱かざるを得ないが、 その時間の捻出が可能な生活の余裕に私の疑問は払拭され、ある意味羨ましい。


ほぼ毎日、価格に関係なくハイオクガソリンを満タンにする私には全く関係ない話ではありますが、 日々5円から10円の幅で価格変動のあるガソリン価格の方がよっぽど影響が多い気がしないでもない。
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ネガティブ報道VSポジティブ報道

 クリミア半島の不安定化により、やや上がってきてはいるのは確かに事実だが、 マスコミ報道は値上げすれば騒ぐが、下がった場合は不思議と報道しない。
「下がりましたから満タンにしましょう。」と情報を流す方が公益性を感じるが、 実態は「またまた値上げです。」みたいな不満を募るような報道が大多数だ。


街ではこんな光景が…


みたいな感じで一部の方がガソリンを満タンにする光景を、 真似の大好きな国民のお茶の間に垂れ流す。

そして「増税はダブルパンチですね」
などのネガティブなコピーを貼り付けての報道が圧縮的ではなかろうか?

真意は判りかねますが、そっちの方が商売にはなるのだろう。
つまり、ネガティブネタが今の国民には受け入れられる傾向なんだと言う事なのだろう。
公益性より自らの収益確保を最優先している訳でございますが、利益を出す事で存在できる訳ですから、是非もない。

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かつてポジティブ報道に徹した時代もあった。

皆様ご承知の通り、日中戦争から大戦中にかけてだが、負けを負けと認めず、黒を白と言い、威勢を張る事に徹していた時代…


軍の強い統制のイメージはあるが、日米会戦前はマスコミの先走り感の方が強かった気がします。

全面経済封鎖解除の条件であった「大陸からの撤退」を飲めなかったのは、 マスコミに煽りまくられた国民からの理解を得られなかった。 からだろう。


戦っても勝てません。


とは上層部の正常な誰もが理解していたが、ポジティブな空気の中、口が割けても言い出せない内閣は総辞職するものの、次の内閣も巨大な世論の前では無力だった。

 「進むも地獄退くも地獄」の正に進退窮まった中、事実上の国家意志決定機関であった大本営政府連絡会議は究極の決断を迫られた。

完全に孤立の上、兵糧攻め(石油の備蓄だけでは枯渇が時間の問題)の状況下では落城確実の中、図上演習を何度繰り返しても、体力差が百倍近い相手に勝てるはずはなく、全てで敗北の判定結果ではあったが、一か八か撃って出るしか道はなかった。


知る権利は存在する。


ただ、感情をヒートアップさせない温度調節能力と、左右に導く事かないようでなければならない。

そんな伝え方では多くが面白いと思わないのかもしれないが、国を滅ぼすよりはるかにマシだ。

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消費増税に伴う運賃改定

1零細事業者の当方はメーター改造に向かうだけですが、
内心、つか、、、、本心は3パーセントはどーもハンパな印象。


その為に昼間、フーガを作業場に持ちこむのが面倒くさい。

個人タクシー1万数千台の大半のメーター改造を1日で行うのだから相当混み合うであろうし、 費用の2万数千円も、次回に同額が発生する費用だと考えると、無駄に感じるので正直、もったいない。

何より僅か3パーセントの増税に過敏な反応による消費の冷え込みが一番怖い。

どーせなら次のすぐ目の前の10パーセント改定時に改造したいが、業界の足並みを揃える必要性を十分理解しておりますので、躊躇なく改造する。

本心と行動が違うのは、日米会戦を成り行きで決意した大本営政府連絡会議の面々と同じに違いない。


2014.3.30

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