2011 ティアナエンジン停止!
カムシャフトポジションセンサー&シフトロックコントロールユニット交換 |
2011年9月中旬
の土曜日
恒例、組合旅行出発前々日のその日は土曜日だっただけに仕事に出るか悩んだものの、旅行に伴う連休で月間売り上げが 目減りするのは確実なので出れる日なんだから出かける事に。 22時30分に進塁を開始します。 どの道をどう通ろうが自由なのですが、不思議な事に毎回同じ道で都心を目指す。 路地から幹線道路まで飽き飽きしてるにも関わらず無意識に同じ道しか通らないから本当に不思議でならない。 とはその日も全く考えずに個タク村から路地伝いに都心部へ繋がる放射線(目白通り)に 下り坂から左折して躍り出て、ハンドルを右に戻す動作中に異変に気がつきました。 ハンドルがみるみる重くなる。 戻し終える直前にメーター回りに目をやると警告灯類が全部点灯していた。 ↓画像はイメージ さらにエンジン回転数をお示しになるタコメーターはゼロ回転表示を示していたので、完全に失火している事が判明。 所謂、エンストなんだけど、オートマ車では通常有り得ない。 明らかに異常なので、躍り出たばかりの放射道路で直ちに停車させました。 下り坂から下りてきた形なので、重力が作用し、しばらくは惰性で安全な停止位置まで動けた事は幸運でした。 停車時にエンジンキーをオフにし、考えます。 果たして再起動させていーものか? と… 毎回なんだけど、「どーせ壊れてるんだからいーや。」と、思考が数秒で切り替わってしまって再起動。 通常 キュルボーと、起動しますが、この時はキュルキュルキュルキュルと点火しない。 こりゃあ。。。ダメだ。と確信しながらさらにセルモーターを回し続けキュルキュルキュルキュル ボッボッボーと、なんとか再起動には成功。 ひょっとして…なんらかの理由で一瞬だけ混合気に不具合でもあったか?と楽観したのもつかの間、 異常をお知らせする警告灯が点灯してる事に気がつきました。 (画像のタコメータ5と6の上) エンジン警告灯(エンジンチェックランプ) エンジンチェックランプの不具合事象対象の幅は広く、原因は工場の端末機での診断でないと特定ができないので、 この日の営業継続は厳しいだろうと漠然とイメージします。 そして停車中に原因を考えた。 失火直後はエアフロを最も疑いましたが、再起動した時点で消去法で消えた。 いずこかのスイッチ又はセンサーか? ならどこだ? とか色々考えましたが、故障を直す部品も工具もない上、 究明する術すらないからには不毛な行為だと気付きます。 この警告灯 奇跡的に不具合から復活しても、一度エラー信号を拾うとリセットしない限りは消灯しない性質なので、 仮にエンジンが再起動して復活したとしても消えない。 つまり不具合履歴がある以上は警告を放ち続ける訳ですから、営業できる状況なのかできない状況なのかは出先では分からないのですが、 エンジンが起動して走れる状況になってしまうと考えてしまう。 停車しながら一度は運休を決意するも、ずーっとアイドリングするもんだから数分間は心が揺れました。 しかし、悩みを払拭させるかのように、またエンジンは止まった。 この時点で営業は不可能と確定。 二度ある事は何度でもあるので、根本的修復を行うしかございません。 運休確定後、当面の対応を考えました。 ティアナと朝まで一緒にいる意味はないので、ここからの移動先や移動方法とかを… しばらく放置させて、またセルを回すとエンジンは起動した。 しかも問題なく吹け上がるもんですから「こりゃあ〜。左車線なら低速で直近のディーラーへ自走可能ではないか? 」 とりあえず目の前のディスカウントショップの駐車場に入構して身の振り方を考える事にしますが、 またまたエンジン停止。 この停止後に迷わずJAFに電話して救援要請致しました。 故障は明らかなので、躊躇なく電話した所、「到着まで1時間です」との事。 とりあえず要請はしましたが、一時間は余りに長いので、 その長い余暇時間の暇潰しに先ほどの不毛な考えを改め巡らせてみた。 そして停止した状況を整理してみたら興味深い共通点を見出した。 共通点 エンジン起動後、直ぐには失火しない。 冷静に考えるとエンジン温度が低い程、エンジン稼働継続時間は長い。 最長は車庫から第一停止地点までだった。 つまりエンジン温度の上下に伴う環境の変化に影響を受けるセンサーの故障の可能性が高い。 そうなるとエンジン温度が低い状態からのスタートならある程度の距離を自走する事は可能ではなかろうか? 幸い行きつけのディーラーは5キロ程先にある。 「試してみる価値はある。」と、判断。 ボンネットを開けて冷却効率を上げ、10分程、風上にティアナのフロントを向けて強制空冷放熱させながら もし、途中で止まったとしても、押さえのJAFには場所の変更を伝えれば良いし、 幸運にも到達すればキャンセルすれば済む話だ。と、一か八かで進行を試みます。 進行時にルールを策定 エンジン回転を2千回転以上回さない。 (エンジン温度抑制の為) 不運にも途中で停止した場合、後続車の迷惑となり得る路地をパスし、二車線以上の幹線道路を使う。 進行中、後続車が追いついたらハザードを点灯させて左に寄せて進路を譲る。 以上を「鉄の掟」としてノロノロ進行を開始しました。 移動中は結構ハラハラしましたが、冷静さを取り戻す為に、よく映画で見るシーンを想像してました。 戦闘爆撃機が被弾した機体から煙を出しながら胴体着陸先へ移動してるシーンなんかを時より拝見しますが、 あれが本当ならパイロットの心境は私の10000倍はハラハラしてるに違いない。 あれを考えればなんて事はない。と、… 先日見た映画の「トラトラトラ」(Blu-ray版)だと、被弾したゼロセンは戻るのが面倒になったからか、 そのまま敵戦闘機が多数収納されてる格納庫に突っ込んでたが…。(汗) 私はどこにも突っ込む事なくディーラー着 |
空いてるスペースに突っ込みます。セコムとか関係ねぇ〜。(笑
着と同時に近郊私鉄沿線営業されてるご同業に迎車要請し、帰宅の足を確保。 ついでにJAFもキャンセルし、ティアナのキーに「ヨロピコ」と裏面に書いた名刺をガムテープで張り付けて ディーラーのポストに放り込んでから、お迎えのゼロクラタクシー(ちょうちん)で手際よく帰宅しました。 心置きなく爆睡し、昼過ぎに起床した所、ディーラーからの着信履歴が三件。 電話をすれば診断結果を知る事ができるのですが、なかなか電話をしなかった。 はじめての症例の結果となると、なんとなく心の準備がいるからだ。 なんと言うか健康診断で「要精密検査」と言い渡され、後日精密検査受診後に送付されてきた封筒を開封する瞬間の心境に似ているかもしれない。(汗) 今回は数字だけが気になったのですが、どこがどうぶっ壊れたかが分からないとそりゃあ不安です。 得体の知れない敵と対峙するようなもんですからね。 取り急ぎ、予算は5万か?10万か?それ以上か? なら引き出さないと… とか考えるものの、いくら故障部位の場所やその修理代金を予想して的中させたとしても全く意味がない上、 電話した方が早いので電話します。 私の場合、数字が気になると先ず数字を求めます。 あーだこーだ。の説明は不要で、数字が気になりながらの説明なんか耳に入りませんので、 先ずは単刀直入に結果(数字)を聞いてから他の説明を聞いてます。 予想より高い場合には説明を詳しく聞いて、値引き交渉を展開する為の突破口を探すのが、いつもの手法です。 したがいまして、結果を後回しに説明を受けてしまうと、攻勢に転ずる場合は二度手間になってしまう訳でございます。 で、お電話致しまして、直に 「いくら?」とお聞き致しました所、「1万数千円です。」との事。 ( ̄∀ ̄) やった。やっすー。 (こんな安価な部品不良でも不都合が発生するから車は面白い。 ) 安堵感一杯の中、故障理由なんかどーでもよくなりつつも、ついでにお聞きした所、 カムシャフトポジションセンサー不良。との事。 私自身も始めて知った部品ですが、カムシャフトを動かすのに必要なデータを収集するセンサーと言う事です。 文字通り、カムシャフトはカムを動かす大元ですから、不具合な動きだと混合気が不具合になって、 その結果エンストしたりするらしい。 ↓画像はカムシャフトポジションセンサー 1個6731円{後日撮影} V型エンジンだと右バンクと左バンクの双方に取り付けられてるそうで、 当たり前ですが、DOHCエンジン、つまりダブルオーバーヘッドカムシャフトだからダブルの2つと言う事。 ただ納期が問題で、片っぽは在庫があるが、診断結果で壊れてると判定されたもう片っぽの方は取り寄せとの事。 週明けのお店の定休日明けの水曜日が最終作業日との事でした。 普段なら「長い。なんとかならんか?」 と、なりますが、この日は違った。 どーせ火曜日まで組合の研修旅行でしたから、全然平気でした。 車を安全に保管してもらえるし、帰りには洗車して頂ける訳で、全然OKです。 ついでにシフトの調子が悪くなる傾向がございましたので、シフトロックコントロールユニットも交換する事にしました。 さらに法定3ヶ月点検にプラグ交換とスロットルバルブ洗浄をポッキリ五万で依頼して、電話をガチャン。 ↓画像はシフトロックコントロールユニット 8001円{後日撮影} ↓画像はシフトロックコントロールユニット内部。貧相な基盤が少し。。。。{後日撮影} ↓画像はその詳細{後日撮影} 明日から旅行かぁ〜。と、その日は思いつつ、 クロちゃとの散歩をいつもの倍は堪能。(夕方だけでも2時間) 23年度の組合研修旅行は千葉の外房にございます小湊温泉。 昨年度は福島研修旅行。宿のスパリゾートハワイアンズは 震災から200日間営業停止しておりましたが、一昨日の10月1日に営業再開。) 都内からアクアライン経由で千葉県側に進出。 画像は首都高通過時。「現在、都内の〇〇を通過。」とか「あちら方面はどちら方面です」とかの 東京都内のわかりきった地理関係をガイドさんが説明していた。 さすが研修旅行!(笑) 先週に仕事帰りに立ち寄った海ホタルで休憩したり、途中で実演イベント見学。 さすが研修旅行! 途中のランチ 難無く小湊へ 千葉県の方には申し訳ないですが、京浜エリア以外は土地勘なし。その分は新鮮でした。 小湊は日蓮さん生誕の土地柄も影響してか、歴史を刻まれた土地でございましたが、多くの方々の興味対象からは外れてたような気がしないでもない中、 私は日蓮さんに想いを馳せながら散策を致しました。(5分位) 宿の目の前の誕生寺は1498年と1703年の2度の大津波で流出し、現在の場所に再建されたものとの事。 部屋からの景観 天空露天風呂にゆっくり浸かりながら、いつになく開放感があるのはなぜか?と、考えました。 そして「ティアナが入院してるからではなかろうか? 」 と思えました。 組合旅行って任意なので、仕事したければ仕事をしたっていーのです。 昨今の景況下では旅行には行かずに仕事を選ばれた方も少なくないのは参加率からも伺いしれます。 その点マイティアナは入院中ですからね。心置きなく温泉三昧といけました。 これはティアナの配慮ではなかろうか? 今回の故障は最適なタイミングで発生したのではなかろうか? もし、旅行から戻って壊れたらどうか? 旅行で3日休み、修理で4日休みとなってしまって、一週間 は営業展開どころか自家使用すらできなかった。 同じ故障でも天と地の違いではなかろうか? 走行距離が重なると、不具合は高い確率で発生する。 物は壊れて当たり前。でも、壊れたら修理すればいー訳で、なんて事ない。 ただ… その不具合発症のタイミングと不具合発生地点に関しましては 「運」 と言う見えない力を感じます。 ひとりごとに戻る |