2011 台風一過

「当たるも八卦当たらぬも八卦」

2011年7月中盤

猛暑続きの中、「超大型」とテレビで大騒ぎされつつ来襲した台風6号。
西日本の一部では被害も出たとの事で被災者の皆様には心からお見舞申し上げます。

でもって関東地方はと申しますと、例によって影響は殆どなし。
雨も殆ど降らなかったし…

試しにバケツを駐車場に放置して降水量のリサーチを試みた。
来襲前日には一気に半分まで溜まったものの以後は蒸発速度と互角だったからか殆ど増えないまま台風は過ぎ去っていった。
なぜに梅雨入り宣言すると雨は殆ど降らないし、台風の警戒を呼びかければ呼びかける程、なんて事ない台風なのか? 毎回毎回…(-.-;)

まるで大自然が天下の気象庁予報部をあざ笑ってるかのようだ!

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その予報部発表をテレビが真に受けて、やれ「300ミリだぁ〜。400ミリだぁ〜」と、報じるもんだから庶民の私は右往左往してしまう。 実際、2日目の場合は数ミリ程度ではなかったか?
植木鉢を隠したり、物干し竿をたたんだり、雨戸をしめたり、停電に備えて自発光式の照明を用意したりしたが、全て無駄だった。

また、テレビのお陰で深夜の仕事に跳ね返ってきます。

テレビが煽りまくるもんだから、普通の人は終電までに帰ってしまいます。 所謂、風評被害です。


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それにしても予報が当たらない。

 人工衛星を駆使し、宇宙空間から撮影した雲の動く画像を解析してるにも関わらず、恐ろしく当たらなかった。 ゲリラ豪雨の予報だと、厳しい事は理解するが、時速15キロ程度のドン速で移動する台風6号を常時捕捉しながらモニタリングし、 雲の塊から落下する水分の量を当てる事はそんなに難しかったのだろうか? 「当たるも八卦、当たらぬも八卦」とは言え、結果的に当たらなかったので、「予測が出来なかった。」と言う方が、 正しい表現なのかもしれないのだろうけれども、煽り立てるテレビを見ている限りは恐ろしい台風だった。 そんなバーチャル台風

過ぎさった後にめちゃくちゃ涼しい空気を置いていってくれました。 台風一過と言う言葉があるが、それ以上で、まるで気候がズレたかのようだった。

翌日なんかは20度以下も体験。↓画像の温度計は隠れて見えないが19度を計測。



↓ 画像は完成間もない上尾道路

ナビ上は道なき道を進んでいるが、かなり立派な道路です。



 酷暑続きの中、30度でも「今日は涼しいね」なんて真顔で、ご近所さんと話てたのが嘘のような位の温度差で、 その涼しい快適温度は昼間でも22度から25度位で正に極楽浄土のようだった。 行った事はありませんが、もし…「天国があるとすればこんな気候に違いない。」なんて気候の中、

千載一遇のチャンスとばかりに 半月前からお掃除警告灯が点滅していたティア ナのエアコンフィルターを掃除する事にしました。
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通常、炎天下の中で車内の作業は間違ってもやろうと思わないメンテメニューですが、 あまりの快適気温の中、「今しかない。」との思いで作業開始してます。

時間経過で相当汚れますね。



リフレッシュ完了済フィルターを準備し、元の位置に組み込みます。


で、作業完了。

これでしばらくは大丈夫だ。

やれやれ


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と。ここまで書いたのが先週で、ここからは8月3日に書いてます。

台風が過ぎ、3日も涼しい日が続けは十分だな。と思ってから早くも10日以上が経過。

あの梅雨明け前から続いた殺人的猛暑が戻って来ない。夜もだが、昼間も過ごしやすく、エアコンを殆ど使いません。 あり余ってる電気がさらに余りそうだ! あの24時間エアコン生活が嘘のようで、これって冷夏か?

今年の夏は「暑い」と言っ予報してなかったか?

そもそも大自然の事を知ったかの如く語る事自体がおこがましいのだろう。
大自然と言えば先の大震災。

 猛威を見せつけられて、早くも5ヶ月を経過するが、傷が癒えないにも関わらずテレビ報道にもだいぶ慣れてきました。
天気予報のついでに設けられてる期間限定(数十年)コーナー「今日の放射線量」とか「今日の電力消費予報」なんか、 冷静に考えれば異常なコーナーを毎日、普通に見ている。

 あれは地震と言う災害が元凶ではあるが、原発事故ってそもそも緊急用発電機の不具合が全ての元凶ではなかろうか? 地震や津波に直面しても建物、原子炉は持ちこたえた。 ただ、発電機が使用不能に陥った事でパンドラの箱は開かれた。
 冷静に考えればお粗末極まりなく、車の故障で例えると、最新式の新車の納車時に冷却液は入れたが、 栓を閉め忘れる低レベルなヒューマンエラーではなかろうか?

現地では10シーベルト(毎時)以上の高レベル放射能が検出された。 これは人が即死に至る染量で、国内にそのような呪われた土地を自ら用意してしまった。 低レベルが高レベルを生んだ例としては類を見ない例となりそうですが、そこからどう立ち上がるかで、 原発産業と日本の真価をお示できる日が訪れる事を切望したい。

今の福島の現状を自然災害と混同してはならない。
2011.8.4

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