スタンダード変化


サウナ好きで広く知られる私ではありますが、今の時期は例外でサウナに行く回数は激減します。

普通に生活してるだけで無尽蔵に汗は流せますからわざわざお金を支払ってサウナに行く発想には
至らない訳で、 サウナに通わないのが夏のスタンダードです。
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クロちゃんと土手で遊んだり、車やバイクイジリを始めてしまえば軽く汗は湧き出てきます。

そして真水シャワーを浴びれば気分サッパリ!

リフレッシュ完了です。

そんな汗かき好きの私でもってもこの時期にこたえるのが、長男相手のノック。

間違っても私からは誘いませんが、誘われると逃げてると思われるのが嫌なので、断る事ができないのが実情でして、 先日も誘われるまま。。。。。

蒸し暑い中、近所の四面ネットで覆われた公園へ行きました。
私は自転車でヤツは暑い中でも走り。 アホかも。。。。(笑)

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私は右手には軟式用バットを持ってヤツめがけて打ち込み、高校球児の返球を受ける作業を繰り返します。

バットは硬式用だと片手で振り続けるには重いでので軟式用を使います。
  (近所迷惑の事を考え音がキーンと出ないタイプ。)
因みにヤツの硬式練習用木製バットは重すぎるので両手でも辛いですが、それにオモリを付けてヤツは素振りしてるから尋常じゃぁない。
また、普通のグローブではヤツの返球を受けると皮膚が持たないし、関節の損傷叉は骨折する可能性があるのでキャッチャーミットです。

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始めてから10分もすると、体温が急激に上昇し、サウナで30分以上経過した時のようにポタポタ汗が噴き出し始めます。

血液中の水分が汗腺から噴き出し、その気化熱で体温上昇を抑える人体のメカニズムらしいのですが、
ポタポタはどうか?

気化する前に落下させてはもったいなくはないか?

それより血液中に放熱に回せる水分は一体どのくらいあるのだろう?

疑問が尽きない中、打撃を繰り返しますが、ヤツのタフさには参ります。

先に「止めよう」と言うにはどの位のタイミングがベストなのかを探るものの全く読めないまま私は30分でクタクタです。
左右に打球を振ってヤツを走らせて疲れさそうとするものの、粛々とキャッチを繰り返してくれますが、 ノックって打つ方が辛いものなのかもしれません。



 開始後、40分

日が傾いた頃、遂に私が限界点に達します。

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限界に達すると軟式バットですらとてつもなく重く感じ、一振りが死ぬ程辛く、 その一振りを最後の力を振り絞る感じで振ったりしてますので表情にも出てたに違いないと思われます。



先日の大河ドラマ「龍馬伝」の中で大森南朋演じる武市半平太の切腹シーンがありましたが、 あの自らの腹に三突き目にしたあの表情のようだったに違いないと思われます。



あの表情を演じきる大森さんには感動しました。。きっと普通に生活してて、あの表情になった事は何度もあったに違いありません。 そんなヨレヨレ状態の中、

「日も暮れた事やし、今日の所はこれ位で勘弁しちょいたる。
なめたらいかんぜよ!」

  と言い残し、自宅に退散。(自転車で)


  途中、走って帰宅するヤツに追い抜かれながら。。。。(汗)

   で、毎回ヤツと野球をやると思い出すのが、初めてキャッチボールを始めた頃の日々。


   本当にあの頃を想うと今は夢のようです。

戻ってから水道水をガブガブ飲んで水分補給しますが、本当に汗を流すと水が旨い!
 そして真水シャワーで至福の時を過ごします。

夕食後、パリッとしたシャツに着替えてティアナで出撃します。 無線待機を楽しみにしながら。

発汗運動後の真水シャワーもいーけど、無線待機中にエアコンをキンキンに効かせて寝るのも最高です。


寝つきながら考えた事が。。。。
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20年以上の昔は運動中に汗をかくと「水を飲むとバテるぞ」って当時の指導者達は真顔で言ってましたが、 あれって一体なんだったのか?

  今は運動中のこまめな水分補給が常識です。

汗の供給源は血液中の水分です。血中から大量の水分流出を続けてしまうと血液は適正な液体ではなくなり、 血液の循環に支障が生じる訳ですが、当時は運動中の水分補給は御法度だった。

そう言えば昔
ピョンピョンと「ウサギ飛び」とかもやらされていたが、あれも筋力トレーニングどころか、 身体を痛める効果の方が高く、現在は誰もやっていない。

逆に根も葉もない噂で排除される例も
かなり昔。
お腹付近で輪っかを回す玩具でフラループと言うのが日本中で大流行した事がありましたが、 「フラループは内蔵を痛める。」と言った噂がどこからともなく広がって一気に売れなくなり時代の表舞台から消えていきました。
とは言え「携帯の電磁波は脳に悪い」なんて事も囁かれたりはしたが、携帯は消える事なく踏み留まった事を考えますと、本当に 必要なものはデマには影響されないとも言えるので、必要とされるなら害があっても消える事はないのでしょう。 自動車なんてのが、いー例ですね。
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今現在「有効」と思われたり「必要」とされてる事も科学的根拠の裏付けがないものを除いて、 どれも明日にでも覆るようないい加減な事ばかりなのかもしれない。   (科学的根拠も疑わしいが。。。。)

逆に問題がなくても問題視されてる事も多数あるのでしょう。

最近、立場上からか同業者さん(でんでん虫)に禁止事項について「理由や根拠」を聞かれる機会が増えましたが、私にもわからない事が多い。

組織の意志(方針)だから」は理由にならないらしいですが、覆すような理由や根拠を考えだされてみてはいかがだろう。
一部ではなく、大多数が納得できる主張ならそれがスタンダードであり、組織の意志となり得ます。


2010.7.18
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