Club TEANA 2009 ティアナ オフ会参加 
長野 女神湖

毎年6月初頭に長野の女神湖で開催される「Club TEANA」恒例のオフ会に第4回の昨年に続いて今年も参加する為、当事業所最高顧問に1ヶ月前から遠征許可申請をしておりました。

Club TEANA 母体サイトMyTEANA 主宰 MAVIC氏
Club TEANAとは「おもてなしカー」TEANAオーナーの集まりです。

 一回の遠征でクロの散歩が2回、土曜日の朝のゴミだしやお部屋のお掃除等の諸々の家事を全て最高顧問である稼ぎ頭のカミさんに丸投げする事となってしまい、 相当な負担をかけてしまいます。「2年連続は無理かな?」とは思いつつ、ダメ元で申請しておりました所、進行の許可がおりましたので晴れて「Club TEANA」恒例オフ会に行って参りました。

せっかく本州内陸部への進行が可能となった訳なので、新潟で個人タクシー事業を営んでいらっしゃるkさんこと 川村タクシーさんとのプチオフ会もメニューに入れました。 とは言え長野の女神湖から新潟までは約300キロと遠いので双方のほぼ中間地点である国道17号線の三国峠付近で待ち合わせる事にしました。

2009.6.14

内陸部進行作戦 実施要項

1
オフ会前夜の夜間勤務を速やかに切り上げ、可能なら2時、
遅くても3時には長野に向けて進行を開始する。

2
夜明け前までには佐久平PAまで進出し、仮眠をとる。

3
仮眠後、7時までには佐久平PAを出発し、
信州上田と真田町を観光。

4
9時に観光を終了させ、女神湖を目指す。

5
10時過ぎに女神湖着。

6
13時には離脱(途中退場)し、上信越から関越に戻り急ぎ北上し、
月夜野インターから15時着を目標に猿ケ京温泉へ急行する。

てな感じの努力目標をオフ会前夜に立案、
カメラ等の機材を積載して仕事に出かけました。

 仕事を休んで朝出発する方法が一般的ですが、早起きして向かうにも関越自動車道はアホな「乗り放題政策」の為、とても渋滞が激しいので 私の選択詞には夜間移動しかありません。 雨の中の出庫で、悪天候のせいか人はおられました。(最近にしては)

休憩がてら市ヶ谷エリアへ入り、待機登録します。


雨の影響で待機車両少なし。 小一時間で配車。(1回で十分な売上でした。^^)

さらに赤坂エリアへ。
お客様の行き先がどこだろうと、これで打ち切ると心に誓っていたのですが、幸運にも関越道入り口付近まで! 当然、直ちに打ちきります。 (笑)

さらに雨量が増してる中、ガソリンを補給し、そのまま進行を開始します。

雨天とは言え、ライトをHID化させてる為にとにかく明るいのでストレスなく、夜間ドライブを堪能!
もし、運賃メーターを作動させてたら7万円程度の距離の高速移動も全然疲れませんでした。

途中から照明のない、真っ暗闇の所で、特に効果を感じました。改めて凄いです。 東松山の先は雨もなく実に快適なドライブで、上信越道に入り、横川SAまでノーストップで着。

昨年同様、同じメニューの食事をします。(真っ黒どんぶりの真っ黒スープそば)



満腹だと仮眠所の佐久平パーキングエリアでよく眠れますから。(笑)


食後、仮眠所に指定してる佐久平パーキングエリアへ向います。 軽井沢を越え、9つのトンネルを立て続けに通過すると信州佐久地方に到達する訳でございます。

トンネルはこんな感じ。  とにかく単調 (固定カメラ画像)


その後、9つの中の1つのトンネルを抜ける直前に驚きました。
トンネルの外が真っ白です。多分…雲の中だったのかと…

HIDも効果なく、とっさにハイビームにしたら白い壁はさらに迫り、限りなく視界0でした。(汗)
ハザードを点灯させて徐行で切り抜けてます。

9つのトンネルを抜けて佐久平パーキングエリアに四時位に着

サービスエリアと違い、パーキングエリアとは狭い印象ですが、ここは違います。PAの建物の横から
スロープ状の上り坂を上っていけば 見晴らしの良い広大な駐車場がございます。


早朝だと他の車は居ませんので、とても静かな上、
排気ガス臭くないので爆睡できます。(要目覚まし時計)

↓ 明けの佐久平




軽く寝るつもりが、目覚まし時計を2回も寝ながら切ってたみたいで、三回目に作動した7時半でやっと起きれました。 ティアナと寝ぼけながらノソノソ〜っとスロープを下り、下の佐久平パーキングの建物へ洗顔等の身支度へと向かいます。 そして下の層へ下りていくらも時間が経過しない内に佐久ルートで長野女神湖へと向かうティアナが複数台集まって来られました。

↓ こんな感じ



時間を忘れて、「あーだこーだ」おしゃべりしてると8時を回っており、慌てて佐久平パーキングエリアを後にします。 上田まで15分としても上田と真田の二ヶ所を見て回る時間はない。と思いつつ、 練馬から初めて上田出口で高速を下りる形となりますので少し緊張します。練馬からETC乗り放題適用で 1000円は無理としても果たしていくらなんだ?と…
で、ゲートを通過。

料金はいっせんろっぴゃく円です。

「ヤッター適用されたぁ〜」と思うのもつかの間、冷静に考えると「普通の夜間割引からいくらも かわらねぇーじゃねーか」って感じです。

あと「どこまで行っても1000円にるようにシステムを変更します」と、どっかのアホウさんが申されてましたが、絶対にやらないな…。
システムに携わる当事者にやる気がないと思われますからね。多分…。^^;
近い将来、居なくなるかもしれない方々の言う事なんか誰も聞きません。普通は! それが常識的な判断です。例えば1945年5月時点のベルリンでも某権力者は地下に隠って毎日「あーだこーだ」と作戦会議をされてたそうです。 そこでの決定事項を速やかに遂行するよう各現場担当者に伝達するものの、現場の実行率は極めて低い水準だったそうです。 それは何故か? 近い将来、居なくなる方の言う事だからです。

時間の関係上、上田を捨て、真田へと向かいます。観光目的は前回の小諸城に続いての城郭探訪となりますが、今回は「真田」のみと言う事です。

城郭探訪
真田本城址

興味のない方はスルーしてください。

真田本城址を9時半に離脱
ナビの登録ポイントのカテゴリから女神湖を選択し、目的地へと向かいます。

ナビの指定する全コースを見てみると、最終的には県道40号を南下して進むものの40号線までは右左折を繰り返す感じで、 土地勘のない私にはナビなしだと思いもつかない最短コースでした。本当に便利な時代です。

全く見知らぬ小さな街をいくつか抜けて40号線にぶち当たった本線で
同じ行き先の2台のティアナと合流。
本線合流後は2台にくっついて走れば自動的に女神湖には着きます。



何も考える事がなくなりましたので、先行するFTOさんの走る姿を撮影しながら
10時過ぎに女神湖着。

FTOさん走行動画

今回は30台以上集まるのは知ってはおりましたが、集合時間の11時前にも関わらず、かなりの数のティアナが集まってました。30台位か。。。


↓ こんな感じ

TEANAオフ会画像
Club TEANA オフ会画像

最終的にはのべ39台だったそうです。  (最遠方は姫路ナンバー^^;)



オフ会は昨年同様の流れですが、今年は安全運転技術を競うゲームなんかも取り入れており、
年を重ねるごとに参加台数に比例して中身も 充実されてきているのだと思います。


私はティアナを維持するにあたって、Club TEANAの皆様には大変な量の知識を頂戴しており、物質的にも多数のご支援を頂いておりますので、 皆さんが集まるオフ会に出向いてご挨拶しない訳にはいかないのです。


そしてその場所は私がこよなく愛する信州ですからね。

場所を変えて夕方位までオフ会は続くのですが、そんな活況の中、私は13時には女神湖を後にし、次なる目的地、 関東と越後の国境にあります三国峠手前の猿々京温泉を目指します。

(新潟県側から猿ヶ京温泉を目指すkさんのレポ)


個人タクシー生活 プチオフ会 in 群馬

もちろんナビをポチッと入れました。

進行先は予め登録済みの「猿ヶ京温泉センター」

 前回のティアナオフ会で、お風呂に関しましてはおもいっきり失敗してますので、今回はネットで調べ上げておりました。 とは言え天然温泉であって、ある程度空いてればいーやー程度です。

 ナビを見て驚きます。 目的地までの距離が家に帰るのと変わりません。 イメージとしては上信越自動車道を戻って関越自動車道を左に曲がってチョロッと走れば「三国峠」 なんて考えてましたが「ここまで来た道のりと同じ距離を走るのかぁ〜」(-"-;) と、ややモチベーションが引きぎみの中、スタートします。しかし、少し走れば気分一新し、楽しくて仕方がないのが信州です。なんと言っても景色が最高。



毎日、連なる山々の頂のパノラマを眺めて過ごせる生活が おくれたらどんなに幸せか?と思います。是非とも引っ越して住民登録し、晩年は年金生活なんか送ってみたいです。マジで!
年金だけでは光熱費しか払えないので5億円位の預金ができたら! (笑)


楽しくドライブを続け、妙義山に別れを告げたら群馬南部の関東平野に戻ります。昔で言う上野(こうずけ)で、所謂、関八洲の一角でございます。 東京同様、なんとも味気ない平野部でございますが、この平野が東京湾から続いてんのかと思うと、「どんだけ関東平野は広いんだ?」と、 改めて思います。 とは言え、西や北に目を向けますと、遥か遠方に威厳に満ちた山々が見えますのでこれはこれでよろしいかと。 関越道を北進し、沼田を抜ければ高い山々が迫ってきます。(こっちが迫ってんだけど) 「やっぱ山はい〜な〜。」と思いつつ走ってると月夜野インター着。

数分でkさんと17号線上で合流


合流後、付近のうどん屋さんで遅い昼食を取りました。何故にソバ好きの私がうどん専門店か?と密かに自問自答しつつ、入店。

とりあえず「ソバはありますか?」と無謀にも聞いた所、

   「ここのうどんは俺が打ってんだぁ〜」と意味不明の返答。

(-"-;)「まずい、怒らした…。」

もめてる時間も店を改めて探す時間もないので。
「じゃぁ食べてみようかな!天ぷらうどん」 と、注文

相当、うどん打ちに自信がおありなんだと肌で感じつつ、出来上がりを待ちます。 私はソバ好きではありますが、決してうどん嫌いではありませんし、実はうどんも好物の一つだったりします。
個人的好みの話で恐縮ですが、国内で最高のうどんは「讃岐うどん」と信じて疑わないところでありまして、結構な種類の讃岐うどんを食べ歩いております。 残念ながら関東のうどんで、讃岐うどんと互角叉は越える事はなかなか厳しいとの観点から評価に値しない可能性が極めて高いと認識しており、 外でうどんを食べる機会は滅多にないのが実情です。

今回は店主さんの熱意溢れるセールストークに押され、思わずオーダーしてみました。

お値段は1270円

さらなるデフレ進行が懸念されてる我が国では結構なお値段です。 しかし、自家製麺ですので決して高くはありません。都内の有名ソバ店の自家製麺が2500円位からが相場なので地価を考慮しても安いかな?と 思ったりしてました。
高級路線を思わせる反面、店内のサービス担当の女性の方(近所の女子高生で体操着にエプロン)が無表情だったり、お冷やお茶が、なにげにセルフだったりします。(笑) 天ぷらを揚げてる音色を聞きつつ、待つこと20分

出てきました。
(これ以上怒らすと危険と判断し、撮影は自粛しました。)
そして驚きました。

各天ぷらの量にです! 海老(多分、舶来ブラックタイガー)が2連装の脇を固めるナスが2。山菜2
天ぷらが表面を覆います。

これは… (-"-;)

「やはり麺に自信がないのでは…?その為のカムフラージュでは? うどんが天ぷらのオマケみたいに見えますが…」 (-.-;)

と思いつつ、先ずはおつゆから

ゴクっ

奥上野っぽい味か… 

次に麺
ツルッツルとはいかず、関東っぽいザラツキがあり、唇にひっかかりながら吸い込んで噛みます。
う〜んコシがない。 さすが関東って感じですが、なかなか素朴なお味でよろしかったです。

次も行こうと思います。 素朴な中に旅情感を感じる風味がありました。何より具だくさんなんで!(笑)

お腹を満腹にし、kさんとお店を後にして猿ヶ京温泉センター着。

道の先は三国峠で峠を越えると新潟県

お勘定を支払いお風呂へ

長い渡り廊下を越えてお風呂棟へ


豊島園のお化け屋敷調のお風呂棟フロア

群馬温泉画像

信じられない事に我々以外の利用者は全くおられませんでした。 土曜日でこの状況は凄い。ここでは政府発案の「土日1000円乗り放題」の効果が全く反映されてないと言わざるを得ません。 とは言え私としてはガラガラの温泉は大助かりで最高です。 今回、ここで一番驚いたのはこちらのホームページで予め承知はしていたものの全面畳敷きはやはり凄いです。


湯槽周辺はともかく、身体を洗う場所もですからね…。子供の頃から「畳を汚すな」とさんざん言われ続けて育った私には違和感を通り越して抵抗感がありました。特に畳の上でのシャンプーは! (苦笑)

内湯
推定湯温45度  ピリッときます。


露天
推定湯温42度 適温


 この露天風呂は最高です。 四角形の3辺部に池を設けておりますが、魚は皆無。温泉のイオウ成分により死滅した模様ですが、その代わりに驚く生物が多数存在しました。それはカエル達です。 お風呂に入りながらカエルの鳴き声がマルチサラウンドで聞こえてきます。
 目を閉じて想像してみてください。森の木々の香りが漂う空気の澄んだ空間の露天風呂に浸かってると、すぐ足元から無数のカエル達の鳴き声が聞こえてきます。 カエルの声を直に聞きながら入浴する事など東京ではまず味わえないだけに今回は素晴らしい機会に恵まれました。猿ヶ京温泉センターの評価は100でございます。

打たせ湯 推定湯温40度


こんな環境の中、事業区域が全く違うkさんと業界についての色々なお話を日没過ぎまでしておりました。東京での 個人タクシー生活では思いもつかない発想を得る機会に恵まれまして、改めて御礼申し上げます。今後も連携を強化できれば幸いです。


入浴後、休憩室で利用者全員にサービスで出される「ところてん」
旅情感を掻き立てる実に素朴なお味でした。また、「ところてん」と 「おつゆ」と「器」を手作りされた手間暇を考えますと、これぞ至高の「おもてなし」だと思います。

この日は600キロ走行しましたが、なかなか充実した24時間でした。最後のおもてなしに癒されて
深夜に帰京。もちろん運休しましたよー。

2009.6.14



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