祝?ガソリン値下がり !
ガソリン価格漂流!


ひたすら下がり続けるガソリン価格


今年のガソリン価格。

激しい乱高下の大漂流の末、師走目前の現在
遂に106円での注入に成功しました。(祝)

開業当初の水準に戻った訳ですが、信じられない思いです。 暫定税率が一時解除されて20円下がった程度で日本国中が大騒ぎしながらこぞってガソリンスタンドに 並びに行ったあの時の価格ですら120円台後半だったと思いますが、今現在は106円です。消費税等や暫定税率がオールコミで!(笑)

約43リッター入れて、
たったの約4600円です。  安っ!


リッター170円で入れてた時代(ついこの前)だと43リッター入れると7310円ですからね…。 その差額2710円 一回の給油でこの差額は驚異的であり、月に20回も入れたら54200円の差額であります。 年換算だと実に650400円となってしまい、五年間でティアナ1台買える差額でございます。
素直に喜びたいとは思いますが、反面空恐ろしくなりました。

なぜなら数ヵ月前。
こうなる事を誰が予測できたでしょうか?


数ヵ月前に自分で書いた記事を見ても微塵も感じていないのは明らかです。
ちなみに今年は四回もガソリンネタを書いていました。今回はその四回目となります。

一回目
検証!ガソリンン車とLPガス車
値上げ傾向の中、暫定税率が一時解除されて喜んでる様子。

二回目
暫定税率復活!
さらなる原油高騰の中、容赦なく、暫定税率が再発動される様子

三回目
祝!ガソリン値下げ !
景気に連動してガソリン値崩れ始まる。

二回目をアップした当時は世界的にガソリン需要が上昇し、今後はリッター200円突破時代もあり得る。なんて普通に考えてました。 それが数ヵ月と言う短いサイクルで激変した訳ですから驚きを禁じ得ません。 とは言っても発想力の貧困な私の予測はどうでも良いとしても問題は識者の方々の予測も及ばなかった点でございます。
完全に予測不可能な流れであり、世界は予測のできない極めて流動的な未知なる局面への移行を始めたと実感しており、 この実感こそが空恐ろしいと思えるのです。

人間はある程度の安定を常に求めております。つまりガソリン価格が右肩上がりで安定し て上がっていってる方が、ある意味安心したりします。 「来年の今ごろはいくら位かな?」とか…

  予想の範囲を越えて推移してる状況で全く先が読めない「闇雲手探り時代」の到来と言えるのかもしれません。 本当に一寸先は闇であり、しかも短いサイクルでの変化でございますから半年後は一体どーなってるか?と 疑問を投げかけても誰も自信を持って答えを出せないのではないでしょうか?出せたとしても競馬の予想屋さんのレベルかもしれません。

どうであれガソリン価格は下がりました。
運送事業を経営する立場では千載一遇のチャンスなのは間違いありませんが、以前に増してタクシー需要は冷え込んでおり、 ガソリンを消費させる機会は激減しております。
ガソリンを消費させればさせる程、価格差による恩恵を得られる訳ですが、現実は燃料タンクにガソリンをチャップンチャップンに 余らせて帰庫しており、なんとも皮肉な巡り合わせだと感じております。
景気後退が間違いなく要因ですが、ついこの前までは原油高による原材料費等の高騰が各種産業の経営を圧迫しておりました。 今では急激に原油価格が下落し、当時の懸念は一気に払拭されたにも関わらず当時(ついこの前)を遥かに凌ぐ景気の後退感や閉塞感を切実に感じております。 これだけ下がっても殆んどニュースにもならないし、景気浮揚のプラス効果として評価されない程、事態は深刻だと言えます。

今の困難な事態の打開を政府に期待したい所ではございますが、中枢から聞こえてくる声は「某業界は非常識な方が多い」と言い放つ割りに自身は 「文字が読めない」とか「なんで私より税金を払わない人の保険料を私が払わなければならないの?」とかの絶望的レベルの話だけでございまして、 漂流しているはガソリン価格ではなく、我々日本民族そのものなのかもしれませんね。(汗)

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2008.11.28

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