2010 車検更新!
練馬自動車検査登録事務所

2010年2月某日

 事業用自動車に課せられる一年に一度の車検。その車検を今年も更新させました。
他車種も含めるとかなりの回数の車検をこなしているので、自ら受験する事にはなんら緊張感などございませんが、 昨今話題に上がってるヘッドライトのロウビームでの計測化にはやや臆するものがございました。なぜなら今年はティアナのHID化後の 初車検となるからです。

下の画像は右から練馬車検場のAからDまでの建物

 HID取り付け時にライトを外して作業してますので、若干のブレが生じてる可能性はありましたが、なにより警戒したのが、 ロウビームでの検査の場合の測定方法並びに合格基準が分からないのは大きな不安点でした。 HIDバーナーはティアナのレンズカットで許容範囲内の光射を実現できているのだろうか? など…
分からない事をいくら考えても意味がないので車検当日には予備検査屋さん(テスター屋)にライト検査に行く事にしました。
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  で、車検当日

この日に用意した書類たち。 ストーブの横はクロちゃん。^^; 
各12ヶ月点検項目は完全に仕上がってましたが、ハイビームとロウビームのどっちで測定するのか?
などのすっきりしない点はございましたが、ある意味、未知なる挑戦と言うのは楽しいものです。なんかトキメク。。(笑)

マンネリ化してるユーザー車検。
今回はいっその事、他にも挑戦項目を増やしてみよう。と色々思いつきます。
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実験1
車検場には1日四回のラウンドごとに予約を入れなければ受験できないが、予約を入れたラウンド以外に窓口に行ったらどうなるのか?

実験2
ディーラー(日産)で暗いと指摘されたハイマウントテールランプ
LEDが劣化して暗くなってると言う理由で交換を奨められてました。しかし、暗いって言う理由で車検にパスしないのだろうか? バルブ切れとかなら分かるが、検査に光量の検査はないが…。と色々疑問の中、敢えてそのままラインを通す事に。

実験3
ディーラーで(トヨタ)「このポジションバルブは青過ぎるので、付いてる以上はいかなる整備もできません」 ときっぱり整備拒否され、泣く泣く取り外されたバルブを幸運にも頂けましたので、本当に不適合のバルブなのかを試す為にも敢えて車検時に装着させて受験させる事にします。
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とは言え検査に落ちて後日に出直すのも面倒なので、各純正バルブや現地で予想されるいかなる作業も可能な程の工具類(ジャッキからドライバーまでを用意)の フル装備をTEANAに搭載させてから出かけます。

予備の電球たち


そして予備検査屋さんへ

徹底的にライトを検査します。
今回お世話になった予備検査屋さん。

中島モータース



先ずはハイビームから
合格基準は満たしてましたが、ギリギリまで光軸はずれてました。 ^^;

やはりHIDを取り付けした時にライトを一度外した影響だと思われます。光量等は全てパス。ここで光軸を合わせます。 ティアナの場合、ハイビームとロウビームは一体型の光軸調整方法ですのでこの段階でロウビームの光軸は修正されてるはずでした。が。。。。。

続いてロウビーム検査(予備検査)
HID検査は初観測になります。ハイビーム光軸調整で光軸は完璧のはずでしたが、検査の立ち上がりに機械が光の読み取りに時間を要してました。 予備検査屋さんはマニュアルセンサーですが、車検場はオートセンサー式なのでここでの検査よりは読み取る時間がかる可能性がございました。

予備検査屋さん曰く、「もたつき過ぎ」

ロウビーム検査よりは確実なハイビーム検査をすすめられます。

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そこで質問をしました。

これからはロウビームでの検査が主流になるのではないのか?

ご解答
基本的にはそうですが、ライン進入時に申告しなければ今迄どうりハイビームでの検査となります。現在は移行期間であり、猶予期間と言う事なのでしょう。 ハイビーム検査基準は緩和されましたが、ロウビーム側の検査は厳格となります。
その厳格な検査を行う機械の普及がまだまだ追いついてないのが現状のようですので、その関係での猶予期間なのでしょう。 練馬では選択制なんですよ。ちなみに平成12年式以前の車はハイビームでしか受検できません。選択できるのは12年式以降です。

なーんだ心配して損した。。。。と安堵感の中、さらに質問します。


「すいません。このポジションはどうでしょう?」

なかじま氏
「全然問題ないですよ。最近では普通ですね。」

なーんだ心配して損した。。。。 と 安堵感の中、さらに質問します。


「このハイマウントはいかがでしょう?」

なかじま氏
「全然問題ないですよ。点灯するではないですかぁー。若干暗いかも知れませんが、光量を測定などしません。」


「。。。。。。。。。。ありがとうございました。」

と、トキメキが薄れつつある中、練馬自動車登録事務所(車検場)に突入

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ライトロウ側の目隠し 今回は大きめを取り付けました。
ちなみになくても受験できますが、強力なライトを装備してると干渉してしまい不利になります。
レーン突入前にアルミのホイールのボルトを覆うキャップを外したり、ライトのロウ側に目隠しの準備をしていて致命的な忘れ物に気がつきました。

それは助手席の固定ピン

事業用自動車はなぜか助手席が固定されてないといけないのですが、固定ピンがないと助手席は固定させれません。 急遽、傷落し用のコンパウンドのボトルをシートのレバーとシートの隙間に放り込みます。

こんなかんじ。。。(笑)


見栄えは悪いもののレバーを固定させる手法です。 レバーが動かない以上、物理的に助手席シートは動かないので 、「基準は満たす」と判断しました。 電動シートだとコネクターを引っこ抜けば問題解決しますが、機械式だと面倒ですね。
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準備万全となって6番レーンに並びます。

5番でもよいのですが、レーンによって測定装置に違いがあったりしますので、私は馴れた6番専門です。

並んでたら係員さんがいらして書類提出し、車内を確認されつつ車体番号確認し、外観検査を受けます。

「はい。ライトのロウとハイ。はい切り替えてー。ウィンカー右、次に左。ホーン。ワイパー。ウォッシャー液。行灯灯。ハザード。フォグ。。。?。」 はいOK!
フォグで一瞬フリーズしてましたが、オールクリアー

後ろに回り。
「はい。ウィンカー右次に左。ハザード。ブレーキ踏んでー。はい。オッケー!」 と僅か数十秒で一気に終了

実験2も3も実験に値しない程度の悩みでしかありませんでした。

しかし、ディーラーっていったい。。。。。。?

やはり交換屋さんだと改めて認識!

特に実験3
車検を通過するバルブにも関わらずこれを取り付けてる理由で全ての整備拒否するとは。。。

タクシーで「あなたは目が青いから乗車はご遠慮ください」と言うに等しいような。。。^^;
少し、社内規則が厳しいのではなかろうか?その反面、1000万台を超える世界同時リコールなんてやってます。(笑)


全てを払拭し、レーン入構
当然、オールクリアし、各検査合格の旨を打刻機で打刻してライン最後にそびえる集総合判定室に書類を渡して、 判子をドンっと突いて頂ければ検査は全て終了です。

それら書類一式をAの建物5番右側に提出し、^^ 待つ事3分


新車検証を公布されミッションは全て終了!

公布された新車検証



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2010.2.17
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この3年程で継続検査方法等、色々変わってます。
コンテンツ車検攻略も現況に応じて変化させております。

最近の主な修正履歴
書類代を25円 (変更)30円に

2灯式のライト検査はハイビームでの検査
(変更)
ロウビームハイビーム選択可能に。無申告ならハイビーム。
又、ロウビーム又はハイビーム検査での一方の目隠しはなしでも受験可能に(ただし不利)

書類の購入先
代書屋さんで購入を
(変更)車検場(練馬の場合はB棟)での購入

当日の再検査を無制限から
(変更)2回まで。(計3回)

タイムラグが生じる場合もございます。最新の情報は直接車検場にお問い合わせください。

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