2009 個人タクシー新規免許試験を前に

 今年も個人タクシー新規免許申請の試験の日が近づいてまいりました。 過去に何度も書いてますが、 毎年この時期になると昨日の事のように受験当時を思い出します。 今回限りで個人タクシー新規許可は一旦打ち切られますので受験が可能者な方には奮ってチャレンジして 頂きたかった訳ですが、希望とは逆に申請者減と交通新聞に掲載されておりました。予想はしておりましたものの 誠に残念でなりません。
 例の特定地域タクシー事業適正化・活性化特別処置法により、 合格基準の引き上げが、受験者減に特につながったと推察致しますが、まぁ〜。無理もないかもしれません。
特に地理試験ありの場合、合格ラインの突破はかなり厳しく、丸暗記漬けの日々となる事でしょう。 それも厳しい社会情勢下で法人タクシー勤務を続けながらの丸暗記漬けの日々ですからね。 そして新免試験は「今回限り」となれば他の道を模索される心境はよく理解できます。

過渡期の今、臆する事なく果敢に受験される方々のご健闘を心からお祈り申し上げます。

  さて、そんな我が個人タクシー業界。

「大丈夫か?」

 今まで毎年新免試験が実施されていたに関わらず、組織率維持どころか減少傾向でありました。 大量補充唯一の新免がなくなり、今後の補充手段が譲渡譲受だけとなると、これからはさらに 補充が追いつかなくなりますので減少率は格段に上昇しそうです。
そうなると将来的に組織経営に与える影響は大きいだろうと推察いたします。 少しでも減少率を上げない為にも個人タクシーへの唯一の道である譲渡譲受は従来の単組単位の取り組みではなく、 本部で一元管理し、ロスなく円滑な新陳代謝を企てて頂きたい次第です。

 当面は加速度を増して右肩下がりで減り続けるのは必至でありますが、我々現役世代が生きながらえている以上は 消えてなくなる事はありません。 単に規模が縮小されるだけです。
これからの規模縮小を前提としたコンパクな経営体質に変質できればなんら 問題はありませんね。 願わくは法人タクシー減車率を個人タクシー減少率と連動させて頂ければ幸いです。
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2009.10.31