個人タクシー昼間無線配車不能問題!



昼間無線配車不能問題。

2007年8月6日発刊の東京交通新聞によると、都内において昼間の個人タクシー無線配車が無線車の台数不足により多々、 配車不能に陥ってるとの亊です。 配車不能を改善しないと顧客の法人タクへの流出が懸念されるとあり、各個タク団体執行部も現状を憂慮し顧客離れを引き起こす 配車不能の対応策に追われている模様です。


07.8.25日

しかし、対応等できるのでしょうか?都内の個タクの大部分は夜に仕事しております。 それは夜の方が料金が2割増でありますし、道路は空いていて燃費は良い訳であり結果的に営業効率が良いからであります。
したがいまして夜型で営業を行う事業者が多いのは至極当然の亊となり、そのような現況下で昼間の無線車の台数を増やすなど並大抵の 施策では解決できないかと思われます。

現在の東個協の場合の対応は昼間専門無線車には無線機の無料貸し出しをしております。 他の一般無線車には昼間の無線配車協力でクオカードを支給したりしております。ちなみにその額は月一回500円。上限一回。他に月一回の 昼間当番などがありますが、これらだけでは決め手不足と言わざるを得ません。その当番日の昼間に出たとしても配車は殆んどなく、何時間も 待機する状況であり、それなら一般営業した方がまだマシと言った感じでございます。昼間に出ても、とても生計が成り立つ規模の配車など ない現状に加えてガソリン車での昼間営業だとあまりに莫大なガソリンを無駄に失います。夜にも見劣りしない収益を上げる事は並大抵では ないのは明らかであり、そのような現況下で昼間に出庫する価値は見出せませんし、個人タクシー生活の破綻もあり得ます。


広い視点で見れば顧客離れ阻止は重大な問題ですが、各組合員は営利目的で運行している以上、まずは自身の経営破綻を防ぎたくなるのが自然かと思われます。

昼間無線配車不能問題の解決はかなり斬新な発想ではないと解決できないとは思いますが、新しい営業部長の就任した本部営業部には問題解決を 期待しつつ、注視していきたいと思います。




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