秘湯・名湯・布引観音温泉 
Club TEANA 2012 ティアナオフ会参加 /進行長野県!



クラブティアナのオフ会に、2年ぶりの参加を致しました。


 一年、また一年と、時が流れるにつれて、車へのトキメキは失いつつありますが、同一車種の集うオフ会の地を訪れると、 車が楽しかった原点と言える時代をなんとなく思い出させてもらえ、独特の環境下に身を置く事で、リフレッシュなんかしております。
 また、大好きな信州で森林浴や温泉浴を堪能し、東京で疲弊した私の魂をリペアさせる絶好のきっかけになる 定例ティアナオフ会は盆やお正月に匹敵する一年の節目となっております。


そんなティアナオフ会へ

今回はカミさんとクロちゃんも同行しました。


上記の理由から、いつもの一人で行き当たりばったりのデタラメ日帰り行動は有り得ないので、 経路から休憩箇所や宿などを、進行3ヶ月前からインターネットを駆使して入念に調べ上げました。


 拠点となる宿は特に吟味しました。 

  選考基準は以下のとうり

  (1)源泉である事。

  (2)ペット可は当たり前で、部屋が「離れ」である事

  (3)千曲川に隣接する事

  (4)背後に歩いていける山がある事

  (4)宿の周りに可動する田んぼが無数に存在する事


  以上の5つを選考基準とし、宿泊費の上限は五万で設定

ただし、厳しい選考基準を設けた以上、部屋の内装やら築年数や建物の風貌やらは一切求めない事としました。 私の旅先での泊地は宿で選ぶのではなく、選び抜いた 「環境に身を置く」事 なのでございます。


各選考基準の理由と付随事項。

の温泉である事は当たり前として、源泉垂れ流し方式で、ある程度の硫黄臭を発っするも付随条件としました。


2の千曲川
やはりマイナスイオンを発する川の近くは外せない。クロちゅんを泳がせてもよし。
何より千曲川は山々から水が流れてある程度まとまった川だけに周辺では必ず最下部に位置します。 つまり浅間連山などを見上げて見える立地条件。

やはり信州
山を見上げたい。いくら標高の高い山でも山の中腹とかの宿から見ると雄大な高さを十分に感じられないのだ。


3の離れ

トラブル防止

ホテル構造だと必ずすれ違うし、ペット同伴レストランなんて最悪。
こちらが吠えなくても吠えられるだけでストレス。
ストレス解消に行ってストレス抱えたら意味がない。

また、ホテル内部ですれ違う度に小話になったら普段の散歩と変わらない。 旅先でワンコ仲間作ってる暇はない。


4の山
やはり山から湧き出る新鮮な酸素は格別。 絶対に外せない。
クロがいるから頻繁に散歩するし、絶対必要。


5の田んぼ
畑と違い、水をはった田んぼは水中生物の宝庫 当然、カエルが棲み、夜はカエルの大合唱。

私のリラックス波長にピッタンコなのが、カエルのケロッケロッケロッなのです。 つまりカエルの発する空気振動をベストにブレンドされた酸素に加える事で、 東京では絶対に有り得ない極めて贅沢な空気となる訳でございます。
カエルの存在があってはじめて完成する以上、カエルの温床である田んぼが必要となる次第でございます。

そんな絶対条件を掲げ、どこかない?と、他に情報提供を求めつつ、Googleの検索ボックスでも上記のキーワードを入れ 探索を繰り返したりした結果、絞りに絞って捻り出されたのが、
「牛にひかれて善光寺参り」の伝説の地として知られる


布引観音温泉


オフシャルサイトを拝見すると、「一泊2食で七千円から。」とありましたが、
じゅらんネットを通すと6千円から申込める宿らしい事が判明。

  布引観音温泉オフシャルサイト



当初から値段は考えてないものの、安過ぎるのも不安材料であったが、温泉の湯質の評判は高い。

ただ、Web上に溢れる布引観音温泉画像を拝見すると、建物がかなりレトロつうか、あまりに古いので
「値段は妥当なのか?」とか思いつつも、建造物については当初から不問だったので、「まあーいーか。」って感じで決着。

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とりあえずGoogleマップの衛星画像でターゲット付近を偵察。

昔だと自前で偵察機を飛ばさないと見ることができなかった航空画像を自宅にいながら見れてします。
 本当に便利な時代だ。


確かに布引観音温泉宿舎前は千曲川で裏手には山があり、尚且つ周囲には田んぼの存在を視認画像で確認。

これは「理想的宿に違いない。」との結論に達し、2ヶ月以上先の3月某日絶対に押さえたいので、
予約の電話をしてみる事にした。

該当日が空室かどうかはを「じゃらんnet」の予約画面で予め確認しようとしたが、
先過ぎて表示されない。

シビレて直接電話しました。

あのー。

6月某日 ペット可の離れの部屋の予約を大人数名と大型犬1で、お願いしたいのですが…

受付の方
まだ宿帳ができてません。






商売っ気の無さに打ちのめされつつもなんとか立て直し、どーしてもご当地に参りたいので
是非お願いしたいのですが…  と、ゴリ押した結果。 予約完了。



特別料理メニューを聞いたら、「馬刺しとコイの刺身」がお勧めです。
との事でしたが、当方は双方ともダメ。

馬もコイも目が優し過ぎて食べれない。本当にスイマセン。

「海魚のお刺身でお願いします。」と山の宿では禁じ手を発動し電話を切りました。

 時は流れて



 オフ会前日

一人なら仕事明けに出かける所、今回は違う上、無理がきかない今日この頃

おもいきって前日は運休しました。金曜だけど…
当日の朝の5時前には進塁を開始し、一気に長野県へ。

いつ訪れても素晴らしい小諸城など市内観光





小諸城!懐古園 (オフ会初回参加時のページ)

カミさんの本隊を温泉に残し、クロと私の女神湖進出支隊はクラブティアナオフ会の会場へ

10時頃に女神湖到着!参加台数は六十台以上 (主催者発表)



   ↑ 画像は2011年のもの。M,Sさん撮影

  ↓ 会場を疾走するクロちゃん。

ラブラドールレトリバー黒ラブ


画像提供 M,Sさん。   遊び大好きM,Sの気まぐれブログ



女神湖


いやー。風は心地よかったですが、日差しが強かった。

光を吸収する真っ黒なクロはに厳しい感じ。

とりあえずご来場の皆様にご挨拶はしたものの、興奮して殆ど寝てなかったクロが相当なストレスを 感じているのは明らかでしたのでお昼過ぎには撤収します。

13時過ぎに本隊と再合流。

予定では夕方まで観光をする予定でしたが、暑い中、睡眠不足のクロを連れ回す事は困難と判断。 連れ回すこっちも相当なストレスだ。

そんなこんなで、30分で行ける位置から布引観音温泉に電話してみたら、「いつでもどーぞ」との柔軟な配慮を賜り、 予定を大幅に繰り上げて宿に直行します。

ナビでは千曲川沿いの一本道ですが、予めGoogleマップの衛星画像で確認済みの地形を「あの山がこれかぁー」なんて確認しながら進んでると、 これまた事前にオフシャルサイトで確認済みの布引観音温泉の外観が見えてきた。



布引観音温泉画像


   ↓この目印に吸い込まれるように到着。



   ↓ 画像は本館正面玄関

布引観音温泉


   ↓受付後に案内された「離れコテージ」  画像の左側。右側が本館



  なんとも… 懐かしい。

  昭和四十年代に建築か?まるで映画のセットのようだ。

カミサンと二人暮らしを始めた最初のアパートのようでもあってノスタルジック度は1000点た。



建物の中はキャンプ場にあるログハウス調にリハウスされているが、作者は妥協する才能には満ちてるようだった。



  ↓ 和室

布引観音温泉コテージ


  ↓ この照明は電球のままでお願いしたい。きっとLEDは似合わない。



そんな感想を抱きつつも、まずはクロの静養が第一。

早々に荷物やクログッズを部屋に運び、拠点構築完了。



とりあえずクロは置いて 昼食兼プチ観光へ

捨てられたと勘違いして、ピーピー泣いたか、ワンワン騒いだか、単に爆睡したのは定かではない。

布引観音温泉コテージ


めちゃくちゃ美味しいランチから陣に戻り、軽く休んだであろう、クロちゃんを軽く連散歩にれ出します。





  ↓ すばらしい山々 



そして待望の風呂へ

館内の画像はオフシャルサイトを覗いていただくとして、いやー。いー湯です。

布引観音温泉  

 布引観音温泉オフシャルサイト



源泉がかけ流しの滑らかな湯で、湯温も私好み。

硫黄香は鼻が曲がる手前のベストな感じ。湯質は最高にして、なにより観光客が居ない点が最高。

入れ替わりでお客は来るが、言葉を聞かなくてもラフな服装や、銭湯セット持参で来られるものだから、 日帰り入浴の地元の方々だとすぐわかる。



近隣に温泉はいくらでもある中、地元の方々の来客数から見ても湯質が地元でも評価されている事がわかります。 正に秘湯と言えるのが、布引観音温泉かもしれない。

話を戻すと、湯に浸かってのぼせたら、水風呂に入り、冷えたら湯に浸かるサイクルを延々と繰り返し、 何セットやったかわからなくなったタイミングで出ます。

風呂上がりに信州の爽やかな風に打たれてれば、ウトウトとなるのは時間の問題である。



正に極楽



小一時間夕寝したタイミングでの夕食はおどろいた。

正直、お値段からして、失礼ながら、フライやらチンやらが半数を占めるのはやむを得ない。 と考えてましたが、それは違った。



ほぼ 手料理。

しかも美味しい。


で、一番驚いたのが、後から出てきた天ぷら

予想ではナスやらレンコン系かと思ってたが違った。

ニヤアカシアの花
さんしょ
ブドウの葉
山ウドやらの旬の地葉尽くし。

裏の山から取ってきたからタダ。なんて考えはナンセンス。



希少性は評価。

このメニューの天ぷらを東京千代田区とかの割烹料理屋でオーダーしたら大変な事になる位、贅沢な品々だ。

食後の風呂上がり

うっすらな月明かりの中、外に出て付近をうろついてみた。

 そこは正に私の理想郷だった。



森の香り付きで最高にブレンドされた適温の酸素に、遠く聞こえる千曲川の力強い水音とカエルの発する空気振動が 微妙に調和されて加わり、奇跡の大気を構成していた。 周辺を見上げると、圧倒的高さの山々の存在がある。

もし、極楽浄土が存在するなら、そこの夜は目の前に広がっているような世界に違いない。

なんて贅沢な夜なんだ。この上なにを望むのか?

なんて思いつつ、離れに戻って、23時に気絶。

時よりクロのイビキで起きたが、まあーよく寝れた事。


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5時起床し、クロちゃんとお散歩。

千曲川沿いを歩いた。



布引観音温泉

散歩コースも一級品


 ↓ 浅間連山方面 宿の前は手入れのいきとどいた田んぼ



  ↓ 宿の真裏の名勝 「布岩」

布岩 長野県布引観音温泉画像


  ↓ 由来説明



布岩


離れに戻って朝風呂に入り、朝食を食べてからまた寝た。チェックアウト時間がアバウトなのも評価。

起きてから昼ご飯なんか食べたら「もう一泊」なんて事にでもなったら永久に抜けだせなくなりそうだったので、 軽く寝たら誘惑を振り切りチェックアウト。

真田町の真田本城跡を訪れ、三の丸でクロちゃんを放牧。

 真田本城址  (オフ会前回参加時のページ)



  そのまま軽井沢へ抜け、そこでも夕方までお散歩しました。





  軽井沢ってまるで町のようで、山の中に居る事を忘れてしまいます。

軽井沢駅前画像


ラブラドールレトリバーは軽井沢がよく似合う。

その軽井沢。ペット同伴可のお店が多く、便利です。

  ↓画像はおやつで食べた桜海老のえび天丼(1400円)うまいっ!



   ↓ 待機中



夕暮れから個タク村に撤収開始!

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   追記

  それにしても今の時代


  インターネットで、宿の予約から特性まで調べられる上、衛星画像を見ればターゲット周辺の地表構造まで
調べられてしまう。   本当に便利な現世を生きる。

  じゃらんnetの口コミなんかも見てみましたが、 「あーだ。こーだ。」の不満とか見ると情けなくなる。

何でも自分で調べられる時代に「全ては貴方が決めたこと。」

  貴方の甲斐性の結果ですよ。   と、宿の主にかわって申し上げたい。

  格安素泊まりで宿泊し、それでも文句を並べてこれ以上何を望むのか?


  人間とは際限なくわがままな生きものらしい。本当に情けない。

2012.6.16

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