私鉄沿線偵察完了!
年末御挨拶

いよいよ大晦日。皆様如何がお過ごしでしょうか? 愚輩かと申しますと、22日の大攻勢以来どーもだらけております。(苦笑)
どう言う状態かと申し上げますと、仕事に出ない! 1回出て2回休みみたいな。。。。
------------------------------------------------------
まぁ22日の大攻勢で今月の出来高は「ほぼ決した」と言う安心感もございますが、カレ−ライスの配給を受けたり、 昼間のヤボ用が結構重なった影響で、昼型生活と言う当たり前の習慣が身についた結果として夜は寝ている感じでした。
とは言えこれからのお正月休暇を控え、その前に年末休暇を楽しんでる余裕などありません。
そんな中、土日の 連休明けに「今日こそは仕事に出る」鋼鉄の覚悟の元、気合いを入れて夕方のクロの散歩後に仮眠を取りました。
------------------------------------------------------
で、起きたらなんと0時! ^^;

「うわぁ−寝過ごした。遅刻だ。。」なんて個人タクシーは間違っても思いませんが、「こりゃあー駄目だ。。。」 とは思いはしたものの、もう1回寝るにしても寝過ぎで寝れません。
5時のクロの散歩までは時間が半端にはあるし、無理にも寝れそうにもないので、意を決して仕事に出る事に しました。

暇つぶしに。。。。(笑)

ティアナを十分に暖気させ、出発したら0時半でした。

一応、無線機のモニターを見たら都心部の各エリアは異常な程、ながーい待機時間です。 無線待機は寝不足で行って寝て待つか、プチオフや何か書き物がある等の諸用を平行して行うのが 無線待機の基本セオリーであり、寝過ぎの正気な人間には待ってられません。 つまり健常者には不向きです。(笑)

とりあえず個タク地元密着衆数名に現況をメールで問い合わせしてみたら「比較的善戦している」との事。 冷静な分析の結果、地元私鉄沿線攻略を決意します。
余裕をみて20リットル程、ガソリン補給し、個タク地元衆推奨ポイント(機密)に入りました。 さすが世間は年末年始休暇に入ってるだけあって、ゴーストタウンの都心部と違い、人の気配がありました。 「地元のしがらみ忘年会」で出回ってるのだと推察致しました。
------------------------------------------------------
個タク地元衆推奨ポイントでの第一投目

3分で実車のお客様
「武蔵小杉までお願いします。」

ご存知のとうり、中原街道で多摩川を神奈川県側に渡ったとすぐの所に位置しますが、予想に反して遠距離?でしたし、 何より都心発点慣れの副作用でどこをどう通ると理想的なのかを頭の中で検索してもHDナビのように一瞬には出て きませんでした。CDナビの速度かな。。。1回フリーズしながら。。。。(笑)
そのなかなか解答を導き出せない所が面白かったですね。実に新鮮でございます。 交通量が少なく、30分程で到着。

好調なスタートに満足し、「もう帰ろうかな。^^;」とも思いましたが、「せめて人並みの3時間は働こう」と 決意を固めて空車表示のまま上京を始めますと、まだ事業区域外の丸子橋の手前で乗車を申し込まれます。一瞬スルーも 考えましたが、とりあえず停止します。

お客様
「下北沢までお願いします。」

「やったー。東京だぁー」(笑) (なんで下北?) 事業区域外実車でもなんら問題ない着点に安堵しながら進行しました。

下北沢で実車を終え、料金を収受して考えます。
僅か1時間足らずで1万円を大きく越えた。「こりゃー儲かる。地元沿線狙いは妥当な判断だった。」と確信しました。 もし、都心部で1時間無線待機しても震度7とかゲリラ豪雨等の天変地異でも起こらないと配車にはなりませんからね。

待ちに待って配車になっても赤坂からの行き先が下北沢と言うのは大いにあり得ますが。。。。(笑)
------------------------------------------------------
この時、法人時代に毎月売り上げトップの先輩から言われた一言を思い出します。
先輩の一言とは

「あんたら無線屋はマンシュウ(1万以上の上客様)しか狙わないが、オレにマンシュウのお客はいらない。 繋げてすぐにマンシュウにする。遠方から戻る時間も無駄だ。アホンダラァー。」
------------------------------------------------------
環七を北上して推奨ポイントに再接近します。

遠短関係なく、待ち時間が短い(対無線待機)ので気分よく実車を重ね、ある事に気がつきます。 個人タクシーを選んで乗られる方が多い事に。。。
私の前に「いくら以上何割引き」と言う身を切り刻むような営業戦略ステッカーを貼ってる法人タクシーさんを スルーしてでも来られた時には驚きました。ひとえに個人タクシー50年の歴史を築かれた 諸先輩方の賜物としか申し上げようはござません。

勤務開始から4時間目のお客様
「片山の佐川急便までお願いします」と申されてこの日の帰庫を決意致しました。 その前に西東京付近には2回行きましたが、今回ほど車庫に近い行き先はないだろう。との判断からです。

燃料も減りつつありましたし。。。
------------------------------------------------------
私は売り上げた現金をワイシャツの胸ポケットに入れる習慣があるのですが、車庫に戻って胸ポケットに 手を入れて現金の量に驚きます。

「4時間でこんだけストックできるんだぁー」。と

胸ポケットに収まった現金君達
千円が多いのがリアルですね。(笑)

休めばゼロの所、真面目に仕事に出たので全て私の財布に収納されます。

この合計金額と同額叉はこれ以上のチケットも稀に扱う事はありますが、現金だと迫力が違います。 チケットとの大きな違いは換金手数料が発生しない事で、多い所では7パーセントの換金手数料が発生する事を 思うと夢のようですww。

何より生まれながらの現金達の取り扱いだと、組合まで換金に行く必要がない事は大きな魅力です。
------------------------------------------------------
近未来展望
来年からは営業スタイルの変革の必要性を漠然とは感じてはおりましたが、今後の営業スタイルは 景気浮揚に失敗した都心部を放棄し、郊外柔軟型でいーのではなかろうか。。。。 てな感じの手応えと 一つの方向性を少し見出せたような気がしております。
マグロの1本釣りでもサビキ釣りでも問題は水揚げ高です。目的が「水揚げ高」なら柔軟に対応したいですね。

改めて思ったのが、個人タクシーはいーですね。勤労者の多くの方は懐が心細くなったら銀行から引き落とすか、 指折り数えながらお給料日まで待つしかありません。
銀行から引き落とす事なく、その日に4時間でも24時間でも好きなだけ働いて、その日の内に 現金を調達できる個人タクシーって考えてみれば魅力的だと思います。

------------------------------------------------------
間もなく年が明けます。

1年間おつき合い頂き、ありがとうございました。
特に多数のリピーターの皆様には心から御礼申し上げます。

皆様。よいお年をお迎えくださいまし。

2010年もどうかよろしくお願い致します。

2009.12.31

HOME

 ひとりごとに戻る